船釣りのシロギス釣りは初心者にはよい釣り物だと思います。
条件が最悪でなければそこそこ誰でも釣れるからです。
しかしながら、シロギス釣りは初心者と上級者で非常に釣果に差が出るのが特徴です。
初心者が１０匹の時に上級者は７０匹くらい楽勝に釣ってしまうのです。
数を釣るためには技術的な面が一番の大きいのですが、その技術を支えているのがロッド（竿）の感度なのです。
釣り方はまたの機会にして、ロッドについて書いてみます。
ある程度釣り方が分かったらどんなロッドを使えばよいのか。
その答えは「超高感度」ロッドです。
例えば、ダイワの「極鋭キス」シリーズがこれにあたります。
AGSガイドとSMT（スーパーメタルトップ）の採用により、汎用ロッドとは全く次元が異なります。
極鋭キス82Ｈ-175AGS
このロッドは精度の高い誘いで釣るテクニカルモデルです。
釣り人の狙い通りに精度の高い誘いを可能にする操作性を最優先した攻めの調子です。
竿の長さと張りで自在の止めと誘いをこなせる仕様になっています。
現在販売されているシロギス用ロッドでは最も超高感度のロッドです。
極鋭キス73M-175AGS
オールラウンド鋭敏 7:3 乗せ調子です。
操作性と乗せの最適バランスを追求したモデルです。
広範囲に誘え、小さなアタリも弾かず食い込みに優れた調子になっています。
操作性に優れ遠投性能と置き竿もこなすオールラウンド対応モデルです。
どちらのロッドを選択するのか迷うところです。
では、実際に両方のロッドを使った感想を以下に書いてみます。
極鋭キス82Ｈ-175AGS
誘いをかけて非常に小さなアタリを感じて掛けて釣りたい人は、テックニックで釣る楽しみがあります。こちらは穂先を弾かれることが多い傾向にあります。折角アタリがあっても弾かれたら魚を掛けることができません。穂先に出ない小さなアタリを感じて合わせることができればこちらがお勧めです。このロッドは技術が伴わないとロッドのポテンシャルを発揮出来ません。
極鋭キス73M-175AGS
穂先に出ない非常に小さなアタリで合せられない人は、極鋭キス73M-175AGSが無難だと思います。こちらの方が穂先を弾かれない傾向にあります。穂先を弾かれないので魚を乗せやすくなります。しかし、感度は極鋭キス82Ｈ-175AGSより劣ります。当然誘いのレスポンスも劣ります。魚の活性がよく食い込みがよいのであればこちらのロッドがお勧めです。
両方とも感度の差こそあれ高感度ロッドです。一本目は極鋭キス73M-175AGSとし、技術的に上達したら極鋭キス82Ｈ-175AGSを購入するのが順序かなと思います。
