その２０４ コ・パンガン

パンガン島は本当にバカンスの地

ただ楽しむ、ただ遊ぶ、

それだけの場所だーー♪

メインのビーチには

バーや飲食店が

ビッチリ隙間無く並んでいる

それぞれの店が

その店なりの種類の音楽を流し、

好きな音楽のかかる店に客は足を運ぶ

当時やはり一番熱かったのは

2つ並んだトランスの店だった

そのままビーチに出て音楽聞きながら踊ったりできる。

それがいいのに、

2軒並んでいる為に…

砂浜に出ると2店舗の音楽が同時に聴こえて混ざってしまうという！…

まあバカンスですから。

そんなこんなも別に大した事じゃ無い

気軽に遊べる所で逆に気楽だ♪

その２０３ 煙の中の勝手な世カイ

ゴアから日本へ帰り、
日本国、社会とは
まったく違う感覚になってしまったワタシ

そして富士山の山小屋から
スモッグに煙るビル群を毎日眺めて、

もちろん色々な事を思った。

煙の中では人それぞれの人生というドラマが繰り広げられているんだが、
3000mから関東平野、海、空、満天の星を見ながら暮らすと、どうでもいい事にしか思えない、小さなものだ。

とても些細な事に悩み、

意識まで束縛されながら、

大きな大きな宇宙の中で

とても小さな何か勝手な思い込みだけで生きている私達。

ワタシも受け入れなければいけないという覚悟と、

一生噛み合わない自覚を持つ為の、
ふんぎりを着ける為の小旅行。

旅で確かに目の当たりにした。
それを体験してしまった以上
もう二度と戻れない。
あれはウソだとは言えないから。
決してごまかせ無い、
そんな自分の人生と向き合い直す小旅行。

それでもやはり、

上手くいく筈だし、

いかない自分に問い続けた。

毎日苦しみ続けた。

あの旅からもうすぐ一年が経つというのに、
俗に言う、帰国落ち。のワタシなのです。

旅仲間も皆んな患ってた！
まあ…そりゃそうなるわなー

あって当然！然るべき！なのよね〜

色々ふんぎりつけに来たよアジア♪

その２０２ 今までと違う

バンコクへ飛びV.Sへ到着すると、

テラスにタムの姿は無かった。

ぽっかり大きな何かが

V.Sのテラスから失われた

今回は旅という程のものでは無く、

最初から2週間くらい……

本当にその程度の筈だった！

一か月以上いたんだけど……

ハッピーくんと合流しパンガン島へ。

ゴアの様にコアじゃない。

シャレじゃない！

でもそれを分かってて

気軽に来たかったんです。

もうそんなにブラブラしてたくない自分に、どこか最後のバカンス

その２０１ 旅は続くよどこまでも

地獄生活の中、4月。

春風へ行くとゴア帰りの人達に会った

2,3日前までゴアにいた娘なんかは、

ワタシを見るなり

ワァーーー！と言って

飛びついて来た

凄いダイレクトなゴアパワー久しぶり♪

自分が少し遠ざかった事が分かって、

少し寂しく、

また冷静にあの土地をふり返り

消化していた。

5月末から富士山3000mの山小屋でバイトして、

降りてすぐ奄美諸島を、

与論島から大島まで旅した。

その途中またゴア仲間に会うしw

秋にはいつもの北海道阿寒湖畔のライダーハウス。

すると……

言われた部屋へ行き、

「すいませんこの部屋って言われたんですけど〜、電気つけていいですかー？」

と言うと、

「ユウキ？ユウキじゃね？！」

と暗がりから声がした

明かりをつけると！

なんと！

ハッピーくんでしたーーー♪

わははは

まじ凄すぎ♪

北海道も一緒に楽しみ、

タイのパンガン島行きたいね〜

なんて話した

さて、

年明けにパンガン行きますかっ♪

その２００ 旅と現実と生活

帰国の朝、

ハッピー君や仲良くしてた皆んなに見送ってもらって空港へ。

途中いつものおばちゃんとこで

寄り道ご飯♪

空港に着けば

もう日本と変わらない。

そして飛行機に乗れば

アッという間に日本国。

働いていたインド料理屋に顔を出し、

実家に戻り、友人の所へ。

そしたらこんな人いました。

ただいま日本！

今回の旅もサイコーーに楽しかったよ♪

しかし帰国時はもう800円しか無く。

行く場所も無いワタシは

給料前払いしてくれる

住み込みの自動車工場へ。

そこで地獄をみて、

毎日開花していくサクラの木を一人見つめて、

もう絶対こんなとこ来ないぞと

ツラさを噛みしめながら、

孤独で悲しい生活をしていました。

旅して帰った時にこんな生活なのはもうイヤだ。

そうこの時思ったのが

ワタシが移動販売を始めるキッカケになりました。

そして今カレー屋。ということです。

その１９９ 音楽の真髄

やっぱしV.Sのテラスだから

ギター大会しなきゃーーっ

と弾いていたらイングリッシュマンが来て、ガンガン弾いた〜♪

サイコーーッ！

満足セッションでカシャッ♪

今回のV.Sには1人ワタシのギターファンがいてくれるのです

モモ吉。音楽仕込み中♪

ワタシが弾いていると

一緒に遊んでくれたり、

寝ろと言われても部屋に帰りたがらず、

お母さんに

部屋からでもお兄さんのギター聞こえるよとなだめられていた。

とっても嬉しいね！

そういえばテラスでタムと2人だった時、

いつもは好きに弾いているワタシなのだが、その時はタムのストライクを探りながら弾いていた。

すると、

突然タムが怒った様に、

「さっきから何なんだお前は！

俺の事気にしながらずっと弾きやがって！音楽は自由なんだ！心のままに好きに弾け！それが音楽だろ！」

と言われてしまった

おっしゃる通り。

いつも黙って座っているだけの

タムを反応させてみようなんて思って弾いているギターなんて、

タムにとっては聞いてたくもない、

煩わしい音だったに違いない。

ごめんよ〜タム〜

全くもっておっしゃる通り、

音楽は自由で

心のままに奏でる

その人のブルースなのです！

その１９８ ゴアを懐かしみ皆んなでバンコクナイトフィーバー！

仲間が多いので今日も大晩飯♪

何なんだろうね。

ずっと一緒じゃなかったけど

同じ場所で、

同じ楽しみを味わった仲間達は、

もう他の場所で会うと

凄く親しい友人の様だ。

仲間の一人がタイでも詳しくて

皆んなで踊れる所へ行った

大自然に囲まれて、ヤシの木の下で、

裸足で砂を踏みながら踊っていた仲間達が、

薄暗いハコの中で

ゴアを懐かしむかの様に踊りまくった♪

皆んなが皆んなの踊りしてて、

それが見れて最高に楽しかった

皆んな笑顔で踊ってた〜

次は知らなければ入れない様な怪しー店に連れてってもらい、

その後

さっきの店で回してたDJ宅にタクシーで遊びに行った。

バンコクナイト満喫や〜〜♪

その１９７ 旅人それぞれの思い

朝から動いてみると、

嬉し悲しや…

ジュンさんもワタシも

チケットが取れてしまった

もう少し居たいけど

金無いしこれで良かったんだろう…

しかし

V.Sは相変わらず色んな人がいる。

ホマレはいるしハッピーくんもいる、

ゴア帰りの友達もいる。

みんなテラスに遊びに来てくれて

また最高のV.S生活だ

夕方には例によって

公園でエアロビ♪

皆んなもけっこう楽しんでくれたけど、

ジュンさんは日本を離れもう3年くらいの人で、

日本に帰るのが嫌で、怖そうだった。

一緒にエアロビやってると

ジュンさんがポツリと、

「人間ってこういうの必要だよな」と

自分の中に噛みしめる様に呟いた

モチロン運動とかそういう事じゃない。

人が人と集まり

一緒に何かして過ごす時間とか、

それに参加する気持ちだとか、

そういう意味に聞こえて、

日本へ帰る勇気に聞こえた。

そんなジュンさんの3年の旅の、

色んな思いを抱えた帰国のフライトを

見送れたのはワタシだった。

何だか光栄な事に思えた

その１９６ 旅。命。奇跡！

ホマレとの再会に喜び

夜には皆んなでタイスキを食いに行った

なんかタイスキ専門じゃない

ビミョーな店になったけど

仲間と一緒だからなんだって面白い

（ホマレとワタシ！）

いい気分でV.Sに戻り

テラスでゆっくりしていると

後からテラスに来たある人が

驚いてワタシに話しかけてきた

ん〜〜………？？

う〜〜ん……

あああっっっ！！

ハッピーくんじゃないかああっっ！！

ぐはーーーーっ

彼にこんな所で会うなんて！！

（ハッピーくんとワタシ！）

ハッピーくんは

ワタシがバンドの仲間と

北海道をロードしていた数年前に、

阿寒湖だったか、足寄からだったか…

とにかく帯広のライダーハウスまで

ヒッチハイクしてきた男の子だったのだ

彼は乗せてあげると

ワタシ達を見て、

「ヒッピーだぁ〜ヒッピーだよね〜♪うふふふ〜」と嬉しそうにしていた

別にヒッピーのつもりも無かったが…

しかし当時まだその頃は

少年に見えた彼がもう

見違えて大人になってて

初めは気づかなかったわー

その時のバンド仲間は

今回のゴアで一緒だった友達だ

ん〜〜

何と御縁というものの凄まじい事よ…

この目では見えない何かが、

世の中には存在していると

ハッキリ結果で教えてくれる

旅ってマジすげーーよ〜〜♪

ちゃんと自分の真実に背かないで生きれば、人はその人の人生に導かれるのだっっ！

ワタシもあるべきワタシを知り、

あるべき場所へ行って、

あるべき人生を送りたいと思ふー！

まさかのまさかだったけど

サイコーの再会だった♪

それがまさか一日に二つもっ！！

これがあるべき人生の奇跡じゃなくて、いったいなんだと言うのだーーーーっ

その１９５ 君に会えて本当に嬉しい！

V.Sにチェックインして

ジュンさんとチケット屋に行ってビックリ！

なんと一か月後まで日本行きのチケットが無いらしい……

まじ金無いぜぃ…ｲｴｲ……

ゴア帰りの仲間といくつか再会し

カオサンの通り沿いで皆んなと

タイ着祝いで一杯やっていると、

ん………！？

あれは……！！！

おわーーーあぁぁぁっ

ホマレじゃないかーーーっっ♪♪

ワタシもホマレも多分周りが驚いて引くくらい喜び、

ワオーーーーッと大声をあげ

抱き合って再会を喜んだ

そうあのゴアの年越し、

毎日共にパーティーを探し

踊りまくったホマレに再会したのでした。

何と嬉しかった事か。

4月のイベント、春風で会おうと約束していたのだが、

行けそうになかったので良かった〜と言っていた。

本当に会うべき人には会う様になっているんですねえ〜

人と人の出会い等、

科学だけじゃ決して分からない

この世のキセキよ真実よ……

まざまざと見せつけて来るなぁ〜

しかし……

まだこんなもんじゃ終わりませんっ！