産直の店大地

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高田渡さん

2005年04月17日 | 日記
渡さんが逝ってしまった。
なんかポッカリと胸に空洞ができたみたいで、あれから地に足がついていない。
彼には100歳くらいまで生きて、ギターを弾いて、若い者をからかい続けていて欲しかった。
私が文学というか詩の面白さというか、そういうものを愛するようにしてくれたのは渡さんでした。
高石友也さん、岡林信康さん、中川五郎さん、早川義夫さん、シバさん、加川良さん、岩井宏さん、斉藤哲夫さんとか、中学、高校生のときはそんな人たちの音楽を聴いて育ちました。中でも高田渡さんは特別な人です。

一度だけ、ライブの打ち上げにずうずうしく参加し、渡さんと話をさせていただいたことがありますが、めちゃくちゃ緊張してしまいました。

映画とかもできて、テレビなんかでも取り上げられ、ようやく世の中の人々に渡さんの存在価値が認められてきたという矢先、こんなことになってしまうなんて本当に神様のすることはミステリーです。いや、渡さんが世の中に認められるような時代が彼を殺したのかもしれません。

そうです。私にとっては渡さんは神様みたいな人であって、本当に神様になってはいけない人でした。彼にかわる人はいません。彼の音楽は彼独自のもので、誰も彼のかわりになれる人はいません。

渡さんは死ぬときどんな夢を見ていたのだろう。

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