久々に感動した映画でした。
この映画は訪問美容の映画でした。
カリスマ美容師が挫折をきっかけに訪問美容と言う仕事に出会い色々と成長していくと言う内容の映画で理容師、美容師さんや訪問理美容をされてる方は興味があるから観にいくだろう映画ですがこの映画はこれから仕事を始める若い子や人との付き合いが苦手な方や老人福祉施設で働いてる方、病院関係の方、在宅介護されてる方などもとても共感のもてる内容だと思いました。
訪問理容師の立場で観てしまいましたが、美容師、理容師は髪を切る事だけではなく人と人との繋がりや会話を楽しみながらしてほしいし私自身はそういう面は心がけています。
訪問散髪ってプライドの高い美容師、理容師はしてあげてる感を持つ方も結構いるように思いますが。。。
本当は違うんですよね。
施設の散髪もただ髪を切るだけ、ロボットのように業務をこなすだけの仕事なら誰でも出来る。
そんな仕事をされてる同業者の方がいたなら訪問散髪はしてもらいたくないです。
貴方にしてもらいたいと思われるような気配りや心くばりも大切だと思っています。
例えば訪問散髪へ行くなら美容院、理容院へ行けれない方の散髪なのでどういう点に注意すればいいのか。
訪問散髪は利用者さんとの接し方も気をつけなければいけません。
施設の散髪ならどんな施設があるのか??その方が認知症ならどういう事に気をつけなければいけないのか??
寝たきりの方、車椅子の方の注意点。気をつけなければいけない事はどんな事か?
訪問散髪ってある程度の知識も必要です。
この映画の中では施設へ入られた方や介護師さんとのコミュニケーションのやりとりも沢山出てきました。
この映画を観た方は施設への見方も随分変わると思います。
この映画は元々訪問散髪がしたくてお店以外に施設へ出向き行くのではなかったのですが、散髪を必要としてる方でお店に行けれない方がこんなにもいるんだぁと言う事や美容師、理容師さんってこんな事もしてるんだぁと観てる方が少しでもこの仕事に興味を持ち自分が散髪してる時に思い出してもらえるといいなぁと
後、施設の方、訪問散髪されてる方はお年寄りの死とも直面する事もあるのですがとてもやり甲斐のおる仕事だと言う事、自分と重なる部分も多々あり本当感動映画でした。
謙虚な気持ちでこれからも理容師として頑張っていこうと思えた映画でした。