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中国ドラマ「花散る宮廷の女たち~愛と裏切りの生涯~」第26話 あらすじ

2020年02月24日 09時35分07秒 | 花散る宮廷の女たち~愛と裏切りの生涯~(中)

年姝媛(ねんしゅえん)…李莎旻子(レオ・リ)
皇太子・胤礽(いんじょう)…廖彦龍(リャオ・イェンロン)
胤禛(いんしん)…鄭暁東(チェン・シャオドン)
康熙帝(こうきてい)…趙濱(チャオ・ビン)



「現した素顔」


胤禛は「もし悩みがあるならば、私を兄だと思って何でも相談してくれ」と話す。「時の流れは早いもの。私たちはお互いに愛する人ができ、雍親王は成婚を」と言う年姝媛。胤禛はうなずき「そうだな。胤礽兄上との婚礼も遠い先ではない。時機が来れば父上からお許しが出るだろう」と言う。胤禛が年姝媛の手巾を拾い「“光陰 矢のごとし 歳月 人を待たず”。時が経つのは早い」と言って渡す。それを胤礽が見る。

「何をしている」と胤禛に言いながら胤礽が来る。胤禛が手巾を拾っただけだと言うと「どうして婚礼の日なのに凝秀ではなく姝媛といる。姝媛の評判を落とす気か?」と責める胤礽。胤禛は「私たちの関係は“君子の交わり”だ。やましいことは何もない」と話す。胤礽が「男女の間で何が君子の交わりだ」と言う。それを聞き「ひどいわ」と胤礽に言う年姝媛。しかし胤礽は自分は間違っていないと、さらに「正室を娶ったのだから、もう姝媛につきまとうな」と胤禛に言う。

「私は構わないが、姝媛の気持ちも考えろ」と言う胤禛。胤礽は「なれなれしく名を呼ぶな。儀式の前も姝媛を見ていただろ」と言う。胤禛は「私の婚儀の日に、そのような言いぐさは失礼では?」と言う。
年姝媛が、騒ぎを起こさないで、と胤礽を止める。しかし胤礽は聞かず「そんな気はない。こやつのせいだ」と胤禛を見る。怒った年姝媛は、引き止める胤礽を振り払って行ってしまう。

胤禛が「姝媛も1人の人間だ。自分の物のように扱うな。2人の仲は周知の事実だ。暴言で姝媛を傷つけるのはよせ」と胤礽に話す。「では凝秀は?」と胤礽が聞く。胤禛は「父上から賜った縁組みだ。娶ったからには、一生、大切に守ってやるつもりだ」と言う。「では、なぜ姝媛に手をだす」と言う胤礽。胤禛は「私は手を出した覚えなどない。手巾を拾っただけだ」と言う。私たちには兄弟の情と皇家の礼儀があるはず、皇太子なら蔑ろにしても構わないと?と。

胤礽が「私は姝媛しか気にかけぬ」と言い返す。胤禛はため息をつき「皇太子として国を愛してこそ佳人を愛せるのだ。佳人しか愛さないのは身勝手では?」と話す。そして「誰と一緒になるかを選ぶのは姝媛本人だ。もちろん誰の目から見ても兄上と姝媛が想い合ってることは分かる。だが愛し合う2人が添い遂げられない例はこの世にごまんとあるのだ。これまで2人が多難だった原因を考えたことがあるか?」と言う胤禛。

胤礽は「私は姝媛だけを愛している」言う。胤禛は「それはただの“小我の愛”だ。兄上は皇太子だろう。国事では父上をしっかり支えることができ、私事では気の強い姝媛を守る事ができてこそ“大我の愛”と言える。このまま年姝媛と男女の愛を育むだけでは小我の愛にすぎぬ。他にも年姝媛を愛する者がいることに気づくべきだ」と話す。「お前のことか?今日、凝秀を娶ったことを忘れるな」と言う胤礽。

胤禛は「忘れるつもりはない。私の夫人は凝秀だ。だが兄上も忘れるな。病に侵された時、牢に入れられた時、他人に陥れられた時、心を痛めて泣いていた年姝媛を支えたのは誰か。真相を究明し、兄上を救う手助けをしたのは誰かを」と言う。その者が年姝媛を独占しなかったのはただ密かに年姝媛のことを守りたかったからだ、そして兄上を愛する姝媛の気持ちも、と。胤礽が姝媛への愛を認めるのか聞く。

「私は年姝媛と知り合ってから矩を超えたことはない」と言う胤禛。胤礽が質問に答えるように言うと、胤禛は「兄上のように姝媛を危ない目に遭わせるのは愛ではない。人を愛するには愛する心だけでなく愛する能力も必要なのだ。分かるか?」と話す。めでたい婚礼の日に言い争いたくない、と言いその場を去っていく胤礽。
胤禛は「この国と佳人を巡って私と争えると思うなよ」とつぶやく。


凝秀にお祝いを言いに来た賀蘭。痩せた賀蘭に「皇宮に入った時、あなたは皇太子妃、私は第四皇子夫人になると誓ったわね。私は望みを実現できたけど、あなたは…」と気遣う凝秀。凝秀はなぜ姝媛を恨むのか、殿下のどこがいいのか聞く。賀蘭は「実は私にもどこに引かれたか分からない。最初に愛したのはたぶん皇太子の位だった。でも、あんなに自分勝手に振る舞う殿下を、いつの間にか愛してしまったの。それで姝媛に恨みを」と答える。

「皇太子が姝媛に惚れ込むとはね」と言う凝秀。賀蘭は「皇太子は宮中でもっとも権勢がある人よ。皆が機嫌を取ろうとしていた中で姝媛だけはこびを売らなかった。だから振り向かせたいだけだと最初は思っていたの」と話す。でも皇太子に対する献身的な姝媛の姿を見て私の負けだと分かったと。凝秀は「いくら努力しても変えられない現実はある」と言う。「でも、あなたは手に入れたわ」と言う賀蘭。凝秀は「嫁ぐことと心を手に入れることとは別のことよ」と悲しそうに言う。「好きな人のものになれるならば、ほんの1秒でも構わないわ」と賀蘭が言い、凝秀は「執着しては駄目よ。手放さなければ希望は見えない」と忠告する。


毓慶宮。「何が“小我の愛”だ。姝媛のためなら死ねる。父上の決めた相手を娶るとは意気地なしめ」とやけ酒を飲んでいた胤礽。そこに賀蘭が来る。別れのごあいさつに来たという賀蘭。皇宮に入って数年が経ち私も嫁ぐ年頃になりました、皇宮を出ます、と。賀蘭は「もう会えないかもしれません。一緒にお酒を飲んでも?」と頼む。胤礽は承諾し、絲竹が恵妃にもらった酒を持ってくる。胤礽がその酒を飲む。

ふと見た賀蘭が姝媛に見える胤礽。胤礽は「姝媛?そなたなのか?許してくれ、私が悪かった。心配していたのだ」と言う。“ひと晩、姝媛になれば私は明日から永遠に殿下の賀蘭よ”と思う賀蘭。

翌朝。寝台で目の覚めた胤礽は、隣に賀蘭がいて驚く。体を起こした賀蘭が「昨夜はお酒を飲みすぎましたね。私はもう殿下のものです」と言う。「ふざけるな。私の心には姝媛だけだ」と言う胤礽。そなたなど好きではない、私を陥れたな、と。賀蘭は「違います」と言うが、胤礽は「そなたのことなど永遠に好きにはならぬ」と言い捨て、行ってしまう。


恵妃に胤礽が用意した酒を飲んだことが伝えられる。うまくいったことを知り「賀蘭。そなたのためにできることは、ここまでよ。今後は自分で幸せをつかみ取ることね」とつぶやく恵妃。


胤礽が年姝媛に会うため鐘粋宮に来る。庭にいた賀蘭が呼び止め「昨夜のことはご心配無用です」と話す。「あんなことをして、よく言えるな。姝媛に謝らねばならぬ」と言う胤礽。賀蘭は「口外はしません。何もなかったことに」と言う。その時、年姝媛が部屋から出てくる。
「姝媛が知ったらどうなるとお思いですか?謝れば許してもらえるとでも?」と言う賀蘭の言葉を聞いてしまう年姝媛。年姝媛に気づき「姝媛、ちょうどよかったわ。殿下がご用よ」と賀蘭が言う。胤礽は年姝媛を連れ、その場を離れる。


胤礽は年姝媛を強く抱きしめる。「何があっても私が好きなのはそなただけだ。いいな」と言う胤礽。年姝媛は「なぜ、そんなことを?」と聞く。胤礽が「何が起きようとも、私を信じてほしい」と念を押し、年姝媛は「人の心は変わるもの。約束できません」と答える。胤礽は「私は真剣に言っているのだ」と言う。「それでは私も真剣に言います。いくら皇太子でも、今後は思うがままに振る舞うのは控えてください」と話す年姝媛。うなずいた胤礽は「分かった、そなたに従う。もう困らせはしない。以前のような振る舞いは慎む」と約束する。年姝媛はそんな胤礽の様子が変だと感じるが、胤礽は真実を話さない。

兄は将軍になり、胤禔は監禁され、栄憲公主は蒙古へ嫁ぎ、凝秀も雍親王の夫人に。みんな離れ離れになり「この学び舎も変わってしまいました」と話す年姝媛。胤礽は「私のそなたへの想いは永遠に変わることはない」と言って口づけする。


永和宮。温憲を年羹堯に嫁がせたいと思っている徳妃に、康熙帝は「朕の知るところでは年羹堯がいまだに誰も娶らぬのは、栄憲を想っているからだ」と話す。「ですが温憲は幼い頃から年羹堯が好きでした」と言う徳妃。康熙帝は「だが温憲と年羹堯のことは、当人同士で解決させるべきだ。さもなくば年羹堯に嫁いでも温憲は幸せにはなれぬ」と言う。


温憲公主は年羹堯に「皇宮の外で会っていても、私を好きになれないの?」と尋ねる。「公主のお気持ちは存じておりますが、応えられません」と言う年羹堯。温憲公主は「姉上が蒙古へ嫁いでも私を愛せないと?」と聞く。年羹堯は「どうかお許しください。栄憲公主のことを今でも愛しています」と言う。私はすでにこの身を国に捧げました、男女の情のことはもう考えられません、私のことはお忘れください、と。
数日後に四川へ赴くことになったと話し、年羹堯は行こうとする。そんな年羹堯を呼び止め「私は諦めないわ」と言う温憲公主。


毓慶宮の前。賀蘭は胤礽に殿下の子を身ごもったと話す。動揺した胤礽は「黙って出ていくなら望みは何でもかなえる」と言う。「ならば私が殿下の心が欲しいと言ったら頂けますか?」と言う賀蘭。胤礽は「それは無理だ」と断る。賀蘭は殿下の心は無理でも子を授かっただけで満足だと言い、その場を後にする。
胤礽は小林子に支えられながら毓慶宮へ入っていく。


石文炳が「私の娘・賀蘭が皇太子殿下の子を宿しました」と康熙帝に伝える。ひと月前に殿下と関係を持ったようです、事実を隠していましたが子ができたと分かり私に打ち明けました、と。そんな中、胤礽が来る。康熙帝は「賀蘭がお前の子を宿したことは知っておるか」と胤礽に聞く。うつむきながら「はい、知っています」と答える胤礽。康熙帝は「そういうことならば、お前に賀蘭を娶らせよう」と告げる。

ひざまずいた胤礽は「私から年姝媛に説明したいので、少し猶予をください。縁組みはそのあとで」と頼む。しかし康熙帝は皇家の子孫として恥じぬよう自分の行いには責任を取らねばならぬと言い、賀蘭を皇太子妃に冊立すると詔を下すことに。


胤礽は年姝媛に会いに行くが、年姝媛は門を開けない。「まさか一生会わぬ気か?」と叫ぶ胤礽に、年姝媛は「そうだとしたら何なのです?」と返す。お帰りください、1人になりたいのです、と。「釈明する機会をくれ」と胤礽は頼むが、年姝媛は悲しみのあまり倒れ込んでしまう。
杜鵑に連れられ、居所に戻る年姝媛。


これまで胤礽に尽くして来た年姝媛を思い、不公平だと言う杜鵑。杜鵑は「殿下と賀蘭様の仲を信じるのですか?」と年姝媛に聞く。年姝媛は「信じようが信じまいが関係ないわ。愛した人は思うままに振る舞える皇太子よ。若くして誰よりも多くのものを手に入れている。だけど目には見えなくても背負っているものも誰よりも多いわ。殿下と関わるならば、この先ももめ事に巻き込まれる」と話す。杜鵑が「立ち向かわないのですか?」と言う。

年姝媛は「当然、そうしたいわ。殿下のためであれば水火も辞さない覚悟よ。こたびのことも理性で対処すべきだと分かってる。でもね、私はもう疲れ果ててしまったの。どう殿下を許せばいいか私には分からない」と泣きながら話す。「賀蘭様が悪いのです。姝媛様をこんなに傷つけるなんてひどい」と言う杜鵑。年姝媛は「誰かを愛すれば、その人しか見えなくなる。賀蘭は間違ってない。皇太子殿下しか見えてなかっただけよ。私はいないのも同じ。これまで殿下の目には私しか見えていなかったように」と言う。そして「今、分かったわ。この皇宮で愛を語れるのは、ぜいたくなことだと」と言う年姝媛。


ーつづくー


胤礽は欄にやられたね(ㅎωㅎ*)
恵妃にやられたというか。
どっちにしても、賀蘭が持って来た酒なんて飲むべきじゃなかったのに( ̄Δ ̄;)
ただ、こんなふうに皇太子妃になっても賀蘭は虚しくなると思う。
凝秀も「嫁ぐことと心を手に入れることとは別のことよ」と言ってたよね。

賀蘭は本当に子供ができたのかな?
それも怪しい( ̄- ̄;)

年姝媛と胤礽はこのままお別れなの?
別れるのも許すのも年姝媛はつらいよね(இωஇ )
こんなにひどいことをされたのに、賀蘭を恨まない年姝媛。
賀蘭は胤礽が年姝媛を好きなだけで、奪ったって態度だったのに(;´д`)ノ



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