サングラスにバンダナで
夕日を見ている人がいた。
ワタシは、
日本の方ですか〜?と声をかけた
こうやって大事な出会いは起きた。
彼はホマレ。
当時はまだ大学を出たばかりで、
トランスが、パーティーが大好きで
ゴアまで来た青年だった
理屈ではなく何故か気が合い
それからは彼がゴアを出るまで
いつも行動を共にした
彼との出会いがワタシを
ゴアのパーティーへ、トランスへ、
毎日毎日踊る日々へと、加速させた。
一緒に行った初めてのパーティーは
そんなに盛り上がっていなかったが、
コレ絶対に楽しいだろー!?
ともう何か気づいてた
裸足で砂の上で踊って
景色は海辺、ヤシの木、空、星、月!
海にも気が向いたら突撃出来る!
横になった砂の気持ち良さ、
ズンドコ夜空に響くバカでかいトランスの音
そして皆んながテキトーに来れて
テキトーに帰れる自由さ。
バイクのスロットルひねれば
皆んな5分で自分の部屋なのだっ!
あ〜こりゃ楽しいぞと
思い始めた頃のある朝、
まだ夜が明けたばかりの早朝なのに
ズンドコでっかい音が町中に響きわたっていた!
スゲー町なのよ、ここ…
眠い目を擦り、
ボケボケのままバイクで様子だけ見に行った
すると!!
昇り来る太陽に向かって
最っっ高の笑顔で皆んなが踊っていた。
会場中が熱気で湧き
町中が揺れている様な
人の歓喜のエネルギーが鼓動していた
皆んな心は素っ裸なのだ
ただ、だだ楽しむという、
理屈抜きで笑顔な人達に
ワタシはぶん殴られた気持ちになった
ワタシは次からここゴアで素っ裸になると決めた。
難しい事考えて難しい事言うのは
とりあえずここにいる間はやめる!
見るアホウのままでいるのは、
そんな自分がちっちゃく、
小難しいくだらない人間に思えたからだ
思いっきり振り切って
ゴアで、楽しむ事だけに、
完全燃焼する♪そう決めた〜〜!