スーパーカブ3号機・カブプロのエンジンからがしゃがしゃと不快な音がするので気になっていました。
エンジンを110に載せ替えようかと思っていたので放置プレイしてましたが、なかなか手に入らない。
めっさ高くなるんですよ。
5万円とかさ。
だから、ここはボアアップキットを買って組み込む方針の転換を決めたのですが、なんとタケガワには在庫が無くなってしまいました!次の出荷は9月!が~ん。
私はどこ?ここはだれ?
踏んだり蹴ったりとはこのことか!
しょうがなく、今できることをすることにしました。
すなわち、カムチェーンテンショナーのチェックですよ。
でも、結局チビてて交換するのは目に見えているので、アマゾンで先に注文しました。
千円前後の部品なので、検索すればすぐ出ますね。
カムチェーンテンショナーローラーと、カムチェーンガイドローラーです。
まあ、ごちゃごちゃ言ってもしょうがないので、作業をしましょう。
まずは、ステップを外します。ボルト4本なので、気にせずさっさとボルトを外し、リアブレーキを押し下げながら抜きます。
けっこう汚れてる。
いつも、ねじがどっかいってしまうので、位置をチェックしてダンボールに刺しておきます。
ボルトの裏にテープを巻いて、抜けなくしておきました。
ステップが外れたら、シフトレバーを外して、オイルを抜きます。
オイルが入っていると、作業中に大変なことになります。(知ってるっちゅうの!)
オイルが抜けたら、フライホイールカバーを外します。
こんな感じで、ネジが刺さったダンボール。
カバーは横によけておきます。
この時点で持っていたフライホイールプーラーは、AA01のために買ったものなので、まるで使えません。
Amazonで買ったフライホイールプーラー30mmのピッチ1.5です。2490円。
フライホイールプーラーを取り付けて、プーラーホルダーで保持しながら本体の溝をモンキーなどではさんで、真ん中のボルトを押し込みます。これ、23ミリもあるんですよ。大きいラチェット持っててよかった。
フライホイールが外れると、中身はわりとあっさりしています。
チェンジロッドの横にある10mmヘッドのm6ネジをはずしてから、底面にあるヘキサゴンソケットボルトを外すと、ばねとアジャスターロッドが顔を出します。
前に買っておいた、新品のロッドを使います。ばねも新品交換。
上が使用品、下が新品。アタマのゴムも新品に交換します。ヘッドの厚みが全然違う!
ばねも長年の使用で縮んでしまっています。なにしろ、88000キロです。
カムチェーンガイドローラーも外しました。シリンダーの横に付いている10ミリヘッドのm6ボルトを外すと取れます。右が外したもの、左は新品が間に合わなかったので、程度の良いものを使います。
これがメインの交換対象です、カムチェーンテンショナーローラーです。長年の酷使に耐えかねて、山がなくなっています。これじゃ、チェーンは踊りますね。下は新品です。これは、ポンと抜いてきゅっとはめるだけの簡単作業です。
余談ですが、このカムカバーにはゴムのパッキンがはまっているので、再使用可能でした。
ここを開けて、真ん中のボルトを抜くとカムギアが外れて、カムチェーンを抜くことができます。
もちろん、ガイドローラーも抜けます。前でも後ろでも、好きなほうから抜いてください。
カムチェーンは、後ろ側に引き出して抜きますが。
新品カムチェーン。
今回は使いませんでした、82コマって、AA04に使えるのかわからなかったので。
ひょっとしたら、AA01用かもしれなくて、わかりませんでした。
チェーンの長さは変わらないんだけど、なんかうまくはまらなかったから…
あとは、上死点を合わせて、カムギアの凸部分をカムの凹部分に合わせて組み込んだのち、ボルトを締めて、アジャスターロッドを下から押し込みます。
ばねをどっかに飛ばさないよう慎重に行いましょう。
オイルドレンボルトも忘れないようにね。
手持ちの、良いオイルがバルボリンのVR1(1リットル)しかなかったので、これを入れました。
オイルレベルゲージを確認しながら、約850ミリリットル入れました。
これで作業は終了です。
実際の作業時間は1時間程度と思います。
外装を外すときに、前のカバーを先に外さないと、レッグシールドが外しにくいのでご注意ください。
では、ぐっどらっく。
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