先程、山のようにあるCDを整理していたら、面白いCDが出てきました。このCDに関連する記事を書いてみます。
今から10年くらい前でしょうか。私は、フュージョンバンドでドラムを叩いていました。ギター、ベース、キーボード、ドラムスの四人編成でした。2~3年くらい活動して、もののみごとに空中分解しました。
私は、高校生からバンド活動を始め、かれこれ数十年が経ちました。唯一空中分解した最悪のバンドでした。思い出したくもなかったのですが、時が解決してくれました。今では、何の感情もありません。
結成してまもなく、私はスネア、ギター担当は数十万円のセミアコ、ベース担当は数十万円の五弦ベース、キーボード担当は JUNO を購入する意気込み。やる気満々のスタートでした。
楽曲的に難しい曲が多いので、メンバー全員が仕事の合間に個人練習にセッセと励んでいたようです。私も毎日一時間位練習していました。
メンバー全員、耳コピ・アドリブの譜面・スコアなしです。
このバンドから、よいこともよくないことも学びました。
①ジャンルがフュージョンなので技術的に難しい曲が多いため、コピーしているうちに、自然と技術的にレベルアップしました。これはよいこと。
②自己主張の強いメンバーの集まりだったので、なにかともめごとが多く、酒が入れば必ずと言っていいほど衝突。これは非常によくないこと。
趣味として楽しむためのアマチュアバンドが、なんと苦痛バンドになってしまいました。これでは本末転倒です。やってる意味がありません。
苦痛に満ちたバンド活動でしたが、楽曲にはメンバー全員が真剣に取り組んでいたので、空中分解直前にはアマチュアフュージョンバンドとしては、そこそこ人前演奏ができるようになっていました。
主なレパートリアーティストは、フォープレイ、ラリーカールトン、リーリトナーなどの洋物クラシックフュージョンプレイヤー。クロスオーバー時代のジェフベック。カルロスサンタナなどなど。今思えば無謀の極みでした。
とりあえず、どんなものか聴いてみてください。演奏レベルは、アマチュアフュージョンバンドとしたら中の下くらいでしょうか。曲は、フォープレイの有名な曲バリラン(Bali Run)です。スタジオ一発録りの MP3 64kbps なので音はよくありません。
ステレオイヤホンをご使用ください。
フォープレイのメンバーは、ギターはリーリトナー(後期はラリーカールトン)、キーボードはボブジェイムス、ベースはネーザンイースト、ドラムスはハービーメイソンといった世界的に超一流のそうそうたるメンバーです。
ハービーメイソンは 、Bali Run をオープンスタイルで叩いていたので、私も真似をしてみました。オープンスタイルとは、左手でハイハット(ハット)を刻みます。一般的には、ハットは右手で刻むので、腕がクロスする形になります。オープンは左手でハットを刻むので、腕はクロスしません。この曲のハットは左手のダブルストロークで刻んでいます。ハットの音を聴くと分かります。
ネーザンイーストは、六弦ベースを使用しています。今までに六弦ベースを使用しているアマチュアバンドは見たことがありません。五弦はいいと思うのですが、六弦て本当に必要なのかな・・・
中学生からドラムを叩き始めて、今までにいろいろとバンド活動をやってきましたが、年齢・練習時間等々からして、ハードロック、フュージョンなどの濃いものはもういいです。叩けといわれても、もう叩けません(汗
今では、フュージョンというジャンルは過去の遺物になってしまいました。楽曲が演奏技術的に非常に難しいので、アマチュアには取っつきにくい。演奏者の自己満足になりかねない。とうことで、すたれたのでしょうか・・・
前向きに考えれば、このバンド経験があって現在のバンド活動を楽しめているのだと思う今日この頃です。
という昔のおはなしでした (^^)v