ティー系統とは?
ロサ・ギガンティアの流れを汲む系統です
18世紀末頃から19世紀初頭にかけて、中国からヨーロッパにもたらされたバラは4種類で、四川省を原産地とする原種ロサ・キネンシスの流れを汲むバラ2種類と、そして雲南省を原産地とするロサ・ギガンティアの流れを汲む2種類です。
このうち、雲南省を原産地とする原種ロサ・ギガンティアの流れを汲むバラ「ヒュームズ・ブラッシュ・ティー・センティッド・チャイナ」ともう1種類の「パークス・イエロー・ティー・センティッド・チャイナ」を交配の親とする系統を“ティー系統“と呼ぶ。
このうち、雲南省を原産地とする原種ロサ・ギガンティアの流れを汲むバラ「ヒュームズ・ブラッシュ・ティー・センティッド・チャイナ」ともう1種類の「パークス・イエロー・ティー・センティッド・チャイナ」を交配の親とする系統を“ティー系統“と呼ぶ。
ロサ・ギガンティアは「剣弁とティー香の祖」と呼ばれており、その性質を受け継いでティー系統のバラはティーの香りがあります。
◉性質が異なる2種類
☞「ヒュームズ・ブラッシュ・ティー・センティッド・チャイナ」は、木立性(ブッシュ)樹形であり四季咲き性である。
◉「ヒュームズ・ブラッシュ・ティー・センティッド・チャイナ」
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/65/55/c5f890bd4d84fad396cceb2cd298d931.png)
☞「パークス・イエロー・ティー・センティッド・チャイナ」は、つる性樹形で一季咲き性である。
◉「パークス・イエロー・ティー・センティッド・チャイナ」
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4a/cd/130bf00a614423462faaccc5d513e49d.png)
◉ティー系は、チャイナローズと近い関係にあり、花容や株姿は一般的にチャイナローズより大型で、クリーム色や淡いサーモンピンクなど、黄色味の感じられる色調が多いこと、多くの枝は赤みがさすことが特徴です。四季咲きながらもつる状に仕立てられるものもある。
◉ティー系統のバラ
◉アルシデユック・ジョセフ OLD. ティーローズ 作出:1892年
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1d/79/06a7607ec79f00d9427ad68b63cdd081.png)
◉中之島公園バラ園
◉サフラノ OLD ティーローズ(T) 作出: 1839年
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6c/8b/d8183fce2771e45aaa305ae5c9835029.png)
◉浜寺公園バラ園
◉レディ・ヒリンドン OLD. ティー系統(T). 作出: 1910年
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/09/d2/a56be0891361cb43dc202283ef5ab6b2.png)
中之島公園バラ園
参考
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/54/8f/f50a6035a7b39c0b89b9125519058cac.png)