お正月の三箇日に、FISH ON ! 王禅寺に、今年の初釣りに行ってきました。気温は7度と低かったのですが、ベタナギ無風だったので寒さはほとんど感じませんでした。
大混雑で商売繁盛という感じでした。混雑でオマツリを避けるため、真正面しか投げられないシビアな条件でした。
いつものような釣り方では数は伸びないと思い、スプーンのボトム攻略に徹しました。釣果は、3時間(3時間券)で37匹ゲット! これならお正月大混雑としては、よいのではないでしょうか!
● ボトム攻略の基本メソッド
① ズル引き
② デジマキ
③ ボトムバンプ
④ ボトムステイ
⑤ ボトムのチョイ上を水平トレース
以上、5つがボトムの基本的な攻略法です。私の釣り方は自己流です。
● 当日使用ルアー
ボトムの場合には、養殖ニジマス用のエサ(ペレット)を意識した色を使います。ステイで食わせるので、反射行動で食わせるという、本来のニジマスルアー釣りとは違うカラーを選択します。当日は、この3個のローテーションだけです。
ボトム専用のルアーも販売していますが、ニジマスルアー釣りの王道はスプーンです。私は、王道で攻略したいのでスプーンを使います。釣った時の達成感が違います。
上からダイワレイブ1.5g(茶、深緑)+ 一番下のルアー名称忘れました(汗
では、当日の私の自己流ボトム攻略法を以下に書いてみます。
● ボトム攻略法(釣り方)
10メートルくらいキャスト → 着水と同時にリールのベールを戻す → 軽く1回フリップを入れる → ロッドは水平に構える → そのままテンションフォール → 着底 → ボトムで3秒ステイ → リールを一回転巻く → ボトムで3秒ステイ → リールを一回転巻く → ルアーが見えるまで「ステイ」&「リーリング」を繰り返す。
● 解説
王禅寺イチロー池は、全周囲にわたり岸辺から5メートル沖近辺がカケアガリになっています。ニジマスはカケアガリに居着く習性があります。10メートル位投げてテンションフォールをすると、水深が4.5mなのでカケアガリのやや沖側にルアーが着底します。そして、カケアガリに着いているニジマスを丹念に狙います。
フォール中にバイトがあれば、当然アワセます。これは、本来フォールという攻略法ですが、ボトム釣りの一環となります。バイトがなければ、ラインを張ったまま着底させます。着底するとラインがたるむのですぐに分かります。
たるんだラインを巻き取って、ほんの少しだけ糸ふけを作ります。バイトがあれば即アワセられるようにしておきます。少しだけ糸ふけを作ることによって、ラインでバイトを見ることが出来ます。
ラインを見てバイトを確認します。ラインが張る。糸ふけが出る。ラインが横に走る。これらは、全てバイトです。このようにラインに不自然な変化があったら、電光石火のアワセを入れます。
ラインのバイトは、手元に伝わるアタリ(バイト)よりもはるかに多いのです。ラインでバイトが確認できます。ラインでバイトを見て釣った方が、圧倒的に数が伸びます。
特に、今回のように、ボトムステイ的に釣るときは、ステイ中はラインにアタリが如実に出るので、ラインをよ~く見てバイトの確認をします。
また、ラインを見てアワセた場合には、向う合わせではないので釣ったという達成感があります。向うアワセ = 釣れた。ラインアワセ = 釣った。ということです。「釣れた」と「釣った」との違いは大きいですよ!
何故、1回フリップをいれるのか。「ルアーがここにあるよ!」とニジマスにアピールして反応させるためです。フリップでニジマスにルアーを意識させます。
何故、3秒ステイなのか。ニジマスがルアーの近くにいれば(又はルアーを意識していれば)3秒ステイで十分バイトしてきます。5秒ステイでバイトがなければ、ルアーの近くにニジマスがいないと割り切って考えます。その方が手返しがよくなります。
何故、リールを一回転巻くのか。王禅寺ボトム釣りでは、ニジマスが居着いているカケアガリを狙うのが最も効率的です。よって、カケアガリを丹念に攻めたいという理由です。一回転くらいのルアーの動きと移動距離が丁度よいのです。
デジ巻きとボトムステイを合わせたような応用メソッドです。
リール一回転巻きで根がかるようなら、早めの一回転巻きをします。早めに巻くとルアーが浮き上がり、底をズル引きしないので根がかりしにくくなります。それでも根がかるようなら、一回転巻きに変えて小さめのボトムバンピングをします。それでもダメなら移動しましょう。
以上、王禅寺における自己流ボトム数釣り攻略法(鉄板)でした。大混雑しているときには、真正面しか投げられないので、カケアガリのボトム戦略に徹することにしています。
鉄板でバイトがないときには、ステイ秒数やリーリングをズル引き、デジ巻き、ボトムバンプなど臨機応変に対応して、釣れるパターンを探します。
今回は、鉄板でたまたま釣れました。
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数匹お持ち帰りで、ムニエルにしてみました。塩コショウ+カレー粉で、カレー風味のスパイシーな味にしてみました。スパイシーさでは、ケンタッキー・フライドチキンに勝るとも劣らず、とても美味しいくて酒の肴に2匹食べてしまいました。
ニジマスは淡泊で生臭くもないので、調理次第でどうにでもなるお魚です。カレー風味のムニエルは、かなりお勧めかもです!