その６３ 普通の日々の優しさ

明日だった筈のビールガンジ行きだったが、
何故だか３日後になった。

その間、
沢山のネパリーと話して
酒を飲んで騒いだ。

とても楽しく過ごせて感謝している。
しかし良く覚えているのは
ニガムと沢山のコミュニケーションをとった事だ。

彼は何度も部屋に遊びに来たし、
飯も奢ってもらった。
私の日記帳にしていた、革っぽい…手帳が欲しかったらしく、
ネパール製の素敵な紙でできたノートを買ってきた。

もう断れなくなったからだけどノートと手帳を交換した。
彼はその後、手帳をいつも持ち歩き、
嬉〜しそうに私に、ハーイトモダーチー！
と言うのだった

３日経ち、絶対に現地の言葉が話せないと無理な、
山の様に並ぶバスと人混みを二ガムに連れられ、
夜行バスでビールガンジへ出発しました

ノート交換時にササッとニガムが書いた