アイドル研究所

考えて人生を過ごしたい、ゆとり世代最後尾を生きている人の独り言

アイドルの過剰な敬語問題について

2023-02-03 15:46:42 | 日記


今回は「アイドルの行き過ぎた敬語問題」について考えてみました。

最近、様々なコンテンツを観る中で、アイドルの、(アイドルだけに限りませんが)謙虚な姿勢を見せようとするあまり、違和感のある敬語の使用が気になるようになりました。


例えば、
「○○役を演じさせていただいた」
「○○さんに憧れさせていただいています」
「調理実習をさせていただいた」

などなど。


兎にも角にも「させていただき」過ぎではないか?と、感じました。

この言葉については、文化庁の「敬語の指針」でも取り上げられており、間違いが多いものであることがわかります。


「させていただく」の、正しい発動条件(?)は2つ。

①相手または第三者の許可を得ているかどうか
②そのことで自分自身が恩恵を受けるのかどうか

と、されています。


これを踏まえて、先程挙げた例文を見てみると…

「○○役を演じさせていただいた」
相手の許可→出演オファー
自分に恩恵→次の活動に繋がる、等

このように捉えるのなら正しい…のでしょうか?

個人的には、演じたこと自体に対して、そこまでへりくだる必要性は感じませんね。




「○○さんに憧れさせていただいています」
相手の許可→100%いらない!
自分に恩恵→憧れているだけでは特にない

自分自身に恩恵があるか、という点では
「その人の存在が自分の活力になる」と、いう考え方もできるかもしれませんが、活力にするのは、自分の努力次第なので、また別問題なのかな、と。



「調理実習をさせていただいた」
相手の許可→いらない
自分の恩恵→ない

勉強していることに対していちいちへりくだっていたら、訳の分からないことになりそうです。

「数学の練習問題を解かせていただいた」とは言いません。その為、調理実習も同じです。


SNSが発達した現代社会では、一部分だけを切り取られて、意図しないところで批判を受けてしまうことがあります。

その結果なのか、信じられないくらい謙虚に見える言葉遣いが重宝されているような気がします。

「正しい日本語を正しく受け取れる」

そんな世の中になるといいな、と思います。


(私の解釈違い等ありましたら、是非教えてください)



最後までお読み"いただき"ありがとうございました!笑