石徹白(いとしろ)ダム
重力式アーチコンクリートダム
九頭竜川水系石徹白川 福井県大野市
訪問日 2024/5/5
福井県に突入! 御母衣ダムの後は、こちらもロックフィルダムの重鎮である九頭竜ダムへ向かったのであります。その経路上にあるのが石徹白ダム。全国に10基しかないという重力式アーチという珍しい形式です。私にとっては二瀬ダムに続いて2基目。堤高32m、堤頂長113.62mという小さめの発電目的のダムです。竣工は1968年(昭和43年)、私よりちょっと若い。
とにかく形が良い。アーチ式と重力式のいいとこ取り。年月を経たコンクリートの風格は味わい深いものがあります。天端は立入禁止。下流側にはカーブする『銭神橋』が架かっていて、下流面を正面から見る事が出来ます。ダム湖側はというと、堆砂が激しくほとんど埋まっている状態。ちょっと雨が降ればクレストの放流が見られるなぁ。
撮影ポイントは少ないものの、カッコイイ姿を楽しみました。
追伸、
『いとしろ』を『いしとろ』と読んでいて、後ほど恥をかくことになる…
『銭神橋』から堤体を眺める
右岸からの下流面 アーチのカーブがステキ
河川維持放流
左岸のゲート部
減勢工は小さなスキージャンプ式かな?
非常用洪水吐からダム湖を覗いてみる
水よりも砂が目立つ
ゲート駆動装置 この形はスライドゲートかな
左岸の少し下流にあるトンネル 仮排水路だろうか
下流面下部の右岸寄りに穴を塞いだ跡
下流側 カーブする『銭神橋』
右岸からの天端 手すりのカーブもいい感じ
天端を覗き込む
右岸からの上流面
堆砂が凄いことになっている
取水口 智那洞ダムを経由して九頭竜湖へ導水される
上流側 水はとてもきれいですが
石徹白ダム水位局とダム銘板
水利使用標識(発電)
説明板