坂東太郎のトネ

宅猫と保護猫
時々マンガ

三朗の3日間と旅立ち

2022-07-25 11:43:00 | 宅猫
2020/8/21 AM6:30
三朗が旅立ちました。

8/19に歯茎が真っ白になってるのに気付き病院で診察してもらった。診断は重度の貧血に肝臓が肥大し全体が白くモヤが掛かってる。肝臓全体が腫瘍だとの診断。このままだと数ヶ月と言われ頭が理解出来ず医者の言うことが全く耳に入って来なかった。
気付いていたこと…体重減少、元気がない、催促はするがパウチを食べない。。カリカリは食べてたから飽きたのかな、と思ってた。
帰宅後、色々調べいても立ってもいられず別の病院へ。そこで歯や肝臓の容態から見るに三朗は10歳は超えてる。14歳くらいなんじゃないか、と。私たちは見かけや元気の良さから勝手に一桁と思ってた。そういう事も気づかなかった要因で、自分の馬鹿さ加減に頭が狂いそうになる。
帰宅してからジェリー仕立てのパウチと鳥胸肉の茹でたものを少し食べホッとしてた。夜ウンチもしていた。何とか治療を続けて頑張ろうと思った翌朝…

10:00、容態が急変し口呼吸で苦しみ、その後は床に寝たまま時折寝返りを打ち、何も食べなくなった。名前を呼んでも反応せず。水とトイレは自力で行く。フラつきはないが歩行が遅い。その姿を見てもう死期が近いと感じ病院へは連れて行かなかった。
そして翌朝6:10、砂をかき混ぜる音で目覚めると、三朗はトイレから出て水飲みに。少し飲んだ後また軽度の発作で口呼吸を始める。家族を起こし声がけをするが反応しない。
ああ…三朗は逝ってしまうんだ…そう感じクールベッドへ運ぶ。
大きく口呼吸し、瞳は真っ黒できっと瞳孔が開いでるんだろう。溜息のような大きな呼吸を吐いた後、体全体でのけぞり震えた後、私たちは残され三朗は逝ってしまった。

三朗の容態が判明してから3日。時間にして42時間という短い時間で、三朗は速足の如く空に駆け上がって逝ってしまった。
失って初めて分かる存在の大きさと喪失感。取り戻すことの出来ない過ぎ去った日常に悔いばかりが残る。
何事なく平穏な日常というのは奇跡。三朗が残してくれたもの、命に変えて教えてくれたもの。忘れずに大事に抱えて行きたい。
三朗と過ごした7年間、本当に楽しくて育児のようで、母性を感じさせてくれた。
またきっと戻ってきてね。心から感謝と愛をこめて















最新の画像もっと見る

コメントを投稿