道東を発見する旅 第3の人生

野菜サラダの効能

退院してからもうすぐ3か月になるが、このところ見違えるように受け答えがハッキリしてきた。

ついこの間まではテレビを観ていてもボーっと見ているだけで内容が理解できていないようだった。

最近は、朝の連続テレビ小説を楽しみしているし、お笑い番組で分かりやすいネタを見たらワハハハと笑っている。

脊髄への転移が分かって放射線を照射してから脳の神経が壊れてグジャグジャだったのが、神経の突起が伸びてネットワークがつながってきたようだ。

家内は歯が丈夫で固いものでもガシガシ食べる。

退院してからは毎朝バゲットを欲しがり固いパンを食べてきた。

歯ごたえが脳神経を刺激するのは間違いないので、同時にサラダの歯ごたえも感じさせてやろうと思ったのが、今回のエピソードのキッカケだった。

パック入りサラダの事

退院してきたころは、何を食べさせるかいつも困っていた。特に野菜である。何をどのように食べさせるか思案していた。

そしてスーパーで100円とか200円で売っている袋入りの野菜を買ってきてバサッと皿にもって出していた。

家内は文句を言わずに(文句を言えるような脳のレベルではなかったようだけど)食べていたが、自分がそれを食べてみたらやたらとパサパサしていて食べにくかった。

それでそれを買うのを辞めて自分でキャベツとかレタスを切って出していた。

それでもスーパーのパック入りの野菜で学んだ事は、色んな野菜を切り刻んで混ぜると色んな野菜の食感が結構刺激的だということだ。

旬は4日

そんな時、以前紹介したテレビ番組を観たのだ。

名古屋の郊外の一軒家で庭に色んな種類の野菜や果物を栽培して自家製の食材とするガーデンキッチン、「人生フルーツ」のドキュメンタリーである。

その中のあるシーンで建築家の奥さん(おばあさん)が自給自足している数多くの野菜や果物についてコメントしていたのだ。

漬物をつけるとかの何かの作業をしながら、「どんな野菜や果物でも本当に美味しいのは4日くらいですからねぇ」と話していた。

そこで自分は考えた。

どんなに野菜が高くても週に2回なら1000円から1500円くらいで色んな野菜を買うことができる。

色んな野菜を買ってきて、毎朝、シャキシャキの食感を楽しめるサラダを作ろう、そして旬の野菜のおいしさを味わおうと考えた。

野菜はどんどんしなびていくが常に買い足してちょっとしなびてきたら、もったいないけどすぐ捨てることにした。

現在のプロトコール

週に2回、野菜を買い足しながら常に10種類くらいの旬の野菜を食べることを基本とする。

直近のサラダの内容です。

白菜4分の1、グリーンレタス、ルッコラ、セロリ、ピーマン、水菜、ほうれん草(サラダ用)、カイワレ、キュウリ、トマトなどを日曜日に買い、水曜日にセロリ、サニーレタスを買い足した。野菜の量は最小量である。

毎朝、あるいは2日に一度、いろんな野菜を少量ずつカットする。カットの仕方も工夫する。

白菜の茎は少し大きめの短冊状にカットする。

ルッコラとか水菜は軸、レタスは葉を大きめに、ピーマンは細い短冊で、とか野菜ごとにカットの仕方を考えながら切っていきカットした野菜の断片が緑と白、中間の色がグラディエーションになるようにいろどりを調整し水洗いして皿に盛る。

もともとは家内のために考えたことなのだが、今は自分のために作り自分がサラダを楽しんでいる。

野菜の山を箸でひとつかみして口に入れる。そして噛み始めたとき、今はどの野菜のどの部分かを想像しながら食べている。

野菜のみずみずしさを楽しみ、どの部分かを想像しながら口の中で感じ取ろうとしているとシャキシャキ感がものすごい。朝はそれを思いっきり楽しむ。

自分が信じる効果

このサラダを食べるようになり排便がスムーズになった。ほとんど下痢することはないし便秘して苦しむこともなく毎朝スッキリと出る。

サラダを通して世界観が広がったようでうれしい。

昨日の夜は久しぶりに飲み会に行った。

職場の知り合いどうしで自分の名前がついた会があるのだが、昨日の晩、久しぶりに日本酒を飲んだ。

結構飲んだのだが、ほんとに楽しく酔うことができたし2日酔いにもなっていない。これもサラダで腸内細菌が鍛えられて消化吸収が良くなったのかもしれないとも思っている。

肝心の嫁さんも毎朝、クシャクシャとサラダを食べていて、バゲットとサラダのおかげで脳の神経回路が交通するようになったのではないかと自分は信じている。

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