YOUTH

青春とは人生のある期間ではなく 心の持ちかたを言う
by Samuel Ullman

オミナエシ

2007年09月16日 | 写真
高知県立牧野植物園を訪れたのは、台風通過翌日の9月7日でした。

嘘だろう? というくらいに暑い日でした。

今年は、牧野富太郎博士の没後50年という節目の年でもあります。
私は博士のかかれた植物画をちょっと見たことがあるくらいのものですが、記念館を拝見して大変感銘を受けました。赤貧の中で、高価な本を何冊ももっておられたようです。コレクターとしか言いようがないような状態です。

博士のことは、植物園のサイトに詳しいので是非ご覧いただきたいと思います。

植物園は季節が夏(暦ではとっくに秋ですが)ですので、めぼしい花はあまり多くありませんでした。

本館のデッキ部に出ると、柵には葛がいっぱい茂っていました。
白い花の葛を見たのは初めてで、説明を受けるまで認識していませんでした。


こちらは博士にゆかりの植物を植えてあるお庭です。


この花は「ウラジロフジウツギ」という名だそうですが、ひっそり可憐にと咲いておりました。



オミナエシPatrinia scabiosi folia Fish. ex Trevir.
オミナエシは、日本全土の日当たりのよい山地の草原などに自生する高さ60~100cmの多年生草木で、米粒のような径2~4mmの黄色の花が集まってつきます。地株には太い根茎が横に這って伸び、株の傍らに新芽を作って繁殖します。葉は茎に数本付け、羽状に切れ込み、裂片は狭く、茎の上方に付く葉の裂片は細い卵形をして荒い鋸歯(ぎょし)があり、茎とともに粗毛が見られます。
 秋の七草として知名度があり、お花屋さんの店頭でも見かけます。一般には932年の「和名抄」に出た『女郎花』の漢名が使われ、この名は万葉集や源氏物語でも使われています。
by 牧野植物園だより No.27 Autumn, 2006

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