宮殿の寝台に横たわっていた玉児は、自分の名を呼ぶドルゴンの声で意識を取り戻す。朦朧としたまま「助けて、怪物だわ」と叫びながら体を起こす玉児。ドルゴンは狩りの途中、うなり声を聞きつけ駆けつけると、玉児が負傷し倒れていたと話す。きっと、あの怪物の声だと言う玉児。怪物は見ていないが、動物を襲った爪痕から判断して狼か熊だろうとドルゴンは言う。玉児は狼と熊なら私に食いつくはず、あれは人影に見えたと言い返す。今から捕まえましょ、と言う玉児に、ドルゴンはまず叔母上にお祝い伝えてくるように言う。
哲哲の元へ向かった玉児。可愛い女の子だと玉児は喜ぶが、哲哲の顔に笑顔はない。美人になると侍女も言うが「だから何?女の子なんて何にもならない」と目を伏せる哲哲。そして「男の子というお告げだったし、侍医も脈新で男の子だと言っていたのに、どうして女の子が生まれてきたの」と涙を流す。ハンにも男の子が欲しいと言われた、会わせる顔がない、と。そこにホンタイジが来る。
哲哲の体調を気遣った後「生まれたとか。男の子か?」と聞くホンタイジ。言いにくそうに哲哲は「お、女の子でした」と答える。失望させて、と哲哲が言うと、ホンタイジは「また機会はある」と言ってくれるが、子供の顔も見ずに行ってしまう。涙が止らない哲哲に「体力が回復すれば、また身ごもれます。次は必ず男の子です」と励ます玉児。
清寧宮。
哲哲に子供が生まれ、側福晋の2人が祝いの品を持ってくる。しかし、側福晋たちはホルチン部や3人目の子も女の子だった哲哲を見下していた。側福晋たちと話をしている時、淳福晋の使いから、淳福晋が懐妊したことを聞く。哲哲は側福新たちと「今度見舞いましょう」と約束する。
後日。側福晋たちとお茶会の約束をしていたが、哲哲が来ると誰も来ていなかった。淳福晋の所へ行ったと知り、哲哲は怒りの感情を抑え込む。そして自分も淳福晋の元へ行くことに。
淳福晋は大福晋とお子に会ったか側福晋の2人に聞く。2人は顔を見合わせて笑うと、笑い話として"ホルチン部の女は美女しか産めない、3人目も女だったわ"と言う。そして「あなたは息子を産んで、大福晋の座を奪ってやるのよ」と言う側福晋たち。それを哲哲は聞いてしまう。
哲哲がつわりによく効く薬を持ってきたと淳福晋に話している時、ホンタイジから淳福晋への贈り物が届く。その贈り物は子授け観音だった。側福晋が「ハンは男の子が待ち遠しいようね」と言い、いたたまれなくなった哲哲は出て行く。
清寧宮に寨桑が見舞いに来る。家族こそ心の支えだと言う哲哲。寨桑はすぐに哲哲が屈辱を受けたことが分かる。ホンタイジの側福晋たちは満州貴族や八旗の有力者の娘、不遜な態度を取られても耐えるよう寨桑は話す。そして人払いをする寨桑。
今日は子に会いに来ただけではないと寨桑は言う。ハンにおけるホルチン部の存在が揺らいできている、八旗の福晋が身重とは見過ごせない、男の子を産まなければホルチン部は危うい、と話し「私はホンタイジにホルチン部の未来を託したのだ。没落を待つわけにはいかん。次の一手を打っておく必要がある」と言う寨桑。寨桑は哲哲の力となる玉児をホンタイジに嫁がせると言う。寨桑に言われれば、哲哲もそれに従うしかない。「玉児のことをホンタイジに働きかけてくれ」と寨桑に言われ、哲哲は「はい」と答える。
寨桑が出て行った後、涙をこらえる哲哲。
寧遠にいる袁崇煥が行く手を阻み、このままでは南下できない状況に。奴にはかなわないのか?と思う気持ちに押しつぶされそうなホンタイジは酒を飲む。
哲哲は玉児にハンに嫁ぐ気持ちがあるか聞く。「ハンは万人が崇める英雄です。私はつらくはないけど、叔母上が気の毒です。私を自分の夫に嫁がせるんですよ」と言う玉児。哲哲は側室はたくさんいる、気にしてたら泣き暮らすしかない、大切なのは子孫繁栄で大福晋としての責任もある、ハンの妻になればホルチン部の栄誉だわと話す。忘れないで、後宮ではあなただけが私の家族よ、あなたと助け合えるなら私も心強いと。あなたはハンが好き?と聞かれ、恥ずかしそうにうつむいた玉児は「私がハンを好きでも気に入ってもらえるか」と言う。「私が取り成してあげる」と言う哲哲。
酔ったホンタイジは、湯浴みをしようとしていた海蘭珠を襲いかける。ホンタイジを押しのけ、海蘭珠は逃げていく。
目覚めたホンタイジは、自分が海蘭珠に何をしたのかを思い出す。
公務をしててもホンタイジは海蘭珠のことを思い出し、頭から離れない。
薬湯を持ってきた哲哲は、宮殿には美しい福晋は多いが、器量よく気遣いのある才色兼備の者を迎えてはどうかとホンタイジにすすめる。哲哲の見つけた候補がホルチン部の者だと知り、期待をしてしまうホンタイジ。候補が玉児だと分かり「まだ子供だ。嫁ぐには早すぎる」と言う。
宮殿に明からの使者・陳が来る。明の臣下と自称せよ、という条件に怒ったドルゴンは「和議ではなく投降と同じだ」と陳に怒りをぶつける。ホンタイジにも「金や領土をくれてやるならまだしも、明の臣下と称するなんて父上があの世で嘆いている」と怒鳴るドルゴン。ホンタイジは机を叩き「黙れ」と言う。
ドルゴンの失礼を詫び、臣下と称することに対し「その程度で争いを免れるなら喜びの極みだ」と陳に取り繕うホンタイジ。陳は高笑いする。
陳が出て行った後「なぜ、へりくだるのです」とホンタイジに詰め寄るドルゴン。ホンタイジは「男なら時には耐えよ。父上も昔、明に屈した。この程度の屈辱が何だ。いずれ復讐できる」と言う。しかしドルゴンは和議とは表向きで実際は足固め、寧遠の守りが強固になれば陥落できないと言い返す。それに「策には策で対抗する。この機に英気を養い、明の牙城への補給を断てば、行こうの攻略にも勝算がある」と言うホンタイジ。
親王符で陳に「昨日は飲み過ぎて無礼を言った」とドルゴンは謝る。私とて和議など結びたくはないと言う陳。陳は「父は寧遠の戦いで戦死した。だが犬死にではない。ヌルハチをあの世に送れたわけだしな」と笑う。陳を睨みつけるドルゴン。
ドルゴンは「過ぎたことだ。明と後金は今や家族も同然だろう」と言い、虎の毛皮を陳に贈る。軍営に敷いた上で号令をかければ雄々しいはずだと。喜んだ陳は毛皮を広げさせる。しかし、しまおうとした時、毛皮の裏に袁の似顔絵があることに気づき「袁殿の上に立てと?」と陳は激怒。和議など結ぶ必要はないと言い、ドルゴンも「上等だ。戦場で会おう」と言い放つ。
ドルゴンが陳へしたことの報告を受けたホンタイジは「袁崇煥の父親は私の刀に倒れ、私の父は奴に殺されたのだ。本来なら刺し違えたい。なぜ少し我慢できんのだ」と怒る。そして今は使者をなだめ、和議を進めるのみ「たとえ明にドルゴンの首を献上してもだ」と哲哲に言うホンタイジ。それを偶然、玉児は聞いてしまう。
玉児は陳を追いかけ、ハンからの届け物だと甲冑を見せる。汚れた甲冑に無礼千万だと言う陳。しかし玉児は、これは寧遠で戦死した明兵の甲冑で、明兵の流した血だけでなく後金兵の血もついている、連戦で両軍の兵は大勢死傷し、戦いがつづけば犠牲者も増え続ける、民の安泰な生活は陳殿にかかっていると、ひざまずく。そして「明の兵よ、家族が迎えに来ました。これで故郷で安眠できます」と甲冑を差し出す。陳は甲冑を受け取り、戻っていこうとする玉児に「やはり私も戻ろう」と言う。
甲冑を使い、和議を結んだ玉児に喜ぶホンタイジ。有能だと玉児の兄・呉克善に話す。援軍も必要なくなったと。しかしホンタイジは玉児には単独とは無謀だと言う。「ドルゴンの首を献上すると聞き、慌ててしまって」と言う玉児。「ドルゴンの首が心配か?奴を監視してやってくれ」とホンタイジが返し「誰があんな豚…いつもハンに迷惑かけてる」と慌てて玉児は言う。
玉児が部屋を出て行き「後金の幸運の星だけあるな」と呉克善に言うホンタイジ。ホンタイジは玉児が素直で非情に聡明、まるで駿馬、一体どんな男なら御せるのだろう、と言う。それを聞いた呉克善は、さりげなく「父も嫁のもらい手がないと困っています。妹はお告げで"天下の母"になる定めとか。どの英雄が妹を娶ることやら」と話す。
玉児は豚のお面をかぶったドルゴンに驚かされる。自分のことを"豚"と言った恩返しだとからかうドルゴン。ドルゴンは助けてくれたお礼に私の身を捧げる、君の父上に縁談を申し込みに行こう、と言うと行ってしまう。
ドルゴンは贈り物を持ち、哲哲のことへ行く。子を抱くドルゴンに「そろそろ、あなたも身を固めたら?」と言う哲哲。ドルゴンは「実はずっと意中の人がいました。義姉上に打ち明けるので取り持ってもらえますか?」と言う。「力になるわよ」と哲哲は言うが、その相手が玉児だと聞き驚く。哲哲は協力はするが、うまくいくかは2人の縁次第だと言う。
ドルゴンと哲哲が話しているところに、呉克善と小玉児が来る。子供の顔を見に来たと哲哲に言う小玉児。
小玉児はドルゴンに「明の使者を懲らしめた十四親王?心から敬服します」と言う。哲哲は小玉児は玉児の従妹で、幼い頃から一緒に育ってきたとドルゴンに紹介する。
ーつづくー
玉児が無事でよかった(*´ー`*)
でも何だったんだろう?
十四爺の助ける姿もきっとカッコよかったに違いない(*´艸`*)
また抱っこしたのかな?(妄想)
ホンタイジが海蘭珠を気にしてる。
でも、海蘭珠は想い人がいるし、あんな事されたらホンタイジを好きななることはないかも…。
冗談ぽく言ってたけど、十四爺の「大丈夫。君以外に妻は娶らない」がよかった(*´ω`*)
でも寨桑から玉児をホンタイジに嫁がせろって言われてるから、哲哲は十四爺に協力はしないよね…きっと(;△;)
十四爺と玉児はお似合いなのにぃー。
うわぁぁぁ、いろいろ気になるのに月曜日までおあづけだΣ(T▽T;)
また待ち遠しい長い週末になりそう(;_;)
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何か今後重要なコトじゃないよですね?きっと。。
ドルゴンがユアルを助けたっていうことに
何か意味を持たせたかったのかな?
しかしあの若きハンにたくさんの側室がいるのには驚いた~w(゜o゜*)w
(そんなんでもないかな~?雍正帝に比べれば少ないよねきっと
これからユアル、この中に飛び込まなくてはならないのね)
「宮廷の諍い女」同様みなさん仲良くない(´へ`;
イヤミの応酬、悪口、出身部族を気にする
そして正室の座を狙う・・(これパターンかな?)
それより私的に大問題が発生です(大げさな(*´∇`*)
ホルチン部特有の髪型というのでしょうか?
ロングの細いみつあみに赤い髪飾りを一緒に編み込むユアルの
髪型に一人萌えていたのですが。。。
盛京、ハンのいる宮殿ではあの髪型ではいられないみたいです。
・・・盛京でのユアルに萌えれない(;´▽`A``
なんにせよ玉児が無事で良かったです~(*´―`*)
ドルゴンがどんな風に助けたのかなかったのは残念でしたね~見たかったなあぁ・・・(*´▽`*)
哲哲の産んだ子が女の子だったからって、側室2人のあの態度・・・( ̄▽ ̄;)
そしてそんな時期に懐妊の淳福晋・・・なんだかこれから怖いこと起こりそうな気が・・・淳福晋の子が女の子だったら平和だと思います・・・(--;)
ホンタイジ・・・
うささんの仰る通り、海蘭珠のこと気にしてますよね・・・哲哲がすすめたのが玉児じゃなくて海蘭珠ならOKしてたっぽい感じでしたし・・・でもあんなこと海蘭珠にしといて・・・謝ったのかなぁ・・・(--;)
うささんの仰る通り、玉児とドルゴンはお似合いですよね~(*´―`*)
哲哲が玉児に嫉妬してドルゴンの味方してくれるのがいいなぁなんて・・・でもホルチン部から誰かしら嫁がせなきゃいけないだろうし・・・ホンタイジは海蘭珠がいいみたいだけど卓林が戻ってくるのがいいし・・・(--;)
あっ!玉児と海蘭珠のいとこの小玉児がいるじゃん!と思ってしまいました~(≧▽≦)/
パソコン版で送信時間を見たらtoriaさんと12秒差~もう少しで同時送信だったのにーのにー
ほんともう少しで同時送信でしたよね♪
何か以心伝心?!意気投合?!
すみません、何か一人で盛り上がってしまいましたぁ(*´∇`*)
>Appleさん
ホンタイジ笑うとステキですぅヽ(*^^*)ノ
Appleさんも、ワイヤーアクション
かっこよく見えなかったですか?
私もテレビの前で「エーーッ?!」と爆笑です。
蘭陵王みたく、馬の乗り降りしっかりやってくれれば
古風だけどとてもステキに感じます。
蘭陵王も宇文ヨウも馬に乗る姿も乗り降りも
ホント絵になりますものね。(*´∇`*)
あらためて2人に惚れ惚れしちゃいました。
和議がどうなるかとひやひやしましたが、
玉兒が機転を利かせてくれてよかったです。
十四爺、本当に血の気の多い設定ですね(苦笑)
その一方で、皇太極と海蘭珠。
あんなことになるなんて。
儘ならないとはいえ、そこに行ってはいけないでしょう・・・
皇太極本人もそんな気が無かったとは思うのに、
思いはうまく伝わらないですね。。。