李涵(りかん)/江(こう)王 …周渝民/ヴィック・チョウ 皇帝/憲宗の孫
黄軽風(こうけいふう)…胡冰卿/フー・ビンチン イタチの精
胡飛鸞(こひらん)…陳瑤/チェン・ヤオ 九尾狐族の末裔
李玉溪(りぎょくけい)…陳若軒/チェン・リオシュアン 王守澄の門弟
全臻潁(ぜんしんえい)…梁婧嫻/リャン・ジンシエン 祠部主事
花無歓(かむかん)…韓棟/ハン・ドン 宦官/内侍少監
翠凰(すいおう)…宋楠惜/スン・ナンシー 狐族/侍女
杜秋娘(としゅうじょう)…左小青/ズオ・シャオチン 憲宗の妃
王守澄(おうしゅうちょう)…李彧/リー・ユー 宦官/枢密使・右丞大将軍
太和殿。奏状でも淮南の被災民の暴動は花無歓が職務を怠ったせいだと訴えが。上奏した大臣たちは王守澄と懇意な者ばかりだった。
咳き込む李涵を心配し、やはり太医を、と言う福荃。しかし李涵は呼べば太皇太后が騒ぎ立て事が一層面倒になると止める。
花無歓が血だらけで戻ってくる。暴動の首謀者を都まで護送するはずが、道中で賊に殺されたと李涵に報告する花無歓。生き残ったのは私と配下2人だけだと。さらに花無歓は、賊は平服を着ていましたが、皆、神策軍の者かと、と言って賊が身につけていた令牌を差し出す。やはり王守澄の差し金だったと激怒する李涵。
李涵は自分への警告として王守澄が故意に証拠を残したと分かっていた。屈せず花無歓を守ろうと思う李涵だったが、陛下が私をかばえば私情に流され法を曲げたと王守澄に非難されます、さすれば陛下の威信が失墜します、と花無歓は言う。
翌日の朝議。救済のため淮南に赴くも職務を怠り暴動を招いたとして、李涵は花無歓の淮南巡撫の任を解き、杖刑40回の罰を与える。さらに花無歓は皇宮外の任務に携わってはいけないことに。
罰を受けながら、吐血し意識を失ってしまう花無歓。李涵は手を握りしめる。
李涵が自分の警告だと察して花無歓に罰を与えたことが嬉しくてたまらない王守澄。皇宮外のことに携われなくなったことで、自分に指1本も触れられなくなったと安心する。しかし全臻潁は陛下が皆の前で杖刑にしたのは花無歓を守るためだと話す。
王守澄は昔、敵対した花無歓の父・博陵王や一族を皆殺しにしていた。博陵王の一人息子だった花無歓は、皇宮に送られ宦官にさせられてしまう。
紫蘭殿。科挙にいる玉溪を励ましに行かない飛鸞。離れていてもお互いの心は通じ合ってる、という飛鸞が軽風は羨ましい。私たち2人は母さんの乳で育ったのに、なぜ私だけ不幸なの、と軽風が話していると、あんたはイタチだからよ、と言いながら翠凰が来る。
軽風は皇帝を愛し、飛鸞は玉溪に惚れたと知って来た翠凰。翠凰はイタチでは無理だと、飛鸞に皇帝を誘惑するように言う。しかし飛鸞はもう玉溪以外の人を愛せないし夜伽は無理だと嫌がる。色恋にかまけて孤族の大任を忘れたのかと翠凰が怒ると、軽風は私が誘惑すると言う。自信ありげな軽風を信用できず、私が手を下すしかない、とつぶやいて翠凰は行ってしまう。
花無歓が危篤だと聞き、急いで内侍省に向かった李涵。昏睡状態に陥るまで黙っていたことに李涵は激怒するが、取り乱せば大局に影響します、王守澄は陛下を警戒しており機を見て動こうてとしています、決して衝動的になりませぬよう、と福荃が諌める。1日も早く奸臣を除き国の安泰を、と花無歓と誓ったことを思い出した李涵は、会わずにその場を立ち去る。
花無歓のことを思いながら歩いていた李涵は、池の近くで軽風と会う。
軽風は、陛下も私と同じで母親の身分が低いために幼い頃虐げられた、それで私は愚かにも親近感を覚えてしまった、陛下は雲の上の存在でみんなに愛される存在なのに、と話す。皇帝は偉大か?と聞く李涵。軽風は、もちろん、みんなに敬われて何をしても人から文句を言われない、と答える。あなたは天子、天の神を除けば一番の権力者だと。
李涵は目を伏せ、朕の最も信頼する友が昏睡しており瀕死の状態だ、朕は戸口に立つも中にすら入れなかった、朕がその友を杖刑にした、ある者が友を利用し朕を屈服させようとしている、と話す。死罪にすればいいのに、と言う軽風。李涵は、それができれば友を杖刑にしたりせぬ、皇帝は天下無敵だと?と声を荒げる。すぐに李涵が謝り、私は罵られても平気、鬱憤を溜め込めばいずれ体を壊します、と軽風は言う。
軽風は李涵の手を引き芝生のある場所へ連れていく。李涵を裸足にすると、自分も裸足になって芝生の上で飛び跳ねる軽風。軽風は李涵に、果てしない大草原にいると想像してみて、と話す。子供の頃に出会った少女と駆け回ることを想像する李涵。李涵の顔がほころぶ。
はしゃぎながら李涵の周りを駆けていた軽風が転んでしまう。飛鸞、来たか、と言って軽風の気をそらせ、脱臼した足首を治す李涵。李涵は、昔人に倒されて脱臼しては、母がこうして手当てを、と言う。
軽風は手で李涵の眉間のしわを伸ばし、私は陛下のしかめっ面より笑顔が好き、と話す。李涵が微笑み、素敵だもの、と言う軽風。
李涵は歩けない軽風を抱きかかえ、寝台まで運ぶ。軽風と李涵はそのまま結ばれる。
眠っている李涵の横には玉があった。今は神龍の気で守られていない李涵。しかし軽風は殺すことができない。その時、李涵を襲おうと翠凰が現れる。思わず李涵を守ってしまう軽風。
好機だったのに、なぜ殺さなかったのかと翠凰が軽風を責める。あんたは一生李涵を殺せない、と。軽風は、じゃあ私の愛で陛下を感化して孤族を大切にさせる、これで孤族の大任はちゃんと果たせるわ、と言う。そんな軽風に、魅惑の実のせいであんたは李涵を愛し、李涵は飛鸞しか愛せなくなったのよ、と話す翠凰。私が書物で調べたところ魅惑の実は陰陽に分かれ、陰は甘く陽は酸っぱい、甘いほうを食べた飛鸞は天子の心をつかみ、酸っぱいほうを食べたあんたは天子に惚れるの、即位式で魅惑の実を操ったあと李涵に惚れたわよね?そして李涵は飛鸞に首っ丈になった、と。
飛鸞が誘惑すればたやすく任務が完了し、自分はいてもいなくても関係ない、と落ち込む軽風。しかし軽風は、飛鸞は玉溪を愛してる、あんな一途な子が陛下に肌を許すわけがない、だから任務を果たせるのは私しかいない、とすぐに前向きに考え直す。
紫蘭殿。訪れた李涵は、自分の選んだ香木の数珠を軽風に贈る。後ろから抱きしめ、ほのかな香りで嗅ぐと心が安らぐ、と言う李涵。そこに飛鸞を怒鳴りながら翠凰が来る。
李涵は舞姫の分際で朕の寵妃を怒鳴ったと、翠凰に杖刑20回の罰を与えようとする。かばう翠凰。李涵が、では追放しよう、と言うと軽風が、いっそ紫蘭殿に置いて侍女にしては?と言い出す。ぜひ私たちの侍女にと。意見を聞いた飛鸞が、全て姉さんの言うとおりに、と言い、李涵は宮中に置くことをすぐ決める。
狐の毛皮を持って歩いていた花無歓とすれ違う翠凰。翠凰は力を使って毛皮を落とし取ってしまう。2人は毛皮を奪い合い、翠凰は魅惑術を使う。しかし花無歓に術は効かない。
翠凰は浙東国から来た紫蘭殿の侍女だと話し、無礼を詫びる。
花萼楼。病の杜秋娘(としゅうじょう)に、肌寒い季節になりました、と狐の毛皮を渡す花無歓。毛皮を見て夫の憲宗を思い出した杜秋娘は、讒言を信じあなたの一族を殺した、でも私には深い寵愛を、と言って狐の毛皮を頬に当てる。
王守澄により宦官にされた子供の花無歓は、生きていても屈辱でしかないと自害しようとした。しかし、それを杜秋娘が止める。人の尊厳は体ではなく心の中にある、自身の持つ豊かな才能と強い意志によって皆の尊敬を勝ち得なさい、と言った杜秋娘。
杜秋娘に命を救われた花無歓は、秋妃様なくして今の私はいません、と言う。そんな花無歓を翠凰が陰から見ていた。花無歓の所業はすべて秋妃のためだったのね、とつぶやく翠凰。
夜。寝苦しさで目を覚ました杜秋娘は、目が赤く光った狐の毛皮に襲われる。意識を失う杜秋娘。
杜秋娘は、あれは絶対妖怪よ、と花無歓に話す。花無歓は警護を固めて秋妃様をお守りします、と言う。
狐の毛皮を葬る翠凰。そこに花無歓が来る。花無歓は、やはりな、お前は一体何者だ、なぜ秋妃様を驚かせるような真似をした、と言う。翠凰が、私の仕業だったらどうする、と聞くと、花無歓は秋妃様に万一のことがあれば命で償えと返す。翠凰は、皮をはがされる狐たちは秋妃よりずっと怖くて苦しい思いをしてるのよ、と言う。狐を哀れんでやったことだと思った花無歓は、この件の罪は問わないことに。しかし、再び秋妃様に手を出せば容赦しないと言う花無歓。
青霄門。玉溪に送られて帰ってきた飛鸞は、科挙が終わったから竹林に会いに行く、と話す。待っている、と言う玉溪。飛鸞は玉溪の頬に口づけし、駆けて行く。そんな2人の様子を陰から全臻潁が見ていた。
あとを追った全臻潁は、飛鸞が胡婕妤だと知る。
華陽居。立春に幸福を祈る行事が宮中で行われることになり、全臻潁は玉溪にも手伝ってほしいと頼む。
あなたには特殊な身分の友がいるのよね、宮中の者?と聞く全臻潁。玉溪は宮中の舞姫で妃嬪ではありませんと答える。全臻潁はだまされていない? と言うが、貧しい書生をだます理由が?と玉溪は笑う。
軽風は池の近くで李涵と楽しく過ごしていた。しかし飛鸞が来ると李涵は飛鸞に夢中になり、軽風の手も振り払う。足を痛めたふりをしても、また朕を欺く気か、だからそなたは好かぬ、と言われてしまう軽風。置いていかれた軽風に翠凰が、警告したでしょ、皇帝は飛鸞しか愛せないって、と追い討ちをかける。
皇宮。胡婕妤に贈り物をすると、全臻潁は玉溪を付き合わせる。
李涵と一緒にいた飛鸞は玉溪のにおいに気づき、気分が悪くなったと急いで紫蘭殿に戻ろうとする。しかし間に合わず、玉溪に自分が胡婕妤だと知られてしまう飛鸞。飛鸞が意識を失い、李涵は抱きかかえて連れて行く。ニヤリと笑う全臻潁。
ーつづくー
魅惑の実、翠凰の言ってたことって本当!?
だから飛鸞の魅惑の力にだけ李涵が反応していたの?
…でも、そしたら街で男の人たちにタダにしてもらえてたのはどうして?
魅惑の実の力がなくても李涵は軽風に惹かれているよね…。
そうじゃなければ夜伽なんてしないはず(;´д`)ノ
っていうか、夜伽!!!
そう夜伽!!!
大事なところ!!!(๑>◡<๑)
軽風の化粧しすぎの顔につけ過ぎの髪飾りが大爆笑(≧∇≦)ノ彡
ほんとイタチ面白くて大好き♪
花無歓が宦官にさせられた理由が切ない。
王守澄を恨む理由も納得。
命の恩人でもある杜秋娘は花無歓にとって大切だよね。
今回は私の好きなお姫様抱っこが(*´艸`*)
でもちゃんと見れたのは飛鸞のほう。
やっぱり軽風をちゃんと抱っこして見せてほしかった(≧▽≦)
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元々はいい家のおぼちゃまだったんですね。
魅惑術を使って術が効かなかった花無歓に対して、翠凰が狐の毛皮で怒ってたもののちょっとトキめいたかも?
麗王別姫の霊児=何霊依で同じような悪役だった全臻潁は、もうお腹が真っ黒くろすけ~
美しい花には毒があると軽風が言ってた、その通りでした。