その１９４ 空港宿泊もいいよ♪

コルコタでは空港のホテルに泊まった

サダルストリートまで往復するより、

450Rsでも安いし楽ちん〜

スーパークリーンの部屋で

超ホットシャワー♪

ホテル出るとそこは空港で

とても面白い。

夜も朝もわざと寝巻の様な格好で散歩し

その特異な状況を楽しんだ

ゴアで一緒だった人達にも沢山会った

搭乗手続きでライターを没収される筈なのに、

何故かワタシだけスルーされていて、

そのワタシの火のお陰で10人以上もの人のタバコに火がついた♪

没収している場所から10mの所で皆んなでタバコ吸ってるのに、

全然大丈夫！

ほんとインドって面白い〜笑うしかない

コルコタからバンコクへ。

むっちゃ近い！

まだまだゴアの余韻たっぷりな内に

タイランドー♪

まだ、よーワカラン

移動中はタイのシティーっぷりに圧倒されてしまったが、

ワタシには真っ直ぐ向かえる所がある。

ワタシのホーム、

V.SゲストハウスへGO！

その１９３ さよならゴア

うす明るいバスの中、

ムンバイに向かっているのが

何だか分からない

フワフワした気持ちだ

見覚えのある橋

そこはもう街だし騒がしい

リクシャーに乗り換えると

さっそくターミナル間違えやがって！

するとすぐ10Rsで他の運ちゃんが拾ってくれた

ゴアからのバスから降りたら

スグに“あのインド”だったわ！

だいぶ待たされた空港からコルコタへ

飛行機からの夕陽がとても美しかった。

雲の上にヒマラヤも飛び出しているし、

雲海線？になぞってま〜るく虹色に輝いていた。

そして

最高のオレンジから

最高の赤に染まっていった

最高に楽しかったゴア生活を

証明してくれているかの様な、

称賛され見送られている様な、

特別な気分だった。

この時は

またゴアに行くと信じていたなぁ

その１９２ また会いたいな

家に戻ると

まだ学校前のビンディア達に会えた

とても寂しく辛かった。

ナウナットは行きがけに

“we miss you”と言ってくれた

友達も顔出してくれたりして

出発の時間まで

寝ずに起きている筈だった

が

寝たっっ！♪

一晩中パーティー行ってたんだから

そりゃそうだが……

6時半マプサなのに

5時半に帰って来たビンディア達に起こされてビックリ〜♪ワハハ

でもこのお陰で

皆んなとしっかりとお別れが出来た

ビンディアはうっすら涙を浮かべてた。

テイジャも寂しく思ってくれている顔してくれた。

ママも愛に満ちた目で送ってくれた。

ババ（お父さん）も送ってくれた。

かけがえの無い

素晴らしい想い出が一つできました

本当にありがとう

家の玄関にて。

ナウナット、ワタシ、ビンディア、テイジャ。

帰国後ワタシはこの家族に

ワタシの家族写真を送った。

次の年にはビンディアから

どうしたの？

何故ユーキはゴアに来ないんだ？と

手紙をもらいました。

が行けるはずも無く、返事もせずに

時間が経ってしまったな

もしワタシの奥様と息子ちゃんと

訪ねられたら最高だな

本当にありがとう

その１９１ サイッコーだった！ゴア！！

とうとうゴアを出る前日になった。

パッキングしたり部屋を片付けて、

この生活の終わりを

しっとりとした気持ちで味わっていた

すると…

なんと今日パーティーがあるんだと！

行きたい…行くしか無い♪

いつもと違う海辺で

ワタシの最後のパーティー！

緩くて、やさしくて

自由で平和で、愛溢れる

最高に素敵なパーティーだった

ゴアを出るチケットの時間があるので、

一足先に会場を後にした

後ろから聞こえて来るトランスの音が

あーーこれで最後なんだなぁ〜〜と

とても感傷的でもあり、

最高に素敵な気分でもあった

いつか戻るワタシへの音にも聞こえた

もうこれ以上出来ないくらい

ゴアを楽しみ尽くした。

満足感でいっぱいだ！

まだパーティーの余韻残りで

バイクで戻る道がまた…ね

風が気持ち良かった

最高の景色だった

ゴア！サイコーだった！！

その１９０ ギリギリ正気

ここに来て

1つ2つ素敵なパーティーがあった

やっぱり

皆んなが楽しんでいるパーティーは

問答無用で楽しい〜

ワタシも久しぶりに楽しく踊った

あとは静かに暮らしながら

いつもの仲間と、

チケットを取ろう！

取らなきゃもう俺達ヤバイよ！と

励ましあった

その甲斐あって

ゴアを出るバス、

ムンバイから飛べるチケットをやっと入手した

まだ信じられない。

ここを出てどこへ行くのか。

どこに行けると言うのか……

一人だったら現実無視して

居続けて無一文になって、

ビザ切れて

日本人見つけては御飯たかる

ヤバイ人になっていたかも知れない…

あーおそろしい！

その１８９ それでも居たい、出られない。

31アイスクリームを買って

テイジャ達にあげた

値段を聞いて

頭をポンッと叩いて笑ってた

しかしそれだけでノーコメント…

スプーンくわえたまま現れただけだ

いつもは食べられないのをあげて

喜んでくれると思っていた

ワタシの自己満足が

そうさせたのかもしれないね

バンドの相棒もとうとうゴアを出た。

彼と約束した音楽の練習や

それを生み出す為の時間を、

いつも後回しにしてしまっていたな…

煮詰まって来たゴアの生活。

皆んながどんどん

明らかに悪い方へ。

しかしまだ出られない。

もうチケット取らないと本当に帰れんな〜

なんて皆んなと会うと

毎回話すのに

どうも出来ない程

思考が停止し、

現実から目を逸らし

ずっとここに居たいのです

インドで買い足した日記用ノート♪うふ

その１８８ 限界はもう越えていた

ゴアに居続けていると言うより

出られなくなっていた

完全に沈没してハマっているし、

多分もうワタシは疲れ切っていた

ヨレヨレのヘロヘロなのに

パーティーやショウバーに顔を出し、

盛り上がれば踊るけど

その気にならなくてよく帰った。

踊れば朝まで、昼までだし！…

そりゃ疲れるよー

なのにあの日の興奮と喜びを求めて、

パーティーを、楽しいパーティーを待っていた。

多分フレッシュなワタシなら楽しかった筈だ

もう今のワタシではそうならないだけだったのだ…

この頃からゴアが水不足で

パーティーから帰って汗と砂でベットベトなのに、

テイジャに怒られて水も貰えなかったのもある！

あれツラかったな〜

でもただの宿と違くて、

ファミリーだからワガママ言えないよ

家の裏にお父さんが

貯水池？を掘っているんだけど、

ワタシはもう一年半も掘ってるんだ〜

すごいだろ〜♪どうだい〜

なんて嬉しそうに胸張って見せてくれたけど、

ワタシなら頑張れば1ヶ月も絶対にかからないぃ！十日で掘るぜっ

ゆるすぎ〜さいこ〜

でも早く掘って〜♪

その１８７ 牛が好き♪

ゴアを出る日を考え始めたワタシは

ゆっくり家で過していた

するとあの牛が、

タイルに寝そべっているワタシの所に

いつもの様に近づいて来た。

いつもなら門の中に顔近づけたりして

ちょっかいだしてどっか行くのに、

今日は距離をとったまま

ワタシを見つめて来た…

何かこれは……

目を逸らしてはならぬ！と思って…

ジーーっと見つめ返した！

すると……どちらも目を逸らさない…

5分、10分…イヤ、

ワタシの体感では20分くらい。

お互いに目を逸らすことなく

見つめ合った…

すると！

なんと牛の目から涙が流れたのでした！

これマジです♪

まぁただ出た、とか

見つめ合い過ぎて目が乾いたとか！

特に何だと言う事じゃ無いよね…

しかしそういったモノは

体験したワタシには勝手に、

素敵で特別な瞬間として記憶されている

アイ　ラブ　牛！

その後も変わらず彼は現れた。

ワタシが優しく撫でたりすると

彼もまたワタシを見るのだった。

なんか友達になった気がした

もうこの頃スデに残り

100$くらい！

もうやべーー

帰れなくなってる。

牛と仲良くなってる場合じゃない！

しかし…まだまだ居るのです…ｱｰｺﾜ

その１８６ ゴアの陰

いくつか盛り上がるパーティーがあり、

今日も良いDJが回すとウワサだった。

しかし

音が最っ悪！の止まり方をしたー！

途方に暮れていると、

向かいの宿？レストラン？が

デッカイスピーカーで

小〜さなパーティーを始めてくれた！

また皆んな盛り上がり始め

日が昇りきったあたりで、

いつも一番踊っていた日本人が、

のけぞって白目剥いて倒れた。

何度も一緒に踊ったし、

会えば会話する、

まだゴアに残っている日本人仲間の奴だった

彼は一、二時間そんな状態だったと思う。

もうどれくらい経ったかなんか分からない。

仲間うちが皆んな心配して見守る中、

やっと薬を飲めそうなくらい

痙攣が小さくなって来た。

薬を口に入れると、

パッ、

と彼は我に返り、

友人や彼女の名前を呼んだ。

その時に見守っていた

日本からの友人の涙は忘れられない

衝撃的だったのは言うまでも無い。

正直もう彼は帰らないかと思った。

それ程に凄い状態だったから…

ここで表現するのは遠慮しようと思う

ゴアの現実だ。

この頃から居る人の中にも疲れが見え始めたりしてて、

パラノイアな人も何人か出てくる。

年越し前に会った日本人の、

パーティーでぬいぐるみ抱いたまま

まっ黄色な目の、

何言ってるか全く分からない女の子を思い出した。

ワタシにはバンド仲間と、

同居するチャイ屋という、

平和なゴアも幸せだと思わせてくれる人達がいてくれたのだ。

それが全てだったのかも…

皆んなが別々にココで出会い

死ぬ気になって遊び回ってた

日本人集団達は

相当ハードに遊んでいたのだろう

ふう…

まあなんせ彼は無事で、

元気に？バンコクで再会します

良かった良かった！？……

チャイ屋でいつも一緒だったヨーロピアンのおじさん

何年もゴアで過ごすヒッピーおじさんで、

全く狂気してないし、

緩やかで優しい人。

最後には凄く仲良しだった

その１８５ チャイ屋生活④

またパーティーがやる様になってきた。

いつもファミリーと一緒に

ショウバーやパーティー出動〜

荷物はもう当たり前だ…♪

もうワタシも慣れたもんで

行動パターンも決まっていて日常の中にパーティーがある生活

その生活の合間に

オムレツサンドイッチをビンディアが持って来てくれたり、

ダールを煮ていたら続きを料理してくれたり、

そんな時間が幸せだった

また北の山の時の様に日記が1行で終わる日も出て来た！

しかし、孤独でも無いし

つまらなくも無かった。

まだまだ、楽しいゴアの日々♪

テイジャとビンディア

蚊に悩まされていたら、ママが蚊取線香にココナツを焼いて持って来てくれた♪