路招揺(ろしょうよう) 役…バイ・ルー
厲塵瀾/墨青 (れいじんらん/ぼくせい) 役…シュー・カイ
琴芷嫣(きんしえん) 役…シアオ・イエン
琴千弦(きんせんげん) 役…リー・ズーフォン
姜武(きょうぶ) 役…ダイ・シュー
「唯一無二の選択」
過去の見える鏡を使い、上機嫌で酒を飲み門衛をしていた墨青に近づいた自分の姿を見る招揺。口づけしようとする招揺に墨青は顔を背ける。私を見て、と招揺が言うと、墨青は、俺は醜いから…、と返す。招揺は墨青を自分に向かせ、どこが醜いの?、お前の目は美しいわ、夜空に輝く星のよう、と言って口づけする。そのまま激しく口づけを交わす2人。
招揺が寝てしまい、墨青は銀の鏡の首飾りを招揺の首にかける。
招揺を捜す司馬容と暗羅衛の声が聞こえ、急いで招揺から墨青が離れる。すぐに見つけた司馬容の指示で招揺は無悪殿へ運ばれていく。自身も行こうとした司馬容が振り返るが、何も言わずに行ってしまう。
半年後。司馬容は、やったことを忘れたと?、と招揺に言う。戯月峰を焼いたうえに私の口からは言えぬようなことも…と。やるわね、と他人事のように言う招揺。司馬容は招揺のかけている首飾は誰から奪い取った物なのか聞く。招揺は、きれいだわ、誰の物でも今は私の物よ、と言う。あきれる司馬容。招揺は、不死身の洛明軒はもう死んだも同然よ、今後は正派も邪派も私が治めるわ、と話す。
また時が流れ、今度は鏡に剣塚が映る。万鈞剣が現れ、その剣を持ってしまう墨青。招揺が放すように言っても、墨青はどうすることもできない。飛ばされた招揺を瓦礫の中から琴千弦が見つけ素山に連れていく。それを知らない墨青が手を傷だらけにし、泣きながら招揺を捜す。
懸命に招揺を捜していた墨青の背後から袁桀が来る。袁桀は墨青を殺そうとするが、万鈞剣にはじかれてしまう。
鏡を見ていた招揺が、琴千弦が私を救った?、とつぶやく。涙なしでは見られません、そんなに思われているならその人に嫁ぐべきです、と言う曹寧。懸命に自分を捜す墨青を見て、ふっと笑った招揺が、私も同感よ、今気づいた、墨青が築き上げたのはかつて私が夢見た万路門だわ、私が捨てた望みを覚えていてくれた、そしてかなえてくれた、と言う。
鏡を返したあと曹寧に、銭はいつか必ず返す、墨青が待っているから行くわ、私が消えてうんと動揺しているはずよ、と言うと招揺はその場を後にする。
木のうろに入ろうとした招揺だったが入れない。そこに来た子游が、長く滞在し過ぎたのかもな、ここの食べ物や空気になじみ過ぎると出られなくなる、と話す。ここに長くいるとこの地に慣れて過去を忘れる、来たばかりの頃は自由に行き来できるけど長くいればここを出る術を失うと。
素山。路十七は歩きながら、なぜ木が移動するの?、と琴千弦に聞く。琴千弦は迷路陣に惑わされているのだ、永遠に出られぬやもしれぬ、と話す。
琴千弦の様子がおかしいことに気づいた路十七が心配する。寒そうな琴千弦の手を握った後、温めようと抱きしめる路十七。琴千弦は宗門大会の路十七を思い返す。少しは温かくなった?と聞く路十七に、すごく温かいと笑いながら琴千弦は言う。琴千弦も路十七を抱きしめようとするが、意識を失ってしまう。
路十七は琴千弦を背負うと、進む道がないなら私が開く、と言って拳で氷壁を砕きながら前へ進む。出口が見え始め、意識を取り戻す琴千弦。
迷路陣を出ると溯言や門徒たちがすぐに琴千弦に駆け寄る。その様子を見ていた姜武は、琴千弦、これからが見ものだな、お前が聖人君子ではないと世間が知ればどうなると思う?、とつぶやく。
溯言はすぐに千塵閣に戻り手当をしましょうと言う。しかし万路門に戻れと言われている路十七が止める。万路門に行こう、と言う琴千弦。
3日ぶりに自分の体に戻った姜武。姜武は琴千弦を殺すより面白いことを考えたと小毅と小恩に話す。今はまだ秘密だと。姜武が3日間に何があったか聞く。小毅は金仙と路招揺が復活したばかりか…厲塵瀾と一緒に六合天一剣で金仙と柳蘇若を殺した、と言う。なぜ招揺が六合天一剣を?と姜武は思う。
琴芷嫣の調べはついたか?と姜武が言う。琴芷嫣には双子の妹がいるんだ、万路門の調べでは怪しい点はない、自分から鳳山に出向き金仙復活のために血を採られたようだ、それで金仙が復活、そこに路招揺が現れさらに厲塵瀾もやって来た、復活したばかりの金仙はたちまち逝っちまった、と言う小毅。姜武は、そういうことか、路招揺はどこに?、と言う。小毅は金仙を殺した後、花火になって消えたらしいと話す。
滄嶺の意識が戻る。なぜここにいるのか聞く滄嶺に、柳蘇若に傀儡術をかけられ金仙復活に利用された、と言う顧晗光。金仙が復活したと聞いて滄嶺は驚く。顧晗光は、だが金仙も柳蘇若も死んだ、琴芷嫣がお前を心配し万路門に連れてきた、と言う。芷嫣はどこに?と体を起こそうとする滄嶺。止めた顧晗光は、路招揺を捜しに、と言う。
行こうとする顧晗光を呼び止め、滄嶺は父のことを尋ねる。顧晗光は、江河が手当てして無事だ、意識も戻った、だが宗門の掟に固執し万路門での治療を拒否した、だから別の場所にいる、だが、お前の治療は断らなかったぞ、と答える。
顧晗光が部屋を出ようとすると、入り口に沈千錦が立っていた。碁の誘いに来たと言う沈千錦。ぜひ一局、お相手願えないかと。
碁を打ちながら、宗門にいらしたそうですね、なぜ路招揺に忠義を尽くし万路門を離れぬのですか?、恩でもあるのですか?、と沈千錦が顧晗光に尋ねる。顧晗光は、恩などない、私は虛宗門の秘籍を盗み悪事の限りを尽くしたゆえ他に行き場がなかっただけだ、と言う。そして専心せねば負けるぞ、と言う顧晗光。沈千錦は、今の話は嘘でしょう?あなたは穏やかで優しい方です、と言う。
栖止地。子游はここで暮らし私と同じ旅籠で働けばいいと招揺に話す。しかし、絶対に戻りたいと言う招揺。子游は近くに座っていた竹季に、旦那はここにきて随分長いんでしょう?戻る方法を知りませんか?、と尋ねる。方法ならある、だが代償が大きすぎる、やめておけ、と言う竹季。招揺は戻れるなら構わないと言う。
竹季は浄池へ招揺と子游を連れていく。俗世を離れるためには今生での執着を捨てねばならぬ、栖止地を離れる際も浄池で栖止地の痕跡を洗い流す必要がある、と話す竹季。この池には血液を清める効果があるが入る前に体の5か所を斬らねばならぬ、血道が交わる部分とここを斬って体内の血を半分以上流す、血が入れ代わる際の激痛に加えて気を緩めれば命を失う可能性も高い、と。招揺は、やるわ、と言う。血を洗う苦しみは普通の者ならばとても耐えられぬ、痛みに耐えたとしても先天の気を損なうぞ、と言う竹季。それでも絶対に帰りたい招揺の気持ちは変わらない。何のために?と竹季が聞く。招揺は、私に対する深い愛情に報いるためよ、と答える。
九天術は強力な術で命の危険があると、考え直すよう阿大は厲塵瀾を説得しようとする。しかし招揺が戻るなら構わないと言う厲塵瀾。厲塵瀾は、暗羅衛を集めて護衛を、と命じる。
阿大は命を賭して九天術で前門主を捜すと言っている門主を止めてほしいと琴芷嫣に頼む。
琴芷嫣は厲塵瀾に会い、路招揺は必ず戻ります、無理をせず待ちましょう、と話す。わきまえている、もう何も言うな、と言う厲塵瀾。琴芷嫣が、路招揺だと知っていたのですか?、と尋ねる。厲塵瀾は琴芷嫣血を見ると、招揺は俺にとって唯一無二の存在だ、と言う。
私のせいだわ、と思う琴芷嫣。
厲塵瀾が九天術を使うと知り、牢へ行った小艾は林子豫に伝える。隣の牢に入っている袁桀がその話を聞いて笑うと、自分から死んでくれるとは願ってもない、と言う。そして林子豫に、厲塵瀾はお前など眼中にない、この先も変わらぬ、だが奴より上に立てばおのずと手に入るだろう、と言う袁桀。厲塵瀾に尽くしても牢に入れられた林子豫は、何をすれば?、と袁桀に聞く。袁桀は、これを私の配下の周伯に渡してくれ、と言って林子豫に向かって投げる。それを受け取った林子豫は小艾に渡す。袁桀が、この日をどれほど待ったことか、と言う。
ーつづくー
路十七がすごすぎる(≧▽≦)
あれでは迷路陣も形無しだね。
何も考えず氷壁を壊して進んだ素直な路十七の勝ち、みたいな(*´艸`*)
招揺も厲塵瀾もお互いを思って命を懸けようとしてる。
すれ違いにならないといいんだけど(;д;)
どちらが早いかな?
林子豫がとうとう(o´д`o)=3
見返りを求めてる時点で駄目だよね。
これでは今までやってきたことも忠義ではなくなってしまう。
ただ気に入られたくて、見返りが欲しくてやってただけ。
これまでもそんな感じだったけど、完全に…ヾ(・ω・`;)ノ
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