上組溜池
アースダム
信濃川水系皿川 長野県飯山市
訪問日 2023/5/13
小さな溜池ですが、歴史があります。ただの溜池、と侮れないものがあり感心致しました。
飯山市大字蓮には蓮堰と呼ばれる農業用水路があります。この蓮堰が作られたのは、江戸時代の元禄といいますから300年以上昔のことです。用水路の他にも溜池が造られていましたが、1919年(大正8年)に飯山鉄道(現在のJR飯山線)工事始まると、溜池の移転が余儀なくされます。これにより作られた溜池が上組溜池となります。1924年(大正13年)に完成しました。(Wikipediaより)
溜池近くの道沿いに石碑が建っており、溜池に続く小道の脇には蓮堰が流れています。しばらく歩くと堤体が現れます。途中、釣人の方とすれ違いました。
草が伸び始めていて堤体の形が分かり難い状態でした。ぐるっと歩いてみたのですが、取水設備が見当たりませんでした。帰ってから先輩方の記事を見てみると、鉄の手摺の辺りにあった様でした。残念。
左岸からの下流面
左岸から下流面を見下ろす
左岸からの上流面 手前の手摺の下に取水設備である池栓があったようですが、草が茂っていて気づきませんでした(悔しい)
左岸からの池と脇を流れる蓮堰
池の左岸方向
右岸から下流面を見下ろす 手前に洪水吐導流部がある
右岸からの天端
ダム下から下流面を見上げる
蓮堰から池への小さな取入れ口
左岸から見た池 魚がいるようだ
上組溜池へ向かう小道の脇にある蓮堰
石碑 鉄道建設のために移設した件が書かれている
蓮揚水記念碑
蓮揚水土砂防事業竣工記念碑