良く釣れて、ときには爆釣するカンツリ(管理釣り場)用の定番スプーンをご紹介します。ロデオクラフトのノアとジキルにフォレストのファクターです。
釣具屋さんやルアーショップに行くと、ものすごい数のカンツリ用のスプーンが並んでいます。カンツリ初心者の方はどのルアーを買えばよいのか全く分からないと思います。私が約10年前にカンツリを始めた時もそんな感じでした。
お店の人に何を買ったらよいのか聞いても、渋谷サンスイなどのカンツリトラウト専門店でないと、的外れなルアーを勧められることがあります。カンツリ現場で釣れてる人に聞いても人それぞれ釣り方が違うので、言われたものを買えば釣れるというものでもありません。
では、どのスプーンを購入すればよいのでしょうか。
その答えは、雑誌(アンぐリングファン)を読んだりお店で聞いて購入した沢山のスプーンの中に当たりルアーがあります。全てのスプーンが釣れるのではないので、いろいろ買って自分で当たりルアーを見つけるしか方法はありません。
私は、お店の人に聞いて、経験者に聞いて、雑誌を読んで沢山スプーンを買いあさりました。カンツリ上級者の知人がいなかったので、これしか方法がなかったのです。
カンツリ上級者の友達がいれば一番手っ取り早いですね!
では、私のカンツリ歴約10年で分かったよく釣れるスタンダードなスプーンをご紹介します。よく知られているメジャーなスプーンです。
ロデオクラフトの「NOA1.8グラム」「NOA Jr1.2グラム」「JEKYLL Jr1.1グラム」とフォレストの「Factor1.2グラム」が現在の私のメインルアーになっています。
ロデオクラフトもフォレストも老舗ルアーメーカなので在庫も豊富で安心して使えます。
スプーンの釣り方は置いといて、各ルアーの特徴を簡単に説明します。
「NOA」はロデオクラフトの根幹となるルアーで、アクションはウォブンロール系で水を押す強アピールタイプです。
「JEKILL Jr1.1グラム」はロデオクラフトの弱アピール系の中心軸となるルアーで、アクションはロール系で水を逃がすタイプです。
「Factor Jr1.2グラム」はウォブリングとロールの中間アクションのウォブンロール系で水押も「NOA」と「JEKILL」の中間ぐらいです。
私の上記ルアーのローテーションの基本は以下のとおりです。
①「NOA1.8グラム」で高活性の魚をターゲットにします。
② 魚の反応が悪くなってきたら「NOA Jr1.2グラム」にシルエットを落とします。
③ 更に反応が悪くなってきたら「Factor1.2グラム」でアクション控えめにします。
④「Factor1.2グラム」が効かなかったら「JEKILL Jr1.1グラム」でロール系のアクションに変えて弱アピールでスレてきた魚を釣るようにします。
この4種類のスプーンを所持していれば、ほとんどのカンツリでよい思いが出来ます。
ルアーのカラーについても、釣れる定番カラーとそうでないものがあります。これは以下の写真を参考にしてください。この色は絶対にはずせないという定番色です。あとはお好みで揃えればよいと思います。
左から「NOA1.8グラム」「NOA Jr1.2グラム」「JEKYLL Jr1.1グラム」
「Factor 1.2グラム」
上記スプーンが入っているワレット
普段はこれらのスプーンをワレットに入れて持ち歩いています。たったこれだけのルアーと色で釣れてしまいます。
魚の活性が超しぶしぶで、この色以外でカラーローテーションが必要と感じたら、別のルアーケースから状況に合っているであろうと思われる色を取り出して、カラーローテーションの幅を広げて釣ります。
カンツリの水質は、クリア、ステイン、マッディ、渓流といろいろですが、私のワレットの中にあるルアーでほとんど対応可能です。
このルアーを仮に購入したとして必ず釣れるかというと、それはその人のスプーンの知識と技術と経験の程度によります。
今回ご紹介したルアーは、私が星の数ほど所持しているスプーンの中で、カンツリの定番の一つです。
カンツリの王道はスプーンです。
それは、知識、技術、経験がある人ほどよく釣れるので、奥が深くてとても面白いからです。その日その時の正解(場所、レンジ、スピード、カラー)を見つければスプーンでもよく釣れるし爆釣もします。
これからカンツリをする方は、スプーンは簡単ではないので、お助けルアーといわれているものから初めて → クランクベイト → 最終的にはスプーンという順序がよいと思います。
いきなりカンツリで爆釣をしたいのであれば、ネオスタイルをお勧めします。私は、ネオスタイルの変形で自分で考案したコゲスタイルという釣り方をします。
これは、ネオスタイルのロッドを使わないで、スプーン用の高感度ロッドでネオスタイルのルアーを使って縦釣りをする釣法です。ネオスタイルではなくてもコゲスタイルでもコツをつかめば爆釣します。
ダイワのプレッソLTDーSMT(トップが金属)のような超高感度を追求したロッドがイチオシです。このロッドがあれば、本来のスプーンの釣りもネオスタイルのルアーを使用した縦釣りも可能です。
コゲスタイルについては、このブログの過去の記事をご覧くださいませ。