ロサ・ルゴサ Rosa rugosa
別名: ハマナシ(浜梨) ハマナス(浜茄子)
- 系統: Sp. (原種)
- 作出: 不明
- 作出國: 東南アジア温帯から冷帯にかけて自生
- 樹形: つる性 シュラブ樹形
- 咲き方: 返り咲き(原種には珍しい返り咲きです)
- 花形: 一重
◉ルゴサ系統の基本種と考えられる『ロサ・ルゴサ』の一重咲きです。
棘の多い固い枝に濃いピンクの花が咲きます。自生地から分かる通り対寒性は抜群、対病性もある。秋になると「浜梨」の名前の由来となった親指ほどの大きさの実をつけます。弱い甘みと酸味があり、ビタミンCが豊富に含まれていることからジャムやローズヒップティーとして加工されることもある。
◉北海道の道花に指定されているハマナスは、学名はロサ・ルゴサ(Rosa rugosa)で原種バラです。このロサ・ルゴサを交配親にし、ロサ・ルゴサの性質を強く受け継がれている一連のバラの品種群をハイブリッド・ルゴサ系統(HRg)という。
ヨーロッパには18世紀末にイギリスに渡り、当時イギリスではロサ・ルゴサの鋭い棘が侵入者除けになると植えられていたそうだ。特に対寒性が注目されて、ドイツやハンガリーなどの寒さの厳しい国で多くの園芸品種が作出された。
◉園芸品種は、ハマナス ルブラ Rosa rugosa ‘Rubra’
◉浜寺公園バラ園 2024.5.14
◉園芸品種 ハマナス ルブラ