李涵(りかん)/江(こう)王 …周渝民/ヴィック・チョウ 皇帝/憲宗の孫
黄軽風(こうけいふう)…胡冰卿/フー・ビンチン イタチの精
胡飛鸞(こひらん)…陳瑤/チェン・ヤオ 九尾狐族の末裔
李玉溪(りぎょくけい)…陳若軒/チェン・リオシュアン 王守澄の門弟
全臻潁(ぜんしんえい)…梁婧嫻/リャン・ジンシエン 祠部主事
楊賢妃(ようけんひ)…楊安琪/ヤン・アンチー 妃
太和殿。夕餉を忘れるほど政務に励む李涵(りかん)。それを陰から見ていた軽風(けいふう)は李涵の体を心配する。そんな中、楊賢妃(ようけんひ)が現れる。
自分の顔を見た李涵に福荃(ふくせん)は、楊賢妃から何度も懇願されたうえ、最近、陛下は激務でお疲れでしょうから息抜きも必要かと、と話す。
福荃の厚意を受けることにした李涵は、舞を披露した賢妃に、数日前そなたは倒れたがやはり仮病か、と尋ねる。そなたを許すのはこれで2度目だ、3度目は避けよ、と。李涵がてっきり楊賢妃の虜になったと思っていた軽風は、お見通しだったと喜ぶ。それでも賢妃を許し、今夜の夜伽をさせることにする李涵。軽風は賢妃の思いどおりにはさせないと臭いオナラをする。咳き込んで太和殿から出て来た李涵は、賢妃がしたと思い、戻って休め、と言う。
臭いが消えるまで時間がかかるため、李涵は紫蘭殿へ行くことに。それを聞いた軽風は、これぞ棚ぼたね、と急いで紫蘭殿へ戻る。
紫蘭殿。軽風が化粧をしていると李涵が入ってくる。即位する前、軽風から嫌悪された李涵は、いまだに嫌われているようだと言う。“目がイタチ似”とか“きな粉みたい”とばかにされ、私の位は五品で妹より低い、不愉快で当然では?と言う軽風。李涵は軽風の手を取り、そなたは皇帝を欺いた、懲らしめねばもそなたは掟を心得ず、将来、大きな過ちを犯す、と話す。私のためだと?と聞く軽風の手に、拾わせた水晶を1つ置く李涵。軽風は李涵の言葉を信じる。
寝台に座っていた李涵は、自分の隣に軽風を座らせる。そなたの瞳は…と李涵が言い始め、醜いことは知ってます、陛下はイタチに似てるって、と軽風は手を目を隠す。その手をどけ、だからこそ忘れられないし、好きなのだ、と言う李涵。その瞳が好きだと。
李涵は軽風を寝台に寝かせる。しかし、いい雰囲気になった時に飛鸞(ひらん)が戻って来てしまう。魅惑の実の力で、飛鸞に惹かれる李涵。下がるように言われた軽風は、この恨みは忘れない、と泣きながら言って出て行く。
飛鸞が自分を怖がる理由が劉克明たちを殺したからだと分かった李涵は、朕とて人殺しは好まぬ、と言う。だが殺さなければ殺される、皇帝などになりたくなかったが朕には夢がある、夢が実現したら譲位して皇宮を明け渡し天下を放浪すると。
飛鸞は軽風とは実の姉妹ではないことを話す。李涵は夜伽も強要せず、飛鸞が眠くなると休ませる。
泣き続けていた軽風に、後ろから手巾が差し出される。涙を拭いて、ありがとう、と返す軽風。そんな軽風に、ありがたき幸せと申せ、と福荃が言う。振り返った軽風は李涵の顔を見て、もう使ったから返します、自分で拾って、と手巾を捨てる。先ほどはそなたに失礼なことをしたと詫びる李涵。二度とあなたを信じない、と軽風が言い、福荃は何様のつもりだと軽風を叱る。それでも不機嫌なまま、軽風はその場を後にする。
落ち込む軽風は、みんなあなたを愛して私なんかには全然目もくれない、いつも私ばかりつらい思いをしてる、と泣きながら飛鸞に言う。自分に怒っていると思い飛鸞が謝ると、あなたじゃなくて天が恨めしいと言う軽風。軽風は自分がつらいのに、飛鸞に何かあったと気づき理由を聞く。
飛鸞は玉溪(ぎょくけい)が来てくれなかったことを話す。玉溪に災いが起きたのではないかと心配する飛鸞。飛鸞が玉溪を捜しに行くと言いだし、軽風は宮門で待ってみたら?と言う。陛下たちが戻ってきたら私が何とかすると。
宮門へ向かった飛鸞は、玉溪を見つけ声をかける。昨日はすれ違いで会えず、ここに来れば会えると思ったと話す玉溪。
玉溪は富豪の息子だったが7年ほど前、屋敷や田畑を役人に奪われてしまったこと、両親は役人の暴挙に怒り病に伏せったのちに亡くなったこと、人に虐げられないよう立身出世して両親の無念を晴らすため書物を読んで武芸に励んでいることを飛鸞に話す。
飛鸞は自分の髪につけていた玉の櫛を科挙の合格を祈ってあげると言う。私はあなたを思う時もらった玉佩を取り出す、私が恋しくなったらこの玉の櫛を私だと思って、と。玉溪は、玉に託された思いとは“完璧”、つまり一途な愛を意味する、そなたはその心を私に捧げてくれるか?と聞く。飛鸞はうなずき、あなたは?と尋ねる。飛鸞の両手をにぎり、うなずく玉溪。
朝議後。残した花無歓(かむかん)に、節度使によると淮南は危機的な状況だ、よって2万両の救済金を出そうと思う、と李涵は話す。しかし淮南の状況はさほど深刻ではないと言う花無歓。花無歓は節度使が奏状で淮南の苦境を訴えながらも、自分に2千両の賄賂を送り口添えを頼んで来たと話す。王守澄(おうしゅうちょう)が枢密使だった頃は救済金の半分を懐に入れていたと、花無歓の肩に手を置き、頼もしいぞ、と言う李涵。
李涵は花無歓を淮南巡撫に任じ、救済金を民に配るよう命じる。
李涵は失礼なことをした償いとして、紅綾餅を軽風と飛鸞のもとに届けさせる。飛鸞は喜ぶが、軽風は意地を張って食べない。
食べないと決めたのに、紅綾餅を手巾に包み持ち歩いてしまう軽風。軽風が紅綾餅を見てると李涵が来る。紅綾餅を見つめて何を?と李涵が聞く。軽風は、こんなのいらない、と手巾ごと李涵に投げつける。
直ちに拾うのだ、と怒る李涵。仕方なく拾った軽風に、なぜ紅綾餅を下賜したと?と李涵が聞く。
私は添え物のきな粉だという皮肉では?と不愉快そうに答える軽風。李涵は、朕の何よりの好物ゆえ送ったのだ、と言って軽風の持っていた紅綾餅を取り歩き出す。好物だと聞いた軽風は追いかけ、私めが間違ってました、と謝る。初めて“私め”と言ったな、と言う李涵。軽風は、私は不作法です、よく知った仲なのにばか丁寧に話すのは何だか気持ち悪いでしょ、と言う。李涵は、朕も友に同じようなことを言った、すると友から一国の主として君臣のけじめはつけるように忠告された、皇帝は愛や信頼を求めてはならぬ、と話す。
なぜ紅綾餅が好物だと?と聞いた李昞は、母は位の低い女官で寵愛されず後ろ盾もなかった、宦官に虐げられ泣いて帰ると、母が紅綾餅を差し出し涙目で慰めてくれたと話す。強くおなり、そうすれば将来弱者をいたぶる悪人たちを排除でき、朝廷とこの世に正義を取り戻せる、と。
李涵が世を正したい、と言い、軽風は李涵が持っている紅綾餅を取って一口食べる。おいしいと、その紅綾餅を李涵にも食べさせる軽風。
軽風は李涵が見れば見るほどいい男で立派な皇帝だと思う。その一方で、でも以前、私たち孤族を殺そうとした、愛してはいけない、と悩む。
玉溪は全臻潁(ぜんしんえい)の屋敷を出ていくことにする。竹林の小屋に住むと玉溪が言うと、私も身の回りの世話をするために引っ越すと言う全臻潁。玉溪は科挙に向けて学問に励みたいと断る。全臻潁は義父から試験管に口を利いてもらうと話すが、近道は望んでいないと玉溪は言う。縁故で科挙に合格したら肩書きだけの人間となり全さんの期待を裏切ると。
夜。竹林の小屋の前で、玉の櫛を持ちながら飛鸞を思う玉瑾。振り返ると飛鸞が立っていて、玉溪は驚く。飛鸞はあなたが恋しくなるともらった玉佩を取り出す、これを持って歩いていたらここまで導かれたと話す。玉溪は飛鸞を小屋の中へ入れる。
そなたが皇宮を出て自由の身になれば我らは一緒になれると考えてた、と言う玉溪。姉さんは、もうすぐだって、と飛鸞は言う。よかった、と喜ぶ玉溪。
翌朝、飛鸞と玉溪が朝餉を食べていると全臻潁が来る気配を飛鸞が感じる。誰か来たわ、と飛鸞が言い、外を見る玉瑾。全臻潁の姿を見た玉瑾は、隠れるように言う。
玉溪が小屋に入れたがらず、全臻潁は隙を見て小屋に入る。2人分の朝餉を見て、友が来たの?と聞く全臻潁。玉溪は友が女子で特殊な身分だと話す。だが相手のことはよく知らないと。それを聞いた全臻潁は、もう付き合わないほうがいい、あなたは義父の門弟なのよ、素性もしれない女子のせいで何かあれば義父の名まで汚れる、と強い口調で言う。外で話を聞いていた飛鸞は、自分が玉溪の邪魔をしていたと思い、科挙が終わるまで会いに来るのはよそうと思う。
ーつづくー
軽風は街の男の人には魅惑の実の効果を発揮できたよね?
李涵には効かないのかな?
李涵が飛鸞を見た時だけ、目が赤くなってかかっている感じ。
それにしてもネズミに相談してる軽風がおかしい(≧▽≦)
そして太和殿でのオナラも忘れちゃいけない!!
思い出しただけで笑っちゃーう(๑´ლ`๑)フ°フ°
でも魅惑の実の力がなくても李涵は軽風を特別に思っている気がする。
イタチも李涵にとっては大事だと思うし。
あと少しで夜伽ができたのに、軽風、残念(*≧ω≦*)
飛鸞も相思相愛なのに邪魔者が(* ̄∇ ̄*)
足止めされたと分かってて、無理に小屋に入るのはどうかと思う。
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あの旋風少女の百草が、あの独孤加羅が・・・いたちの軽風になればするんですね。えらい!
なぜ軽風より飛鸞の方が魅惑の実の効き目が強いのでしょう?
李涵の目が赤く光るのがちょっと怖かった。
やっぱり、いたちより九尾の狐の方が格上だからでしょうか。
狐顔よりいたち顔の方が可愛いのにね~