ロサ・フェティダの流れを汲むバラ系統が
ハイブリッド・フェティダ系統です
原種:ロサ:フェティダ
(咲くやこの花館にて)
中近東原産の原種バラ「ロサ・フェティダ(Rosa foetida)は、ほかの原種に見られない鮮やかな純黄色のバラです。現代バラでの黄色系を生み出す重要な親です。
この”ロサ・フェティダ“から枝変わりで発生した八重咲き種「ロサ・フェティダ・ペルシアーナ(ペルシアン・イエロー)を交配親とするグループが”ハイブリッド・フェティダ系統“です。鮮やかな黄色を受け継ぎ、黄色やオレンジ色の品種もある。
◉ロサ・フェティダは殆ど実が付かない品種のため、ハイブリッド・フェティダ系統の多くは、自然交雑種か枝変わり品種の様です。
◉ペルシアン・イエロー(浜寺公園バラ園に咲いていた2024.5.18)
ペルシアン・イエロー Persian Yellow
(ロサ・フェティダ・ベルシアーナ Rosa Foetida Persians)
黄色のバラの祖として重要な品種
- 系統: 原種(Sp) HFt. ハイブリッド・フェティダ系統 Hybrid Foetida
- 作出: 1838年以前
- 咲き方:一季性
- 成長形態:つる性
- 香り: 微香
- 花色: 黄色
- 花形:八重咲き
◉ロサ・フェティダ(一重咲き)の枝変わりともいわれる八重咲きで球形の黄金色の花を咲かせる「ペルシアン・イエロー」が現代バラの黄色の祖と言われる。現代バラに黄色の遺伝子を渡した歴史上非常に重要な品種で「ロサ・フェティダ・ペルシアーナ」と呼ばれる。和名は「金司香(きんしこう」と呼ばれていた。