おはようございます。トピアリー宮崎です。
日比谷公園の中にある「緑と水の市民カレッジ」3階で企画展「江戸・東京オリジナル 探る・つなげる東京の文化財庭園」が開催されています。
ここで面白い工作物を発見!
豊島区郷土資料館が所有する「武江染井翻紅軒霧島之図」です。
以前お話を伺った豊島区の学芸員秋山氏の論文(江戸の庭園管理と園芸書 -植木屋の諸活動を通して-)によると「旗本・御家人が担い手だった江戸における草本奇品の流行が民衆レベルとなり、その指南書として「刷り物」が登場した」とあります。
平たく言うと園芸店のチラシのようなもの。
霧島つつじが見ごろの頃に配布されたと推察されるこの「刷り物」に「龍とらつくりもの」という表記があります。
龍と虎を模したつつじのトピアリーがあったということでしょうか!
入場無料のこの企画展は10月末まで。
是非!江戸後期の園芸チラシを見にいらしてください。
▲豊島区郷土資料館が所有する「武江染井翻紅軒霧島之図」