去る11月1日(火)に苫社協創立70周年記念研修事業
「ふくしの力、”彩”発見~ライブ・ドローイングで語ろう!~」と題した職員研修を実施いたしました
私たち苫社協は、福祉の総合窓口であるため業務内容も多岐に渡ります。
そのため、ワークショップでは対話によるワクワク感や人とのつながりを共有・実感し、
「苫小牧のまちや苫社協が10年後にこうなってほしい」、「その姿のために、私はこうありたい」と目標や夢を語り合える研修を企画いたしました
当日は、講師にcommons fun代表、まちづくりコーディネーター・絵師の林 匡宏 氏をお呼びし、
「ライブ・ドローイング」という手法のもと、対話内容をその場で1枚の絵にまとめることで可視化してい
きました
ワークショップのまとめというと、一般的にはKJ法など模造紙と付箋を使った文字のものが多いように感じますが、
今回は、「真っ白な模造紙がだんだん絵で埋まっていくワクワク感を共有したい」という思いのもと、
初めての手法でワークショップに臨みました
それぞれ、参加した職員個々の業務の振り返りを講師との対話から行っていき、
時に隣の人を巻き込みながら職員同士の気づきへと広げていきました
①ワクワク探し(現業務でのやりがいやときめくポイント、つながる人の整理)
②これから探し(どんなことをやってみたいか、そのことをやるために必要なこと)
職員と講師の対話のキャッチボールから、真っ白だった模造紙に緻密な絵が描かれていきます。
●「活動センターの指定管理業務を通じて人と人とのつながり、賑わいを作りたい!」
⇒絵の中では、イベントの象徴としてピアノが置かれ、人々が集まり賑わいが生まれています。
●「社協内の様々な部署をまわることで、多岐な相談を受けられるマルチな職員を目指したい!」
⇒絵では、”物差し=それぞれの基準”を持った人が、何やらお立ち台にのぼっていますね!
●「人と人との横のつながりを大切にしたい」
⇒絵では円形のテーブルで何やら話し合っている人、人とのつながりが”芋づる”で表現されています。
●「情報発信を大切にしたい」
⇒絵の中でたくさん出てくる掲示板は、地域のそばにふと情報にふれる場があることで、日常の悩みは社協に相談してほしいという願いが表現されていたり…
一つひとつの絵は何やら概念的ではありますが、全体を通してみると社協だからこその
コミュニティの作り方として、人と人との対話の場を大切にしている様子が伺えます。
70周年記念テーマ「ふくしの力、”彩”発見」
「再発見」を多様性のイメージから「彩」の漢字を当てて用い、苫社協70年間の感謝を込めて振り返るとともに、
これからの未来に向けて社協の総合力を表現したいとの願いが込められています
今回できあがったドローイングは副産物であり、参加した職員が横のつながりをもって
これからの苫社協を作っていく、そうした語り合いができたことが成果です。
今後、このドローイングを具体的な業務に反映していくか、引き続き深めていきたいと思います。
出来上がったドローイング(絵)は、市民活動センター1階ロビーにて展示しております
「笑顔の彩発見フォトコンテスト展示会」と併せてご覧いただければ幸いです
70周年記念事業実行委員会