坂東太郎のトネ

宅猫と保護猫
時々マンガ

悲しみの満ち干き

2022-07-28 17:40:00 | 三郎
昨夜は殆ど寝れずにある症状を調べていた。それが頭から離れず眠れなくなった。
三郎はやはりあの時病院へ行くべきだった、との思いが身体中を駆け巡り遺影も見れなくなった。
悲しみと後悔、戻れるものならせめて10日前にと苦しくて胃液が上がってくる。

夜が開け三郎を連れて行った病院2軒に電話する。最初の方は担当医が公休とのことで明日折り返すと。もう一軒に掛けると往診中。きっと何度もしつこいと思われてるだろうな…と電話を切る。
例えようもないザラザラザワザワしたものを腕に感じ、また事例を読み漁る。

昼休みセカンドオピニオンの先生から電話が来る。変わらぬ優しい声だ。
三郎の自覚症状に当てはまる症状を述べレントゲンについての所見を尋ねる。
すると先生はそうではないと言い、エコーやレントゲン、血液検査から読み取れるものを所見を交えながら話してくださった。そして私の心の終わることのないと思っていた悲しみの嵐を鎮めていった。
こうこうこういうことから三郎くんは苦しんで逝ったのではないんですよ、と。

涙が溢れスーーッと胸の中の哀しみが引き始めた。
肝臓癌に気付けなかったことも後悔し切れないことだったが、急変してからの短い時間のどうしようもない対応しか出来なかった事の後悔が隙間なく心を占めていて、もうこれは一生背負うものと毎晩思っていたからだ。

本人も気付いてないかのせいもあると。。
三郎らしいな…。
哀しみが干いていくなんて思っても見なかった。この後も満ち干きの繰り返しだろう。でも最後、三郎が腕の中にいた事、これだけは感謝して生きていこうと思う。

三郎、今夜はちゃんと寝るから一度くらいは夢に出てきてね。
ありがとう、三郎。



大好きなシマホイと🍀





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