男はつらいよ 飛耳長目録

「男はつらいよ」に特化したgooブログ

遂に発見!大物ロケ地!

2024-05-22 00:02:16 | 日記

2024年5月

これまで不明だったロケ地が遂にわかりました!

苦節10年以上

探しましたね〜

 

そのシーンとは。

下記の寅さんとさくらの会話があったシーンです。

 

***ここから

 

さくら:お兄ちゃん!

 

寅次郎:あっ?

 

さくら:どうしたの?

 

寅次郎:いやぁ、お前の会社見にきたのよ、大したもんじゃねえか、ええ?

       何人ぐらい勤めてんだ?

 

さくら:この本社で1,200人ぐらい

 

寅次郎:はあ。。。男はみんな大学出か?

 

さくら:うん、大部分がね

 

寅次郎:へ〜、大したもんだカエルの小便だね

 

さくら:お兄ちゃん、一体何しにきたの?

 

寅次郎:おう、通りすがりに寄っただけよ。まあ、あんまり長居しても何だな

       じゃあ俺、帰らあ

 

さくら:もう帰るの?

 

寅次郎:あっそうだ、あのな・・・うーん、ほれ、あの「何」どう思う?

 

さくら:「何」って何?

 

寅次郎:ホラァ 隣の博とかいう職工よ

 

さくら:博さんがどうかしたの?

 

寅次郎:うんいやぁ別にどうもしやしねえけどさ、試しに聞いたんだ、やっぱり無理だろうな

 

さくら:無理?どういう意味?それ

 

寅次郎:いいい、何でもない、何でもない

 

さくら:あっ・・・

 

寅次郎:あっ!そうだ、ここの便所ってやつはよ、西洋式か?こうあげ蓋の

 

さくら:そうよ、どうして?

 

寅次郎:いや何でもねえ、何でもねえ。社長には会わねえで行くけど

               よろしくな、うん


               ねえちゃん、邪魔したぜ!

 

***ここまで

 

もーお分かりですね。

第1作でのこのシーンが撮影された場所。

つまり設定ではさくらの勤務する「オリエンタル電機」があったところです。

 

おそらくは「丸の内」であろうことは、寅さんの話からもわかっていましたが

あの「サントリー<純生>」の看板が、どこにあったのかがわからず

ピンポイントでの特定ができないでいましたが

ある1枚の写真をきっかけに、どんどん解明されロケ地が判明したというワケなのです。

 

でも、残念ながらその場所にはもう行けません。

最後のチャンスではあるのですが、少し遅かった・・・

当然もう同じ風景は見れないのですが、建物の内部であったり

現在見えている風景などを記録として残したかったのですが

叶いませんでした。

 

これはある意味歴史的なことでもあるわけですし、そして全国の寅さんファンや

まだ見ぬ未来の寅さんファンのためでもあるわけです。

これは後世に資料を残すという、今の時代の責務でもありますし、

また私の使命と勝手に思いこみ、これまでもロケ地解明に全力を尽くしているわけですが

どうしても叶わぬこともあるわけです。

私の力不足、どうぞお許しくださいませ。

 

今回は色々と1ページ当たりの容量を減らすため

複数回に渡りその内容をご紹介して参ります。

 

しばらくの間、お付き合い頂けましたら幸いです。

 

それでは第1弾

お時間のある時にでも、ごゆっくりとお楽しみください。

 

 

遂に発見!大物ロケ地 ①

 

 


弥太郎の部屋を考察

2023-12-05 18:11:00 | 日記

『男はつらいよ 寅次郎子守唄』

1974年12月28日公開

大川弥太郎:上條恒彦


弥太郎はおもちゃ工場で働くコーラス団の団長。住んでいるのは京成本線「京成関屋駅」より歩いて3分ほどのところにある「幸福荘」。その2階が弥太郎の部屋である。目印は窓におもちゃのパンダ。

劇中に弥太郎の部屋が映りますが、その際気になるものがいくつかありました。

今回はそれらを調査してみました。

調査対象は2点。

これを調べることで現在の私たちには気づきにくい新しい発見がありました。

ロケ地も含め弥太郎のアパートを深掘りしてみましたので

ご興味のある方はどうぞ下記リンク先をご覧ください。

弥太郎の部屋

↑タイトルクリックでジャンプします。


早苗さんの行った美容室発見への道!

2023-11-16 22:59:56 | 日記

2023年11月


ついに迎えた11月。
そうこの月を待っていました。


第22作「男はつらいよ 噂の寅次郎」が撮影されたであろう11月に合わせ、大発見ロケ地に行って参りました!
今年の8月に吉川さんが発見され、すぐに行きたい気持ちを抑え、あえて11月まで待った次第です。

なぜならそれ程こだわりたいと思える程、思いを込めるに値する大発見だったからです。


発見はもう無理かもと諦めた時もありました。
会津や国会図書館などあらゆる場所へも調べに行きました。
もうここしかない!というくらいの誤発見もありました。
紆余曲折とはこのことかもです。


そして発見してみれば・・・
まさに「青い鳥」の物語のような結末でした。
でも良いんです!
見つかったのですから!
そんな捜索の日々を簡単ではありますが自身のサイトにまとめてみました。
お時間のある時にでもどうぞお立ち寄りください。( ̄▽ ̄)

↓クリックでジャンプ!

美容室発見への道!


名古屋タクシーロケ

2023-11-13 23:04:55 | 日記

2023年11月

第4作「新・男はつらいよ」

1970年公開

 

***

名古屋の競馬場で偶然出会うタコ社長と寅次郎。

寅次郎に声を掛けるも・・・

 

タコ社長:あっ!寅さん!!

 

寅さん:うっせい!黙ってろ!頼むよ!

 

おいちゃん:なんだい、そりゃ?

タコ社長:馬に頼んだって言うんだがね。

おばちゃん:何を?

タコ社長:1着になってくれよって。

おいちゃん:何を言いやがんでえ、冗談だろ。

タコ社長:いやあ本人は大真面目さ。

一寸の虫にも五分の魂というぐらいだ

ましてや相手は四つ足だ!

人間の気持ちが通じねえわけねえだろう、なんてね。

 

おいちゃん:バカだね〜全く。

おばちゃん:その馬はそいで強いのかい?

タコ社長:いや、それがね、どうしようもない馬さ。

ワゴンタイガーって言うんだけどもね。

まあ、人間でいやあ

50歳くらいのジジイ馬よ。

無印もいいとこ。

まず絶対来ないということ

受け合いの駄馬さ。

 

寅さん:何?ジジイ馬だ?

おい!ワゴンタイガーの悪口言いやがると承知しねえぞ。

いいか!ワゴンタイガー、日本流に言いやあどういう事になるんでい?

ワゴンは車、タイガーは寅

早く言いやあ「車 寅次郎」じゃねえか。

そうだろ?同姓同名だい。ちょいと他人とは思えねえぜ。

 

タコ社長:無茶苦茶だーそんなのは。

同姓同名だからって、気持ちが通じるわけねえだろう?

 

寅さん:あれ?馬鹿野郎。馬だって人間だって同じ真っ赤な血が流れているんだい。

貧乏人が全財産はたきだしてよ、命を賭けて頼みやわかってくれるんだ。

 

タコ社長:どうだかね。

 

寅さん:あれ?てめえワゴンタイガー信用しねえのか?

あいつは俺の言うことにちゃんと返事をしたんだぜ。

 

タコ社長:返事?

 

寅さん:当たりめえよ。

馬は嘘をつかねえからな。俺は馬をじーっと見て頼んだんだ。

馬は大きく頷いたぜ、つぶらな瞳でよ。

ヒヒっ!頼むぜ。

 

おいちゃん:バカだね、どこまでバカなんだろうね。

おばちゃん:で、結局損しちゃったのかい?

タコ社長:いやね それが驚くじゃないか。

おいちゃん:ええ?

 

タコ社長:きたよ!寅さん!きたんだよ!大穴だよ!!!

おい!しっかりしろ!おい!!しっかりするんだよ!!!

本当にきたんだよ!ワゴンタイガーが!!!!!

寅さん:あ・・・あったりめえだい!べらぼうめ・・・・

 

タコ社長:1万8,000円の大穴よ!

野朗ね!特券ぶち込んでるから、しめて18万よ!

おいちゃん:18万?

お、おい、そ、その金・・・どうしたい?

 

寅さん:俺は今日ついてる。

ツキは逃しちゃいけねえ。それが渡世人というものよ。

タコ社長:おい、ちょっと待ってくれ、それだけはやめてくれよ。

ここはね、その金持って、大人しく柴又へ・・・な!さっ!

寅さん:おう!これは俺のゼニだ。

俺のゼニをどう使おうと勝手じゃねえか。

さあ、嫌だったらひと足さきに帰ってくれ。

タコ社長:と、寅さん!あっ!ああっ!あいたたた・・・

寅さん:あばよ!タコ!!

 

そんな噂話を早速言いふらすタコ社長。

 

名古屋競馬場にてワゴンタイガーに運命を感じ

見事勝ち当て18万円をゲット!

そこから次のレースへと進み、あれよあれよという間に終わってみれば100万両(円)

意気揚々とタクシーに乗って柴又への帰還を果たす寅さんだったのである。

 

そのシーンを撮影した場所は一体どこだったのだろうか。

その疑問を解決すべく、映画のシーンを見返してその現場を特定。

今回はその撮影現場となった場所に約53年の時を超えて行ってきたのである。

詳しくはサイトをご覧ください。

名古屋タクシーロケ

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会津ロケ地の旅

2023-10-05 19:00:20 | 日記

2023年9月

まだまだ夏の暑さの残る9月

私は寅さん仲間と共に、会津の湯川村にある「湯川たから館」さんへお邪魔したのでした。

2年前にもお邪魔していますので再訪となります。

 

第36作「男はつらいよ 柴又より愛をこめて」のオープニングで

会津でのシーンが出てきます。

 

36作は静岡県(下田)、東京都(式根島)が主な舞台となっていますので

なぜオープニングが会津?という感じにはなるのですが

そこはやはり高羽さんの出身地ということもあり、そろそろ会津でロケをしてほしい、

という周りからの声が多かったのではないかと想像しております。

 

寅さんロケ地の誘致合戦は、当時凄かったらしいですからね。(^o^)

 

今回の会津訪問は2泊3日で行ってきました。

時間に余裕がありましたので会津のロケ地は全て巡ることができました。

ですので今回も長い長い内容となっておりますため

3回に分けて掲載しております。

 

1日目

中田観音、柳津ダム周辺など

 

2日目

タイトルバックの田園風景、会津高田駅

 

3日目

滝谷郷戸、円蔵寺など

それぞれリンクを貼っておりますので

お時間のある時にでもごゆっくりご覧ください。

ただし、いつものことですが

本編派の方で余計な情報は一切いらない!という方は

どうぞご遠慮くださいませ。

 

それではどうぞお楽しみください。

各日にちのところにリンク貼っております。

男はつらいよ 飛耳長目録 会津ロケ地の旅

寅福 拝