中国ドラマ「花散る宮廷の女たち～愛と裏切りの生涯～」第15話 あらすじ

年姝媛(ねんしゅえん)…李莎旻子(レオ・リ)
皇太子・胤礽(いんじょう)…廖彦龍(リャオ・イェンロン)
胤禛(いんしん)…鄭暁東(チェン・シャオドン)
康熙帝(こうきてい)…趙濱(チャオ・ビン)



「疑惑の視線」


年羹堯の言葉が嬉しい栄憲公主。涙を流す栄憲公主を年羹堯は抱きしめる。そこに、皇太子殿下が手合わせを、と使いが来る。その場を後にする年羹堯。その直後、手を叩きながら温憲公主が歩いてくる。「仲むつまじい男女ね」と言う温憲公主。ウルグンは蒙古に帰ったし、年羹堯との仲を引き裂く者もいないと。栄憲公主は「気持ちは分かるけど愛は押しつけられないわ。私たちは本気なの。どうか分かって」と話す。

納得しない温憲公主に「年羹堯が誰を選ぼうと、本人の自由だわ。私たちでは決められない。愛しているなら尊重すべきよ」と言う栄憲公主。温憲公主は「許せない。大嫌いよ。年羹堯を私に返して」と栄憲公主の服をつかみながら言う。もめている2人を見て、年姝媛が駆けてくる。「おやめになって」と年姝媛が栄憲公主から温憲公主を離すと、温憲公主が転び顔に傷が。「年家の人間はろくでもないわ」と言い、温憲公主は泣きながら行ってしまう。


鐘粋宮に戻った年姝媛。しばらくして温憲公主を負傷させた罪で、慎刑司に連行されてしまう。その様子を見ていた賀蘭は、笑みを浮かべ「徳妃様を怒らせたのだから罰を受けて当然ね」と言う。


泣いている温憲公主に薬を飲ませる徳妃。そこに血相を変えた皇太子・胤礽が来る。「年姝媛を慎刑司送りにしたとか」と言う胤礽。徳妃は「年姝媛は公主を突き倒し負傷させたゆえ、見せしめに慎刑司で少し懲らしめているだけよ」と言う。胤礽が「どうかお目こぼしを」と頼むと「公主を傷つけた者を、それほど簡単に許していいの?」と言う徳妃。胤礽は「先に温憲が栄憲姉上に乱暴し、年姝媛が諌めたとか」と言い返す。それでも徳妃が「侍医によると温憲の顔には傷痕が残るとか」と言い、懇願しても無駄だと思った胤礽は出て行く。


日が暮れ、居所に来た年羹堯と温憲公主は会う。傷に効く薬を年羹堯から渡され、心配してくれたと喜ぶ温憲公主。しかし年羹堯が「どうか妹をお許しください」と言い、ぬか喜びだったと分かる。温憲公主は「お断りよ」と薬の瓶を床に投げつけ割ってしまう。


年姝媛が慎刑司で刑に処されている時、胤礽が入ってくる。胤礽は年姝媛を助けるため、慎刑司から連れ去ってしまう。


第四皇子・胤禛と茶を飲んでいた徳妃が「魚は食いついたわ。あとは釣り人の忍耐次第ね」と言う。「こたび打撃を与えられぬとしても、今後、目の前に続くのは“いばらの道”。順風満帆に進みたくとも、かなわぬでしょう」と言う胤禛。そんな話をしている中、温憲公主が来て皇太子が年姝媛を連れ去ったと大騒ぎする。胤禛は「お前のことは父上が公正を期してくださる。父上が戻るまでおとなしくしていろ」と話す。それでも「だけど…」と温憲公主が言いかけ「慎むのよ」と止める徳妃。


戻って来た康熙帝に納蘭明珠が、ウルグンと淑慧公主が7日前に都を発ったと報告する。皇太子に再三侮辱され、ウルグンは怒りに任せて国に帰ったと。「分かった」と言って康熙帝が退朝し、第一皇子・胤禔がニヤリと笑う。


賀蘭が「顔に傷をつけられて泣き寝入りすると?」と歩きながら温憲公主に尋ねる。「年羹堯に何度も謝らせて、きちんと責任を取ってもらうつもりよ」と言う温憲公主。賀蘭が「陛下に報告しては?」と話すが、父上が知れば簡単には許さない、そうすれば年羹堯から嫌われてしまう、と温憲公主は返す。そこに康熙帝が声をかけてくる。

温憲公主の顔に傷を見つけた康熙帝。転んだだけです、と温憲公主は言うが、康熙帝は何か隠していると思い賀蘭に聞く。賀蘭は原因は年姝媛が公主を突き飛ばしたからだと話す。年姝媛は慎刑司送りとなるも、皇太子を唆し事なきを得た、公主は泣き寝入りするしかなく落胆を、と。康熙帝は年姝媛に、ひと月、斎宮を掃除させることにする。


ウルグンの件をどう申し開きするか悩んでいた胤礽。胤礽は曽祖母の太皇太后に頼みに行こうとする。しかし、その前に康熙帝が来てしまう。
「皇太子なら行動に移す前に情勢を読むべきを、ずいぶんと派手にやってくれたな」と胤礽を叱りつける康熙帝。皇太子付きの太監として制止しなかったと、康熙帝は小林子に杖刑40回の罰を与える。そして胤礽に「お前に代わっての罰だ。この教訓を忘れるでない」と言う。


雨の中、掃除をする年姝媛。それを見ていた賀蘭が「私は夢でも見ているのかしら」と言う。「いいえ。お望みが現実になったのです」と言う絲竹。賀蘭はようやく胸のつかえが下りた気分だと話す。絲竹が「陛下が年姝媛を疎んじるようになれば、皇太子は賀蘭様のものかと」と言う。2人が話している最中、そばまで来ていた胤礽が「そなたを娶りはせぬ」と言い、賀蘭は急いで挨拶をする。「そなたが父上に密告したのだろう。決して忘れぬからな。私が愛するのは年姝媛だけ。手を出せば後悔することになるぞ」と言う胤礽。

賀蘭と絲竹が下がり、小林子が「あれでは賀蘭様に対して残酷なのでは?」と言う。賀蘭様が殿下をお慕いになるがゆえだと。しかし胤礽は「はっきり言わなければ苦しめるだけ。好き嫌いを変えられるわけがない」と言う。


朝議。ジュンガル部がウルグンに接近し、ウルグンも前向きだと報告が。「姚啓聖から奏上がありました。目下、戦艦を建設中であり、この間、台湾をけん制するためにも海禁を実行してほしいと」と索額図が話す。ジュンガル部とウルグンが結盟すれば蒙古と戦になってしまう。黄河の決壊で街道が塞がれたため、兵糧が前線に運べないことも問題だった。康熙帝は「福建総督・姚啓聖に命じ、ひと月の間、福建、浙江、広東などに海禁を敷け。それにより移住させる民の状況も調べよ」と梁九功に告げる。さらに索額図をバリン部へ赴かせ、ウルグンと交渉させることに。


年姝媛が外で食事をしていると胤礽が来る。冷たい態度を取る年姝媛に、茘枝肉を渡す胤礽。好物に喜ぶ年姝媛だったが「これで許すと思わないでください」と言う。いい大人なのですから後先を考えて、と。「索額図を遣わし、ウルグンと交渉させている。すぐに解決するはずだ」と話す胤礽。年姝媛は「簡単に考えすぎです。したたかなウルグンがこのまま引き下がると?」と話す。うかつだったと認め、しかと改めると胤礽は言う。


戻った索額図が「ウルグンの条件は…。栄憲公主を輿入れさせぬ限り和議は結ばないと」と康熙帝に報告する。その条件さえのめば、清と共同でジュンガル部を射つと言われたことも。


栄憲公主を呼んだ康熙帝は「昔からひ弱なお前を誰よりかわいがった。だが今は国の危機。お前は清の公主である。清の民のためにも公主としての責務を果たしてほしいのだ」と話す。数日、考える猶予をもらい、栄憲公主は下がる。
康熙帝は梁九功に「これでよいと?」と聞く。「ご聖裁に私が意見できましょうか」と言う梁九功。しかし心を痛める康熙帝に、梁九功は「私には分かります。陛下のご決断は国の行く末を案じられてのことだと」と言う。


栄憲公主は母・栄妃の前で涙を流す。「もし嫁ぎたくないなら、陛下にお願いすれば何とかなるわ」と話す栄妃。しかし栄憲公主は「いいえ。嫁がなければ戦となり大勢の人が家族を失うでしょう」と言う。栄妃は栄憲公主を抱きしめる。


栄憲公主が笛を吹いていると年羹堯が来る。落ち込んでいる栄憲公主を気にかける年羹堯。栄憲公主は「もし、いつか私が消えたら?」と聞く。年羹堯は「あなたは消えませぬ。陛下に婚姻を願い出ます」と言う。「もう遅いわ」と言う栄憲公主。蒙古への輿入れに応じたと。驚いた年羹堯が撤回を求めると言うが、栄憲公主は「これは公主としての運命なの。他に道はないわ」と止める。「いいえ。私が出征して勝利すれば、嫁ぐへ必要がない」と行こうとする年羹堯。しかし栄憲公主は「もう終わったのよ。どうせ徒労となる。無力な私たちは抗うこともできない。私を忘れて」と言うと笛を渡し去って行く。年羹堯は笛を見つめながら強く握りしめる。


ーつづくー


温憲公主がひどい(；д；)
「返して」と言うけれど、年羹堯と付き合っていたわけでもないのに?
薬だって年羹堯が妹のことを心配してのことだし(;´д｀)ﾉ

杖刑になった小林子が、まさか防具をつけていたなんて(*´艸`*)
しかも胤礽の防具!!!
胤礽の寸法で作ったって(≧∇≦)ﾉ彡

胤礽が賀蘭に「そなたを娶りはせぬ」と言ってくれてスッキリ。
意地悪なことばかりしているのもお見通しね(￣▼￣|||)

そして栄憲公主が年羹堯と別れることを決め…。
嫁ぐことを条件にするなんて、ウルグン卑怯すぎる。
きーーーーーーーーーーっ(● ˃̶͈̀ロ˂̶͈́)੭ꠥ⁾⁾
自分が嫌われていると分かっているくせに。
誰かを好きな人と一緒になっても、自分も幸せになれないはず。



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