万場(ばんば)調整池
アスファルトフェイシングフィルダム
豊川水系豊川 愛知県豊橋市
訪問日 2024/4/18
渥美半島をダムめぐり。万場調整池は、豊川用水の調整池で、大野頭首工より取水した水を豊川東部幹線水路から取水して貯水しています。農業用水、工業用水、上水道として使用されます。丘陵地帯を掘削して作られたアスファルトフェイシングダムで、池の斜面は厚さ26cmのアスファルトの壁、底は厚さ2mmのゴムシートが敷かれています。東西に長い長方形をしており、西辺が本堤で、堤高28.6m、堤頂長370mとなっています。1993年の竣工。
構内立入禁止のため外から眺めるのみ。周囲は『健康の道』として約4.4kmの遊歩道となっています。東南の角の展望台を起点にして、写真を撮りながら1時間半かけて歩きました。南辺には豊川を模した親水路があり、宇連ダムなどのミニチュアがあります。全然似ていないのですけれど。
以前は、管理所内に「水の展示館」があって見学できたようですが、現在は閉館してしまっています。
山も大きな川もない平地にあるアスファルトフェイシングフィルという珍しい形式のダム。水を得るための人の知恵。たっぷり歩いて楽しみました。帰りには、田原市の蔵王山展望台から望遠で撮影を試みましたが、霞んでしまってきれいに見えなかったのでした。
下流面を望む 中央の建物は送水機場(ポンプ)
右岸からの下流面 美しい斜面です
右岸から主提天端を望む
右岸から上流面を眺める
左岸からの下流面
下流方向へ延びる水路
洪水吐導流部を下から眺める
洪水吐導流部 管理所の横あたり
展望台から南辺
」
展望台から東辺
展望台からフィッシュアイレンズで万場調整池全体
東辺にあるカボチャの遊具から
北東の角から見た取水塔と管理橋
約8.5km離れた蔵王山展望台から レタッチで霞を低減させてようやく何となく見える感じ
宇連ダム!
豊川大野頭首工!
長篠城跡!
豊川牟呂松原頭首工!
管理所
案内板 立入禁止の構内にあるので望遠で撮影