路招揺(ろしょうよう) 役…バイ・ルー
厲塵瀾/墨青 (れいじんらん/ぼくせい) 役…シュー・カイ
琴芷嫣(きんしえん) 役…シアオ・イエン
洛明軒(らくめいけん) 役…リウ・ユーチアオ
柳蘇若(りゅうそじゃく) 役…ミー・ルー
琴千弦(きんせんげん) 役…リー・ズーフォン
姜武(きょうぶ) 役…ダイ・シュー
「善行の値段」
塵稷山・万路門。牢に入れられた滄嶺は意識がないままだった。門徒から陣を施されてしまう滄嶺。
戯月峰に忍び込もうとしていた琴芷嫣は門徒たちに見つかってしまう。鼻をぶつけ鼻血を出してしまう琴芷嫣。同じ頃、禁足地の門衛に輿で送らせていた招揺も鼻血が出る。琴芷嫣の身に何かあったと思った招揺は、輿から飛び降りて駆けていく。
戯月峰に向かい、からかわれていた琴芷嫣を助けた招揺。屋敷の中へ入った招揺は、万路門で暮らすなら虐げられて当然だと言い、琴芷嫣を縄で縛りつけ口に詰め物をしてしまう。そして琴芷嫣を寝台へ。
翌日。袁桀の屋敷へ向かった招揺だったが、北山主が不在だという門徒たちの話を耳にする。予定を変更し力の回復をしようと考えた招揺。招揺は昨日見れなかった栖止地の市へ行くことに。
門主の命で落し物を捜しに来たと嘘をつき禁足地へ入った招揺は、衣冠塚の横にある木の中へ入る。
書物を読んでいた厲塵瀾は、禁足地へ誰かが侵入したと気づく。
栖止地。招揺は薬の名前を忘れてしまい、通りかかった曹寧に回元丹だと教えてもらう。そこに曹寧の母・周氏が。息子に気安く話しかけないで、と言う周氏、しかし曹寧の縁談に夢中の周氏は、うちの息子とお似合いじゃない?と言い出す。逃げるようにその場を後にする招揺。
回元舗。招揺は店に入ろうとするが、入り口で天元銭鏡により銭を持っていないことを見抜かれ入れてもらえない。もめそうになっているところを子游(しゆう)に止められる。
子游は栖止地の銭はよそとは違う、大元気銭舗には善悪の行いが記録されていて、善行を積んでいれば銭も多いと話す。人を使って善行をさせても、君の名前で行えば君の帳面に記録されると。決まりには続きがあるが、招揺は最後まで聞かずに行ってしまう。
しばらく歩いていた招揺は、1粒服用すれば1000銭を進呈するよ、当店の新商品・空空丸の試供品だよ、と仕事をしている子游を見かける。聞いていた客たちが新薬の実験台が欲しいのかと立ち去り、招揺だけが残る。これも何かの縁だ、試してみないか?と言う子游。どこに行ってもあなたがいるのね、と招揺が言うと、子游は仕事を掛け持ちしていると話す。
薬の効果は人によって違うが、体力や精神力の増強で品質保証もあると聞き、招揺は新薬を飲んでみる。
木の中に入り禁足地へ戻って来た招揺。怪しい薬のせいで胸がむかむかしていた招揺が座っていると、厲塵瀾に首をつかまれ持ち上げられてしまう。なぜ、また入った、2度は許さぬぞ、と言う厲塵瀾。招揺は、前回も今回も私が入ろうと思ったのでは…、と言う。では誰のせいだと厲塵瀾が聞く。招揺はとっさに、あの墓の主です、と嘘をつく。厲塵瀾は招揺を放すと、誰の墓だと思う?と尋ねる。招揺は、路招揺ですよね、と答える。
墓には名前がないのになぜ分かる?と言う厲塵瀾。招揺は、本人が夢枕に立ったんです、“善行を積んでくれ、さもないと取り殺す”と、と話す。あり得ぬ、魂がとどまっているなら俺の所に来るはずだ、と厲塵瀾が言う。私も不思議です、迷い込んで取りつかれたのかも、だから私を責めるのは間違いです、と言う招揺。厲塵瀾が招揺は何と?と言う。招揺は“代理で働け”と、善行です、話す。
厲塵瀾がどんな様子だったか聞く。招揺は、青白い顔に恨めしげな表情、“許せない”と何度も言っていました、“天下を統べて頂点に立つはずが訳も分からず殺されて悔しい”とも、死んだ時のままにあなたを恨んでいます、剣塚から助け出せばあなたに富と名誉を与えようと考えていた、なのにあなたは万鈞剣を奪い招揺を殺した、敵を討つそうです、と答える。それなら、なぜ、まだ来ない、と墓を見ながら言う厲塵瀾。招揺は、上等だわ、私を挑発する気?と思う。
昨日弟子入りを拒まなかった、今回だけは見逃してくださいと甘えた声で厲塵瀾に頼み込む招揺。厲塵瀾が何も言わないことで禁足地の門衛たちは招揺を直弟子だと思い込む。
門衛たちは招揺を輿に乗せて部屋まで送る。
薬のせいで胸がムカついている招揺は、縛っている琴芷嫣の横で眠る。
翌朝、招揺の体は透けていた。透明になった招揺は門徒たちを叩くが、見えないだけでなく声も相手には聞こえない。
招揺は厲塵瀾を殺そうと無悪殿へ行く。短剣を持ち近づいて行くが、厲塵瀾は万鈞剣によって守られていた。誰もいないのに剣と短剣が戦っているように見える厲塵瀾。仕方なく招揺は出て行く。
厲塵瀾は駆けつけた林子豫に外で異常がなかったか聞く。林子豫の配下が、誰かに触れられたのに人影はありません、短剣がなくなっています、と答える。このことは内密にするよう厲塵瀾は告げる。
厲塵瀾は琴芷嫣の部屋へ行く。寝台で横になっている琴芷嫣に、誰に縛られたか聞く厲塵瀾。琴芷嫣が路招揺だと言うと、招揺が慌て琴芷嫣の首に手を置く。そして、私を売ればあなたも終わり、万路門で1人で生きられる?、ごまかしてくれたなら自由の身にする、もういじめない、と言う招揺。迷ったが琴芷嫣は自分で縛ったと話す。厲塵瀾が、自分で縛ったのなら解くこともできるはずだな、解いてみろ、と言う。招揺は終わったと思うが、琴芷嫣が体を動かしていると縄が解けてしまう。解けましたけど、と琴芷嫣が言い、厲塵瀾は部屋を出て行く。
厲塵瀾は阿大を呼び、戯月峰の琴芷嫣を見張れ、異常があれば報告を、と命じる。
招揺は厲塵瀾の弟子になったことを琴芷嫣に話す。あなたが弟子に?と言う琴芷嫣に、“私”じゃないわ、“私たち”よ、と言う招揺。そして招揺は、あなたは身分のある人物よ、門徒に難癖をつけられてもびくびくしないで、明日は腕が上がる丹薬の入手法を考えなさい、今のあなたの武芸では豚以下だわ、薬でも使わないと無理よ、と言う。あなたも飲んだら?と言う琴芷嫣。北山主の門弟と戦った時あっさり倒され、千塵閣から万路門に戻る時も簡単な術さえ使えなかった、本当は大した腕じゃないのね?と。
小毅(しょうき)と小恩(しょうおん)と共に江州で一番繁華な通りへ来た姜武。急に江州に来た理由は、天下に名を馳せるためだった。
町へ来た招揺と琴芷嫣は助けが必要な人を捜していた。山査子飴を落とした子に新たしい山査子飴を差し出し、この飴は路招揺からよ、と言う琴芷嫣。驚いた子供は、また飴を取られるよ、と言うと受け取らずに逃げてしまう。
歩いていた招揺と琴芷嫣は、今度は困っているおばあさんを見つける。路招揺の代理で助けに来たわ、と言う琴芷嫣。
ーつづくー
あの木の中に入れるのは招揺だけみたい…。
銭を稼ぐために善行を積もうとしている招揺だけど、決まりには続きがあると言っていた子游の言葉が気になる(ㅎωㅎ*)
回元丹じゃなく子游に試供された丹薬を飲んで透明人間に!!!(✽ ゚д゚ ✽)
厲塵瀾からしたら、万鈞剣と短剣が戦っているから不思議だよね。
自分で縛ったと言う琴芷嫣の縄もかなり不思議だったと思うけど。
琴芷嫣の天然(?)さと、招揺が面白くて(≧▽≦)
2人のやりとりが楽しい。
もう、すっかり招揺も女魔王の貫禄がなくなっちゃって!!
残っているのは物怖じしないところだけ?(*´艸`*)
山査子飴の子供がまた出て来た(⁎˃ᴗ˂⁎)
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子游の怪しい試薬は、透明人間になる薬だった(◎_◎;)
琴芷嫣が二人いると都合が悪いことも
招揺が透明人間になれば大丈夫、やりたい放題~
消えます、消えます、消えます♪ (古っ!)
でも、どうやって元に戻るのかな?
ED曲の曲調が少し「開封府」のED曲に似てるような気が(^^♪
子游の薬を飲んだことも、人のためになること???
なんて考えちゃいますね(⁎˃ᴗ˂⁎)
そうそう、どうやって元に戻るのかも気になります。
薬の効き目が切れるのかな?
「開封府」のED曲、要チェックですね!!