台湾ドラマ「ショコラ」第19話 あらすじ

「伝言」


立ち上がった阿門に、一瞬、怯んだものの「もっと脅してみろ。昨日、秦是吾が稲重会に何しに来たと思う?わびを入れにきた」と笑う河合社長。阿門がテーブルを持ち上げると、河合社長たちは逃げて行く。


退院を急ぐ麦松奇は、辰巳千恵に「辰巳社長と連絡は?話をしたい」と言う。溜め息をつき「これじゃあ退院させるしかなさそうね。どこにいても一緒なんだから。他人の事ばかり気にして、きりがないわ」と日本語で言う千恵。「今、何て?」と是吾が聞くと、千恵は「別に」と返す。
松奇は是吾に「辰巳社長のこと考え直すように言え。父親なんだから」と言う。それを聞いた千恵が、思わず「もう手は考えたわよ」と言い返し、是吾は"言うな"というように首を振る。そこに修造たちが。稲重会へ行ったのか是吾に聞こうとする阿栗。松奇に聞かせたくない修造は止める。


家に戻った松奇は、すぐに厨房へ行く。是吾は皆に気づかれないよう、千恵だけを呼び止め「ある人に会え。お前の父親を救うためだ」と言う。話を聞き、行く決心をした千恵を、是吾は抱き締める。


パイをオーブンに入れ、手伝っていた是吾と松奇は休憩する。何か様子のおかしい是吾に「ワシらの先行きが気がかりなのか」と松奇は聞く。是吾は「違うよ。結連が解散したせいで面倒な事が起こるのは仕方ない」と答える。是吾の返事に「それならいい。ただ極道に戻るなら1つ約束しろ。以前にも約束したことだ」と言い始める松奇。しかし阿栗が「メシにしましょう」と呼びに来たため、それ以上は話せない。それでも松奇の言いたい事が分かった是吾は、松奇の目を見ながらうなずく。

晩ご飯の席にいない千恵を気にする松奇。是吾は「確か友達とカラオケへ行くから遅くなると」とウソをつく。
松奇は千恵がいない間に、極道は後戻りできない、足を洗うには代償が付き物だ、もう組はないがワシは今も麦松奇であり、こいつも秦是吾に変わりない、ワシが稲重会に従うと宣言した日から解散の影響が出始めた、言い換えれば血連組解散の代償を払う時が来た、極道の侠気というやつを貫いてお前たちは納得できずともワシについてきたがワシは大間違いだと思ってる、と皆に話す。


千恵は船に乗り、是吾に教えられた店へ行く。そこで秦是吾の名を名乗り、オババと会う千恵。是吾から託された似無刀を持って会いに来た千恵に「あんたは秦是吾の何だ?」とオババは聞く。千恵は是吾の使い出来たと答える。


是吾が厨房で仕込みをしていると、修造と阿栗が来る。「お前、稲重会へ行ったのか?」と聞く修造。是吾の手が止る。


千恵に名前を聞いたオババは「是吾からの伝言はそれだけ?」と言う。「これで全部です」と答え「助けてくれますか?」と言う千恵。オババは笑うと「助けやしないよ。自分で自分を助けるのを手伝うだけだ」と言う。そして千恵が瑪亜とそっくりだと言うオババ。「ママを知ってるの?」と千恵が驚くと、オババは「麦松奇の女だ。大した女だったよ。あんたは秦是吾の女か?」と言う。千恵は力強くうなずく。

"ある苦境を脱する方法は、この二文字"と是吾に伝えるように言い、オババは二文字を書いた紙を千恵に渡す。そして「私のうどんを食べないと後悔するよ」と千恵に言い、食べさせるオババ。


是吾から事情を聞いた修造は、千恵の父親を助ける手があるのか聞く。「千恵がオババに会いに行った」と答える是吾。驚いた修造がオババと交流が?と言うと、是吾は「付き合いはない」と返す。さらに修造たちは驚く。


オババのうどんを食べた千恵は、オババが是吾と親しくないと知り、なぜ手助けしてくれるのかと疑問に感じる。「私が助けるわけじゃない。自分で自分を助けられるかどうかだ」と言うオババ。千恵は「確信したの。あなたが私たちを助けてくれる気がする」と言う。オババが「そうかい?私がオババだから?」と言うと「なぜ、オババなの?」と言う千恵。オババはもっとお年寄りでしょ?と。オババは意味深に笑い、秦是吾の女になったら苦労するよ、と話す。「承知の上よ」と千恵は真剣に言う。


謝沢から松奇が退院したことを稲重会会長は聞く。会長は「よかった。奴が死んだら張り合いがなくなってしまう」と言う。足を洗った松奇に会長が追い打ちをかけるのは、それだけ松奇がすごい男だからだった。「俺たちが辰巳を使い秦是吾を脅しているのも、恐らく見抜いてる」と言う会長。謝沢は「あの男は本気で足を洗い、子分たちと真面目にケーキ店を開いた。それだけかと」と話す。しかし会長は、だからこそ麦松奇が恐ろしいと言う。痛めつけても抵抗しない者と、どう戦えばいい?と。


船から降りた千恵は、迎えに来ていた是吾に抱きつく。会えたか聞く是吾に「うん」と千恵はうなずく。
車に乗ってから、千恵は「オババが苦境を脱する方法は、この二文字だって」と是吾に紙を渡す。その紙には"血連"と書かれていた。


千恵と是吾が家に帰ってくる。
千恵や是吾だけでなく、修造たちの様子もおかしいと思った松奇は、皆で隠し事をしていると見抜く。入院している間に一体何があった?と思う松奇。そこに今夜行くというオババから電話が。
松奇はオババが来る事を是吾たちに伝える。


車から出した段ボールを台車に積んでいた是吾は「お前、オババに何を言った?」と千恵に聞く。伝言は"血連"の2文字、しかもこっちに来ると連絡してきたと。「知らないわよ。言われたとおり話しただけなのに」と返す千恵。是吾は「仕方ない。出たとこ勝負だな」と不機嫌そうに言う。

是吾がその場から離れると、河合社長から千恵に電話がかかってくる。忠の殴られている声が聞こえ「これは警告や。会長はな、是吾の返事をまだ待ってるねん」と言う河合社長。戻ってきた是吾は、泣いている千恵の手から携帯を取り「話は俺が聞く」と言う。是吾が怖い河合社長は、すぐに電話を切る。

「パパがあいつらに殴られてた」と泣きながら是吾に話す千恵。是吾は稲重会へ行って来ると言うが、千恵はしがみついて「今夜、オババが来るわ」と必死で止める。きっと力を貸してくれると。「血連組が今もあれば…」と悔しい是吾。その瞬間、是吾はあることに気づき"そうか。苦境を脱するにはそれしかない"と思う。


会長にもオババから電話がくる。その電話に出た謝沢は、オババが来る事を会長に伝える。慌てて「俺は留守だ」と言う会長。


車から降りたオババは、ケーキハウスを見渡しながら「大したものだ、麦松奇。すごいねえ。本当にケーキ店を?」と言う。

松奇は是吾の使いで千恵がオババに相談しに行ったと分かっていた。笑ったオババは「やっぱりね。麦松奇と話す時は単刀直入が一番」と言う。是吾は謝り、千恵の父親が稲重会に捕まっていることを松奇に話す。
是吾がオババから受け取った紙を見た松奇は「もしや是吾に組を再結成させろと?」とオババに聞く。「麦松奇は足を洗い、あんたの"ご芳志"は稲重会が買った。だから秦是吾に血連を再結成させるしか、この苦境を脱する策はない」と返すオババ。

松奇は千恵に「組の再結成は是吾に犠牲を強いる。決して後戻りはできない」と言う。「戻る必要ないわ。私はついていく。ぴったりくっついて絶対に離れたりしない」と言う千恵。そんな千恵に"組を結成したら、お前とは一緒になれない。それがおやじや瑪亜姐さん、お前のためだ"と思いながら、是吾は「感謝する。だがこの件はおやじの同意が必要だ」と言う。しかし反対の松奇は、再結成にワシの同意は不要だと話す。千恵は「組の再結成は私のパパのためよ、自分のためじゃない」と松奇に理解してもらおうとする。「ワシは何もできん」とつらそうに言う松奇。千恵は「こうなったのは是吾を助けるためでしょ。そんな言い方しないで」と言う。

「まずは人質救出だ。千恵の父親を引き渡すよう言う」と言って、ソファから立つオババ。松奇はオババに「血連が解散した時、あんたの支持がなきゃ今日のワシはない」と言う。オババは「我々は戻れぬ道を歩く身。だから礼など要らない。同じ事が私の身の上に起これば、あんたも同じ事をするはずさ。だけど、それでいいのかい?」と返す。松奇はそれには答えず、黙って行ってしまう。

是吾は千恵や阿栗たちに残るように言い、自分だけオババと一緒に行こうとする。しかし千恵は「私も行く」と言い、オババも「来させなさい」と後押しする。


部屋で1人になった松奇は、聖書を開き「瑪亜が信じてた神様。お願いです、力を貸してください。是吾を二度と極道にはできない。どうかお導きを。ワシは一体どうすればいい?」と涙を流す。そして"暴力団の元会計士、夫婦で焼死"という記事を見ながら"麦松奇よ、この件の代償を払う時が来た"と思う松奇。


ーつづくー


私もオババがそんなにお年寄りに見えなくて「あれ?」って思ったの。
千恵に指摘された時のオババも気になってて…もしかして、見た目が若そうに見えるだけだったりして!?Σ(・ω・ノ)ノ
そのオババ。本当に見方なのかな?

千恵の決心とは違い、内心では組を結成すれば千恵とは一緒になれないと思っている是吾(；△；)
松奇にも約束したものね…。
でも、組を結成するのは千恵のため。
本当にどうしたらいいんだろう…_(:3」∠)_

やっぱり松奇は是吾の両親の死に関係があるみたいヾ(・ω・`;)ノ
何があったのー!?

あぁぁ、いろいろ気になるところで月曜までおあづけ。
しかも、最終話まで残りも少ない。
一体どうなってしまうのー!?




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