皇后や后妃たちを呼び、皇宮に慣れたか聞く玉児。静児は皇太后と陛下のお心遣いのおかげで家のようにくつろげますと答える。別の后妃が「陛下には2度会ったきり。いつお顔を見られるか」と言うと「陛下の愛は平等よ。気長に待てば必ず訪れてもらえる。一時の寵愛を得るのは簡単なこと。大切なのは心をつかむことだわ」と玉児は返しながら静児を見る。そこにフリンが。
佟妃と祥妃(宛寧)がつわりで気分が悪くなり、複雑な無気持ちになりながらも静児は美味しい梅があると取りに行こうとする。しかし、フリンの横を通る時、意識を失い倒れてしまう。
静児が目を覚ますと、傍らにはフリンがいた。「ずっとここに?」と聞く静児に「皇后の寝宮にいたら変か?」と答えるフリン。そしてフリンは自らの手で薬を飲ませようとする。それを恐れ多いと言う静児。フリンは「そなたは母上に付き添い、後宮も管理している。朕がいたわって何が悪い」と優しく言う。
静児の体調は1か月経っても治らない。フリンも毎日薬を届けていたが効果がなかった。
玉児が調べさせると、薬に毒が入っていたことが分かる。誰の仕業が心当たりがないと言う静児。祥妃とは以前もめていたが、身重の祥妃が危険を冒すとは考えにくい。「では宛寧だわ」と言う玉児。姉妹同然の彼女に限ってあり得ないと言う静児に、玉児は「親しい者ほど手段を問わないものよ」と言い、宛寧を冷宮送りにしようとする。慌てて「お待ちを」と止めた静児は、ひざまずくと自分で毒を服用したと打ち明ける。
「やはり、あなただったのね」と静児に言う玉児。静児は陛下に気にかけてもらいたかったと話す。父上のためにも身ごもりたいと。玉児は静児を立たせると「気持ちは分かる。でも一時的に同情を買うことはできても長く心はつかめない。心をつかんでこそ傷つかず済むのよ。辛抱強く待てば必ず身ごもれるわ」と言い聞かせる。
フリンと宛寧が楽しそうに一緒に凧揚げをしているのを見ながら、寂しく1人で凧を揚げる静児。静児は"そのまま飛んでおいき"と思いながら糸から手を離す。糸巻きから糸が切れ、飛んで行ってしまう凧。吐血しながらその凧を追いかけた静児は、凧の落ちた場所まで行くと倒れてしまう。
静児の体は毒が体内に蓄積され、手の尽くしようがないと言われてしまう。寝台で横になる静児を見ながら「あれほど言ったのに」と言う玉児。その時、フリンと宛寧が来る。「残された時間は少ない。付き添ってあげて」と玉児は2人に話す。2人が寝台に駆け寄ると、玉児はそっと蘇瑪に侍医に口止めさせるよう命じる。「呉克善様が陛下を恨むと?」と言う蘇瑪。
フリンと宛寧から呼ばれ、意識を取り戻す静児。静児は「私は幸薄い身。どうかお気になさせず」とフリンを見つめながら話す。宛寧は懸命に絶対に元気になる、また一緒に冰嬉や凧揚げをしようと励ますが、静児は「もう疲れたの」と言う。
絵を持ちながらフリンにこの絵と一緒に埋葬してほしいと静児は頼む。「どうかお怒りなきよう」と言う静児に「たかが絵だぞ。怒るものか」と返すフリン。フリンがその絵を見てみると、そこには英俊が描かれていた。
宛寧は英俊の姿となって寝台で寝ていた静児を起こす。目覚めた静児は、やっと会えた英俊に涙を流し喜ぶ。「毎日、会いに来るから元気になってくれ」と言う宛寧。礼を言い体を起こした静児は「だけどもう遅いわ。知ってる?あなたと別れてからずっと恋しかった。後悔したのよ。一緒に逃げる勇気がなかったことを。許して」と言う。
君に捨てられて、もっと君を愛するようになった、と英俊が言うと、英俊の両手を握り英俊の肩にもたれながら「昔から怖かった。愛せぬ人と愛のない生涯を送ることが…。そして私は待ち続けたのです。愛してくれる人を。だから今生に未練はありません。来世で待ちます。私を愛してくれて、私も愛せる人を。英俊様。私は愚かですか?」と言う静児。英俊は泣きながら「来世でこそめぐり会えるだろう。愛し、愛される人に」と言う。その言葉を聞き、頬笑みながら静児は亡くなる。静児を抱き締め「死なないでちょうだい。ごめんなさい」と 言う宛寧。
揚がっている凧を見ながら"安らかに眠りなさい。来世では皇帝の女になってはダメよ"と玉児は思う。
6年後。
佟妃の息子・第三皇子に対抗し、娘に難しい字を書かせようとする祥妃。玉児はそんな祥妃を叱る。そこにフリンが来て、宛寧が懐妊したと玉児に話す。そして息子なら皇太子に立てると言うフリン。
フリンが行った後、表情の変わった祥妃を玉児は見逃さない。
御膳房で宛寧の薬に粉を入れる祥妃。しかし、それを蘇瑪がすべて見ていた。
祥妃は玉児の前でひざまずかされる。そこに鼇拜が呼ばれる。祥妃の横にひざまずき「姪に何か落ち度でも?」と言う鼇拜。蘇瑪は祥妃が宛寧の薬に粉をいれていたことを話す。「祥妃いわく、家伝の安定剤だとか。ですが皇太后が不審に思われたので味見のために呼んだのです」と。しかし鼇拜はそれを飲むことができず、玉児は祥妃に飲むように言う。慌てて祥妃は砒霜を入れたことを白状する。
「どこから入手を?」と強く言う玉児。返答に困っている祥妃を、鼇拜がお前を殺して罪滅ぼしとすると首を絞め始める。玉児が「おやめ」と止めると、叔父の指示だと話す祥妃。「そうなら一族もろとも罪に問われるわ」と言い、もう一度「誰かに指示されたの?」と玉児は聞く。祥妃は叔父は無関係だったと言い直し、玉児は祥妃を冷宮送りとする。
「この恩にどう報いるつもり?」と玉児は鼇拜に聞く。「私の命は捧げました。身を粉にして恩に報いましょう」と鼇拜は頭を下げる。玉児は武芸も秀でている鼇拜に、第三皇子を鍛錬するように言う。
急に産気づき、宛寧は男の子を産む。しかし7か月の早産だったため、かなり虚弱で「恐らく命は…」と侍医に言われてしまう。
寺へ行くまでの石段は、祈りを込めてて登ると仏に願いが通じると言われていた。フリンと宛寧はその石段を登るが、産後の疲れが残っていた宛寧は、足を踏み外し転げ落ちてしまう。そのまま亡くなってしまう宛寧。同じ頃、後宮でも宛寧の産んだ子が逝去する。
気力を失ってしまったフリンに、自分も次々と愛する人たちが亡くなったが、私は人生を諦めず生き続けてきた、あなたは私の息子、あなたも乗り越えられるはず、と話す玉児。それでも何も話そうとしないフリンに「座ったままでいるなら、私も付き添うわ」と玉児はフリンの隣に座る。
いつの間にか寝てしまった玉児。目を覚ますとフリンの姿が消えていた。
フリンは宛寧の亡くなった石段を登り寺へ。
髪を剃り出家するフリン。
フリンが宛寧の亡くなった場所へ行ったのではないかと考えた玉児は、石段を登り、寺へ向かおうとしていた。その玉児の前に、僧になったフリンが現れる。法号は"行痴"だと告げたフリンは、驚き「あなたは皇帝であり私の息子なのよ」と言う玉児に「皇帝も息子のフリンも今はいません」と言うと、玉児の手を振り払う。そして「お元気で」と言い行ってしまうフリン。玉児が泣きながら名前を呼んでも、フリンは振り返らない。
去っていくフリンを見つめながら追いかけても無駄だと思った玉児は、鼇拜に陛下は戻らないと伝えるよう小六子と蘇瑪に命じる。
紫禁城に戻った玉児は、かつてホンタイジをハンにするために"偽りを言えば夫に愛されず子に背かれ、生涯、孤独の身となる"と誓った時のことを思い返す。「先帝。これがフリンの病ね。父子共に愛に生き、愛のために死ぬ。私一人を残して孤独を味わわせるのね。天よ、これが天の仕打ちなのですか?ドルゴン。今こそそばにいてほしい。悲しみに押しつぶされそう」と言いながら涙を流す。そんな玉児は空に灯籠が上がっているのを目にする。
灯籠を上げていたのは第三皇子だった。「祖母上に教わったのですよ。民のために灯籠を上げれば人々は希望を見出すと」と玉児に話す第三皇子。
順治18年。皇太后は順治帝の崩御を発表し、8歳の第三皇子"玄燁"が康煕帝として即位。索尼、蘇克薩哈、遏必隆、鼇拜を大臣として補佐させ、玉児も自ら太皇太后として皇帝を支えることに。
清は康煕帝の治世のもと最盛期を迎える。
ドルゴンと一緒の馬に乗り、楽しそうに笑う姿を頭に浮かべる玉児。「心の中で望んでいた人生からはますます離れていく。でも、この道は私自らが望んだ。苦難があれど、歯を食いしばり生きていくのみ」と玉児はつぶやく。
ーおわりー
静児が亡くなってしまいました(;△;)
最後まで可哀想で可哀想で。
フリンは病気で亡くなったと思うよね…( ̄- ̄;)
凧を追いかけた静児…吐血と書いたけど、もしかしたら鼻血かもしれない?
吐血で大丈夫?(おい)
そして宛寧もまさか亡くなってしまうなんてー!!
息子が助かってくれていたら、きっとフリンも出家なんてしなかったよね"(ノ_・、)"
最後まで何だか…何だかで(o´д`o)=3
玉児は誓いどうりになってしまいました(0д0∥)
でも玉児は強いですね。
そして康煕帝へ。
途中から佟妃がいなくなってしまったけど…?
最後まで読んでくださったみなさん、コメントを書いてくださった皆さん、ポチッを押してくださったみなさん、皆さんのおかげで最後まで頑張れました。有り難うございました(*´ー`*)
次は「項羽と劉邦」かなぁ?
これからもよろしくお願いします!!
週末は最終回を迎えた山河の恋のお茶会をする予定ですー。
いろいろなお話、その時にしたいですね(*´艸`*)
また改めてお知らせしますー。
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静児が亡くなったのは悲しい(;_;)
英俊を想い亡くなったのだけは良かったのかな~
フリンが少しだけでも優しく接してあげて欲しかったかな~
このドラマで一番好きだったかな~
宛寧も亡くなるなんて…石段はきついって思ったけれど~運命?
そうですね、子供だけでも生きていたらフリンもがんばれたのかな~
ユアル、うん強いですね~
夫に愛されず、子には背ぬ…このようになりましたね!
嘘がって事ですか…
フリンの奇病って…母親を愛せないって事だったのかな?
あのユアルと会えなかった3年って…
佟妃はどこに?
とか、いろいろな疑問があるんですが~
また、お茶会で(≧∇≦)
聞いてみようかな~
先ずは、うささん、ご苦労様でした~
あらすじ、感想!皆さんの感想もお茶会のお話も~で最後まで視聴出来ました!
ありがとうございました。
項羽と劉邦!宜しくお願いします。苦手ジャンルなので、うささんの説明が助かると思うんです~
うささんのあらすじって分かりやすいもん!!!
終わりましたね~。
朝7:00の壁は厚く、寝ぼけながらの視聴で大雑把な内容だけ把握できたドラマでした(涙)。
ディクスに落としたけど視聴せず、うささんのあらすじ頼りでした。
世間しらずで(失礼)純粋な玉児が、真逆になっていきましたね。
そうじゃなきゃ生き残れないんでしょうけど。
フィクションな部分もあるかと思いますが、
雍正帝のご先祖さまと出会えましたね。
ありがとうございました。
静児、本当に可哀想で…多くを望んだ訳でもなかったのに…英俊に看取られて亡くなったのが僅かな救いなのかな(TT)
そしてそれなりに幸せになるかと思っていた宛寧まで亡くなって…
ユアルもいつかの言葉通りの人生に…
誰が悪いというわけでもなくドラマなんだけどこれが歴史なのかな(ToT)
康熙帝がジャクギに出会うまでの人生もいつかドラマで見てみたい~と思いました(*^^*)
うささん、あらすじにお茶会ありがとうございました。そしてお疲れ様でしたm(__)m
個人的な時間の都合で視聴メインでコメントあまりできませんでしたが、うささんのあらすじやみなさんのコメントでこのドラマも哀しいながら楽しめました(*^^*)
次は項羽と劉邦ですか…私も苦手分野です(-_-;)
長いドラマになりますがうささんやみなさんと一緒に見て行けるといいな。
できればドロドロ過ぎない宮廷ドラマもあるといいのにな♪
うささん、少し充電されてまたよろしくお願いしますm(__)m
期待大で始まったこのドラマ~何故かお茶会では愚痴ばかりでしたが、
うささんや皆さんと視聴出来て良かったです。(*^_^*)
実は私、「康煕王朝」というドラマを視聴した事があるので、
フリン(順治帝)が寵妃の死を哀しんで出家したという史実を知っていました。
順治帝の後、皇位についた康煕帝も雍正帝も名君だったので
太皇太后(玉児)は夫や息子には恵まれなかったけど
孫や曾孫には恵まれた事になり、自分の子孫がずっと皇位を継ぐのですから責任を果たした事になりますね。
本当はドルゴンとの愛に生きられたら幸せだったのでしょうが、
自分の選んだ道を歯をくいしばって生きて行く決心をしている玉児の成長に感慨深い思いで一杯です。
うささん本当にお疲れ様でした。この機会に少し休養して鋭気を養って下さいね。
何と言っても秋からはあのドラマが始まりますから…(≧ω≦)
それではまたお茶会で宜しくお願い致します。
あらすじとお茶会ありがとうございます。
ちょっと歴史をかじっていましたので、展開にびっくりしつつも最後は史実に沿っていました。玉児にはこれからも長い人生が。蘇馬も長生きのようです。
秋からのあのドラマも楽しみですね!
これからも、よろしくお願いいたします
あらすじ、お疲れ様でした。そして、お茶会ではいつもありがとうございます。
片思いがいっぱいの切ない山河の恋、最後も低いトーンで終わりましたね~。
尼さんの謎は解けましたが、フリンの奇病はよくわかりませんでした。。
ホンタイジはフリンが玉児に背くことになると、分かっていたのかな・・
だとしたら、玉児がハンの遺言のことで偽りを言ったことを知っていたのかな・・
いろいろすっきりしません。また、みなさんのご意見をお聞きしたいです。
>「この道は私自らが望んだ。苦難があれど、歯を食いしばり生きていくのみ」・・玉児は本当に強いですね。今世では天下の母になるという宿命があったけれど、来世では愛する人を間違えず、幸せになってほしいです。
それではまた。。
玉児を応援しながらみてきました。ホンタイジのなくなったあとに、ドルゴンとどんな関係になるのか期待してましたが、年月は流れてて、、最後までお互いを信頼する友人?のように過ごしたのですね。
ボゴルはアクラの息子だんだんですね。ナムチョンの様子では、好きなのはドルゴンだったんですね。
親の性格は子供に似るのでしょうか。清王朝の後宮のいさかいは、この代から引き継がれていくんですね。
皆さんの感想をうかがったり楽しくみれました。
途中でリタイアせず、なんとか完走しました。
イケメンの楽しさが少なく、、、、とくにフリンの時代には美女もおらず、、、、ちょっと寂しかったです。
ハイランチュウ、、、、、寝起きの水川あさみ
小玉児、、、、あくぬきした加藤ローサ
ナムチョン?でしたか?、、、、松居一代
田中のまーくんもどき。
そんなんを考えてみておりました~♪
一度挫折したドラマを完走できたのも
姐姐とご一緒にお話しできた皆さまのお陰です。
登場人物がそれぞれの信念で生きた
半生が描かれ、
ぶつかり合ったドラマだったように思えました。
それぞれの選んだ道がある意味明確でしたが、
さまざまな多くの登場人物が繋がることで
バランスが取れ、清という大王朝が築かれた
というストーリーを最終的には楽しめたように思えます。
次は長編ドラマですが、
ぜひご一緒に視聴できると嬉しいです。
改めましてお礼と
そして今後ともよろしくお願いいたします。
今回もうささんや皆さんとドラマを楽しめて嬉しかったです~(*´―`*)
私くしコメントはあまりせず、うささんのあらすじ&感想、皆さんの感想を見させていただいてばかりでしたが・・・たまにコメントしても登場人物の悪口ばかりで・・・すみません・・・(--;)
「宮廷の泪・山河の恋」も終わってみればあっという間でした・・・
片想いの恋ばかりで、両思いでも相手が亡くなったり結ばれないとか・・・静児にいたっては存在しない人を・・・悲しい恋ばかりでしたね・・・(;_;)
夫に愛されず子に背かれ、孤独になった玉児ですがドルゴンに愛されたこと・・・
フリンには背かれてはいたけど寝てしまった玉児に自分の外套を掛けてあげた(目を覚ました玉児に外套が掛かってたので)フリン、そんな優しさをもつ息子にも恵まれたこと・・・
それだけでも孤独を耐えて行けると思います・・・
色々と!?!?なこともありましたが・・・ご想像におまかせってことでしょうか・・・(^o^;)
次のドラマでもまた、うささんや皆さんと盛り上りたいです~
よろしくお願いいたします。m(__)m