台湾ドラマ「ショコラ」第14話 あらすじ

「帰宅」


宿に戻ってきた辰巳千恵は、部屋に落ちている似無刀や壊れたふすまを見て、何かあったことを悟る。しかし宿に秦是吾の姿はどこにもなかった。

その頃、秦是吾は朦朧とする体で裏庭に用意してあった車まで行き、逃げようとしていた。
ドアを開けた時、千恵の「秦是吾!」と呼ぶ声がかすかに聞こえてくる。


ふらつく体で戻ってきた是吾は、是吾を呼んでいた千恵にぶつかりながらベッドに倒れ込む。驚く千恵に「早く逃げろ」と言う是吾。奴らが来ると。しかし千恵は是吾を残して行く事が出来ない。警察に電話しようとしても繋がらなかった。千恵が是吾を励ましている時、車の止る音が聞こえる。


日本刀を持って部屋に入ってきた女は、千恵に道を聞いた日本人観光客だった。隠れていた千恵は、是吾を殺そうとする女の頭をビール瓶で殴るが、女はびくともしい。さらにもう1人同じ顔の女も現れる。
「彼を傷つけないで」と言いながら、割れたビール瓶で2人に襲いかかる千恵。しかしすぐにビール瓶を手から離され、投げ飛ばされて意識を失ってしまう。

「こんな一途にあなたを愛してくれる女がいるなら、お前の一生も報われたな」と言って是吾を日本刀で刺そうとする女。その寸前のところで、もう1人の女の元に中止の電話が入り、2人は「裏庭の車には乗らないほうがいい」と忠告して出て行く。


千恵をベッドに運んだ是吾は「目を開けろ。死ぬな」と言いながら涙を流す。じきに意識を取り戻した千恵は、是吾の無事を確認すると「私が助けたの?あなたを救えた?」と聞く。是吾は泣きながらうなずき、千恵にキスをする。

千恵をおんぶしながら宿を出る是吾。
"ああ神様。すべてを止めて、この道を永遠に途切れさせないで。是吾と一緒にずっとずっと歩いて行かせて"と思う千恵。しかし是吾は"この道は危険すぎる。このまま千恵と歩くわけにはいかない"と考えていた。


晩ご飯を食べていた麦松奇は、是吾たちが帰ってくることを皆に話す。帰りが早いと感じ「まさか、連中の条件をのんだんじゃ?」と聞く修造。松奇は睨むように見ると「過ぎた事だ。その話はよせ」と言う。


帰りの船。千恵は是吾が自分と距離を置こうとしていると感じる。しかし"何かを手に入れたいと思った時、まずそれを手放すこと。もし手放してそれがまた戻ってきた時、それは永遠にあなたのものとなる"という言葉を思い出し、自分と是吾の間にもそういう原理が働いているかもと機嫌がよくなる。そんな千恵に声をかけた是吾は、命の恩人の千恵に借りが返せるか不安に思う。


また是吾が危機を切り抜けたと知った稲重会会長は「大した奴だ」と言う。カンパニーに狙われて生き延びるとはと。会長からどう思うか聞かれた謝沢は「動いた麦松奇がすごいのでしょう。カンパニーの仕事を拒むとは、おそるべき男です」と答える。それを聞き「麦松奇め。一体、どんな手を使った?」と言う会長。謝沢は「"ご芳志"です」と言う。
そんな話の最中、会長の携帯が鳴る。

携帯を見た会長は、溜め息まじりの声を出すと「厄介事が来た。奴が戻って来た」と言う。頭が痛くなった会長が席を立ち、謝沢が机の上に置かれた携帯を覗く。そこにはケーキの画像が。


ケーキ店の前まで来た千恵は、入る前に「私に何か言うことがあるでしょ?」と是吾に聞く。是吾が「何を?」と言ったため「私たち、前の関係に戻ったの?」と言う千恵。しかし是吾は「何かあったか?」ととぼける。「分かった、もういい。後悔しないでよ」と言い、千恵は怒りながら中へ入って行く。

千恵たちが帰ってきたのに、出迎えてくれる者はいなかった。誰もいない店内に、警戒する是吾。しかし松奇たちは、皆で新しい弟子が作ったおいしいケーキを食べているだけだった。是吾は「今や大評判のケーキに」という阿栗の言葉が信じられない。そんな是吾に「信じないなら食べてみろ」と松奇は"達人"を呼ぶ。

すぐに達人はケーキを持って現れる。その達人を見て驚く千恵。「千恵さん、久しぶり」と達人は言う。


4年前。高校生の千恵は不良の彼氏と付き合っていた。そんな千恵を達人がデートに誘う。当然、彼氏は怒り「お前があいつに手を出してえなら、まずこいつに聞いてからにしろ」と握った拳を見せる。彼氏に勝てばデートに誘ってもいいと思った達人は、彼氏とケンカをするが弱かった。それでも諦めず、何度も彼氏とケンカをした達人。とうとう彼氏が根負けし、達人と千恵は1度きりのデートをすることに。
デートが終わる頃、達人は千恵の手を取り「君が22歳になった時、絶対、君に会いに行くから」と達人は言っていた。

達人のそんな話をみんなに聞かせた千恵。「つまり、お前と復縁しに来たのか」と千恵に言った是吾は「優秀な弟子なら、千恵と付き合わせたら?」と松奇に提案する。さらに「お前、ガキの頃から色気づいて男遊びとはな。早熟だな」と千恵をからかう是吾。怒った千恵は是吾を殴ろうとするが、是吾が手をつかみ殴る事ができない。そんな2人の姿を見ていた松奇は、外で話そうと是吾を誘う。


戻れないことを覚悟していた是吾は、助けてくれた松奇に感謝する。そして恩は必ず返すと誓う是吾。そんな是吾に松奇は「恩を返したいのなら、千恵とは付き合うな」と言う。瑪亜と同じ道を歩ませたくない、裏社会と完全に切れるまで何が起こるか分からん、千恵は大切な存在だと。松奇の気持ちを理解し、是吾は千恵を遠ざけることを約束する。
家の中で笑う千恵を見た是吾は目をそらす。


外の椅子に座る是吾をケーキ店から見た千恵は、是吾の元へ行き隣に座る。「何か用か?」と是吾に聞かれ、一緒に座りたいだけ、と答える千恵。そこに達人が来て、もう1つの椅子に座る。是吾は席を立ち、達人の肩を2度軽く叩いて行ってしまう。達人は嬉しそうに千恵に笑いかけるが、千恵は気に入らない。


翌日。朝食を食べていた是吾は、大学へ行こうとする千恵に「お前の送り迎え役は交代した、達人に」と言う。千恵はムカつくが、是吾はそんな千恵を無視する。

大学へ送る途中の車内。是吾は千恵ことが好きで、千恵も是吾のことが好きだと分かった達人は「いいな、こういうの。僕、こういうの好きだ」と言い出す。君と知り合った時とまったく同じ状況で、僕には手強いライバルがいると。千恵はそんな達人が理解できない。
大学へ着くと、千恵は「迎えに来なくていい」と言い、さっさと行ってしまう。その時、達人の携帯に電話がかかってくる。「ああ、帰ってきた」と話す達人。


ケーキ店の車で達人はある男に会いに行く。男と抱き合って再会を喜ぶ達人。その相手の男は謝沢だった。


ケーキを作れなかった達人は、ネットでレシピを集め、おいしくなるまで何度も作り直していると是吾に話す阿栗。根性のある奴で、あの手の男が女にモテると。そこに千恵が帰ってくる。千恵は是吾に話しかけるが、避けるように出かけてしまう是吾。


その後も何度も避けられ、千恵はお風呂に入ろうとしていた是吾の元へ行く。「あの殺し屋のせい?」と聞く千恵。私を巻き込みたくなくて、わざと遠ざけようとしているのかと。しかし「私には無駄だから」と千恵は言う。

答えようとしない是吾に「椎名が死んで、奈奈先生も去ったから沈む気持ちも分かる。でも今までのことで、私はあなたと違うと分かったはず」と言う千恵。私はあなたのために死ねる、でも見返りは不要よ、だから拒絶したり突き放したりしないで、と千恵は続ける。「だって私は…あなたの女だから」と。

真剣な眼差しの千恵に是吾はしばらくの間の後、ふっと笑い「俺の女?まだまだ、ほど遠いぜ」と言って千恵の頭に手をやり自分に引寄せる。少しはクラっときた、逃避行のあの晩"寝たい"と思った、ついて来た以上すべてを捧げるはずだ、俺のために死ねるほど愛してるんだろ?、だが、やめとこう、手を出して捨てたらおやじを怒らせる、と言う是吾。千恵は是吾の頬を叩き「もう、やめて。顔も見たくない。私を遠ざけるため下品な言い訳を並べてる。そうやって自分や私を傷つけて、一体、何になるの?私を避けなくていいわ。もう近づかないから」と泣きながら言うと行ってしまう。
つらい気持ちを流すようにシャワーを浴びる是吾。


松奇は真のパティシエになるため、毎月の幹部会の時に瑪亜が作っていた"ホワイトエンゼルケーキ"を作ろうとしていた。しかし今回も失敗してしまう。時々挑戦していたが、レシピがあっても上手く作れないと達人に話す阿栗。


翌日。「学校に送ってって。今すぐ」と達人に言う千恵。達人は喜ぶ。


ーつづくー


あの道を聞いた女の子もカンパニーの者だったのね…(￣▼￣|||)
しかも双子!?
千恵は結局意識を失ってしまったけど、勇敢だったと思う!

達人て…苦手かもヾ(・ω・`;)ノ
肝心な千恵の気持ちを無視しているように思うの…。
もっと好きな人の気持ちを考えてほしい。

会長と達人は親子なのかな?

せっかく是吾が千恵に近づいたと思ったのに、以前より遠くなってしまった感じ…(；△；)
松奇から言われる前から"このまま千恵と歩くわけにはいかない"と思っていた是吾。
避けられる千恵もつらいけど、避ける是吾はもっとつらいはず"(ノ_・、)"
すべては千恵が選ぶ事だと私は思うけど、父親の目線で、瑪亜の大事な娘として千恵を見ている松奇の気持ちも分かる(；_；)

瑪亜が作った"ホワイトエンゼルケーキ"、私も食べてみたーい(*´艸｀*)

千恵と是吾、そして達人はどうなるの!?のところで月曜まで続くなのね…_(:3」∠)_




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