同業者の方から

被災後なーんにもない我が家。
勿論商売道具も全て使えず。
無理を言って総社の先生から色々道具を借りて何とか施設や在宅への散髪は出来るようになっていた頃ホームページやフェイスブックやLINEなどで被災状況書いてたら良かったらと井原の同業者の方からお化粧品、埼玉県のたねやの方からシェービングブラシ、メイクブラシ、炭酸商品など、同じ埼玉県からKIYOTSUNEさんからバリカンなどいるだろーからと送られてきました。
本当有難いです。

理容師は人を笑顔にする 幸せになる素晴らしい仕事です。と

胸に刻みこれからもお客様に喜んで貰えるよう頑張ります。

居抜き店舗で9月中旬には再開予定

被災してからすぐリフォームしてお店も早く再開出来ると思ってましたが我が家はベタ基礎になってなく。。。2000万以上のリフォーム代をかけても1度浸かってる家なので地震には弱いと言われ、お金もないし、どうせ建て直すなら基礎からきちんとしてから安い工務店で建て直しをしようとなり現在解体待ちです。
この1ヶ月と少しの時間で真備で仮設店舗をずつと考えていたのですがなかなか市からの話しもなくあちこちあたってみたのですが返事もなく。。。この先ずっとお店が出来るまで1年くらいはバイトをしないといけないかな？と思っていた矢先、知り合いの方から居抜き店舗の話しが舞い込んできました。
居抜き店舗は同じ真備町の美容室M2のオーナーさんが既に玉島で始めていて、私達が落ち込んでいる時いつも連絡して励ましてくれ、私達みたいに小さい所は自分たちの生活は自分たちで守らないといけない事や、居抜き店舗をしては？と言われていたのでそこの家主さんに早速連絡。
家主さんは私達の状況をよく知っていてこんな状況で何もないんです。ココでお店をさせて下さいと話しをすると快く引き受けて下さいました。
ココは今までにも色々話しがあっても断っていたらしいのですが知り合いと言う事もあり契約出来てとても嬉しいです。
現在、まだ実家へいるのでトレーラーハウスに入れてからの手続きとオープンになりそうなので9月中旬になるかも？ですが早く再開出来るよう頑張ります。

この1ヶ月半色々な事があり、色々変わってきています。
最初は早く真備でお店をしなければと言う気持ちが強かったけれど、今は居抜き店舗で出来るようになり、これから建て直すのでゆっくり色々決めていこうと思うようになりました。
又コロコロ心境も変化していくと思いますが必ず真備の地でお店をしたいと思っています。

沢山の物資が届けられ

被災後あちこちで物資が届けられていましたが毎日片付けに追われてクタクタのカラダで物資がある場所まで行く事が出来ない人が殆ど。
私も殆ど行けれずで友達にLINEで送って欲しいと呟いたらすぐ届けられました。

後、以前からお世話になりっぱなしの茶屋町の開業したばかりのD rは被災後すぐ
東岡山の実家にお見舞い金と医療物資を届けてくれ、しかも私達が必要な物を使いやすく、わかりやすく分別して届けてくれました。

友達も沢山物資を届けてくれたのでそれを小分けにして近所の人達に配れ行く手間が省けて喜ばれました。

本当1番大変な時、ツライ時に助けてくれた事は一生忘れない出来事です。

やっと水が引いた

テレビでも真備町の事が出るようになり、助けを求める人達がテレビに。
皆んな無事だろーか？連絡つく人たちは無事だけど。。。自衛隊、救急隊に助けられた方もいたりボート出して助けてる人達も。

被災後、箭田地区は丸2日水が引かずでした。
やっと水が引いて自宅へ戻ってみる。
あちこち観たけれど家の中が凄い事になってるけど我が家は大丈夫だろうと思っていた。
ドキドキしながら家の中へ。
やっぱり無茶苦茶。泥まみれ。強烈な匂いが鼻をつく。
二階に上がってみる。
二階も無茶苦茶。
ショックだったけど現実を受け止めこれから家の中を片付けよう。
お店は早く復興したいからと無我夢中で片付けが始まる。
その時は家の中の物を出し、リフォームすればお店も家もすぐ住めるだろーと簡単に思っていた。

助けを求められても。。。

朝方どうにか新本抜けて実家の東岡山へ向けて車を走らせる。
総社も交通規制がかかってると連絡入ったので道を考えながら進んだけれど花尻付近で又激しく浸かってる。
途中車が動かなくなり止まってる場所も。
ヤバイんじゃない？進めないんじゃないん？と話してるとやっぱり道がなくなりUターンしてる車で渋滞。
結局Uターンしなくてはいけなくて車が止まる一歩手前くらいで何とかUターン出来き早島からやっと実家へ帰ったのが夕方。
あー良かった。と思うのもつかの間、友達から助けての連絡が。私達は大丈夫だけど友達から連絡があってもう首まで浸かってる。携帯も繋がりにくいのでLINEで連絡来たけど私達もLINEしか繋がらずなので連絡して欲しいと。
警察へ連絡すると真備町一帯が浸かっていて200人以上の方から救助要請来てるのでいつ行けれるかわかりませんと。。。
もう首まで水が来てると言ってるから早く行ってあげて欲しいと言うも必ず行くから希望を持って待っていて下さいと言って下さいと言われる。
もう助けてあげたいけれどどうにもならない状況。
友達には連絡したから希望を持って待っていてと言ったけれど本当大丈夫だろーか？
もう不安一杯であまり眠れず次の日が来る。

西日本豪雨当日から次の日

真備総合公園へ行く途中渋滞で先へ行けれず。
携帯から友達にあちこち連絡するともう着いてる友達もいて中はそんなに人いないよと。
まだ家にいる人も沢山いた。
我が家は車で移動していたけれど渋滞で行くことが出来なく、途中トイレに行きたくなり第2駐車場へ行く道があったのてとりあえず第2駐車場へ。
その上は社会福祉法人 幸風会がありそこへトイレを借りに行く。
行けば避難しに来た方々が既にいて真備の総合体育館へ行くより人も少ないし犬もいるのでとりあえず第2駐車場で夜を明かす事に。
私はシルバーセンター後楽へ。
ここでテレビを観てると真備はいっこうに出ない。
朝方まで寝ずにテレビで状況確認。
一向に真備は出ない。
家にいる方から助けの連絡来てる画像を観るともうあっあちこちかなり浸かってる。
でも我が家は大丈夫だろうとその時は思っていたけれど箭田駅周辺の画像が携帯から送られて来たのを観たらもうダメだと確信。
避難途中、車が浸かりやっとの思いで出て泳いでここまで来たと言う方や、流されて
電信柱に捕まり助けられたと言う方も。
携帯からあちこち助けてと連絡が入ってくる。
警察へ連絡するも沢山いるのでいつ行けれるかわからないと。。。どうなってるんだ？
不安な中、状況がわからない中朝を迎える。

朝になると後楽の施設の職員の方々からオニギリ、お茶も職員の分を分けてくれてたようでそれを頂けました。
その後、真備総合体育館へ行って状況確認すると
現在、物資も届かずこちらは何もない状態ですと。。。
いつ物資が届くかわからないと。。。。
あちこち知り合いがいて泣きながら話す人達を観ながらこれは大変な事になってるとその時確信。
我が家は犬もいる。
避難場所へ行くのは難しい。どうにかしなければ。。。
朝になり後楽の職員が仕事しに家から来たと。
えっどうやって来たんですか？と聞けば総社の新本方面から来たと。
聞いたのが車で来たと言う時間が1時間まえの話し。もしかしたら総社方面はまだ道があるかも？これは行くしかないととりあえず真備を出る事に。

西日本豪雨当日の出来事

7月6日。
当日我が家は仕事後ご飯食べてのんびり過ごしてました。
いつも小田川決壊するかも？と言いながらいつも大丈夫だったので今回も大丈夫だろうと皆が思っていました。
ご飯食べてお風呂に入ってくつろいでたら近所のゴルフ仲間の子が我が家の裏が崩れるかも？危ないからそっちに避難しに行っていいですか？と連絡あり我が家へ来ていました。
お隣のおばちゃんも我が家へ来ていて怖いなぁといいながら11時までテレビを観ながら過ごしてるとドカンと地響き家が揺れこれはオカシイと。外へ出る。
なんにもおきてなく家でテレビ観てると小田川を管理してるオーナーの同級生から小田川決壊するかも？今回はヤバイかも？早く避難した方がよいと連絡。
そうは言っても少し浸かるくらいだろーと思いながらとりあえず運動公園まで車を走らせました。
お隣りのおばちゃんは二階へいるから行かないと言ってるのを強引に連れて。。。

今まで行ってた訪問散髪その後と居抜き店舗

被災してからドロドロのお店の中、ハサミだけは取り出して研ぎに出してました。
施設、病院、在宅へ訪問散髪しているので
真備町以外の施設や在宅の方の散髪は家の電話を携帯へ転送にしてからちょくちょく依頼も。
バイトを始める前にあちこちの施設で仕事下さいと言ってたのでその依頼もあり、バイトも始め、施設や在宅へも行き出し仕事が出来る喜びを今かみしめてます。
普段の生活なら体験する事ない経験を今沢山しています。
被災して思う事。
こんな私達でも沢山の方々から支援、応援して下さり感謝しかないです。
人の暖かさを被災してからは沢山感じる日々です。
そんな中、私達を心配してくれた方から居抜き店舗の話しが舞い込んできました。
思いもよらない事でしたが家主に現状を話してここでさせて貰えませんか？と言うと快く引き受けて下さりました。
昨日新仮店舗の大掃除をしてきました。
場所が今は実家暮らしで通える距離ではなく、
トレーラーハウスに9月に入居後になる為に9月半ばになるかと思いますが又真備町のお客様や新天地でのお客様が来て下さる事を願っています。
blog更新をまとめて昨日からしました。
とりあえずの今現状です。
被災してから顧客の管理してるパソコンもなく皆さまへ連絡も出来ず。。。
心配して下さってる方で連絡がつかない方々はこのblogを観てくれてたからよいなぁと思い急いで今の現状を書きました。
真備の地で又お店が出来るまでの道のりはまだまだです。
こんな状況ですがこれからも支援、応援お願い致します。

家もなし店もなしマイナスからの出発

被災してから1週間目までは片付けに追われ、その後1週間目までは途方に暮れる中真備の自宅通い。なかなか現実と向き合う事が出来ず。
3週間目になるとテレビの報道も少なくなり真備町だけ取り残された感じがしだし、被災された周りの人達も仕事に行き出す中、職も失った私達は何も出来ずにただ避難場所の実家でただただボーっとしてました。
髪の毛は白髪混じりでボサボサ。気分も落ち込み何も考えたくない状況。
気分転換に散髪と毛染めでもしに行こうと安い散髪屋さんへ２人で行きました。
そこで働く人達の活気あるれる姿、接客、特にシャンプーがとっても気持ち良くて感動でした。
帰りぎわに思った事。お店をしてから24年目になった私達はお客様に対しておごり高ぶりがなかっただろーか？
人の仕事を観て沢山感じる事がありました。
どうせゼロからのスタート。いやマイナスからのスタート。今一度初心にかえり仕事に対して考え方を変えようと思った私は近くの散髪屋さんへバイトを申し込みに行きました。
被災して何もないんです。生活これからしていかないといけないので雇って下さい。
心よく引き受けて下さったお店へ1から基本から学びたいとバイトを始める事にしました。

現在の様子

我が家は愛犬がいる為に仮設住宅なかなかは入れずでしたが仮設トレーラーハウスが当選しました。9月には入居予定です。やっと真備方面へ帰れそうです。
自宅兼店舗は建て直す予定です。