YOUTH

青春とは人生のある期間ではなく 心の持ちかたを言う
by Samuel Ullman

11月の読書メーター

2022年12月19日 | Weblog

霧の朝

読んだ本の数:6
読んだページ数:2237


老後とピアノ老後とピアノ感想
幼少の頃にピアノに出会い、年を経て再開するということは私の周りでも結構ある話だ。しかし、著者の弾く楽曲がすごい。付録の1に挑んだ楽曲一覧があるが、びっくりだ。我が息子二人にもピアノ教室に通わせたが、ふたりとも再開する様子は(今のところ)ないようだ。譜読みという話が出てくるが、(ピアノをやらない)私はヘ音記号が全くダメだ。小学生の孫がリコーダーを始めたので、その相手のアルトリコーダーくらいならと思っている。
読了日:11月27日 著者:稲垣 えみ子


女人入眼 (単行本)女人入眼 (単行本)感想
東大寺南大門はため息が出る立派な建物だが、1195年後白河上皇により新たな建築技法で再建されたもののようだ。大仏も同時に修理されその開眼供養は1185年に行われたようで、本書の「入眼」は大仏以外の仏像のようである。女房名は衛門、諱は周子の目を通して物語が進んでいく。NHK大河ドラマ「鎌倉殿・」は最初の方しか観てはいないが、それを上回る面白さではないだろうか。永井紗耶子の描き出した北条政子がとても恐ろしい。「過たぬのは、過ちを認めぬから」のなんと深いことか。歴史に名の残らぬ女性たちを上手に描いていた。
読了日:11月19日 著者:永井 紗耶子


「グレート・ギャツビー」を追え (単行本)「グレート・ギャツビー」を追え (単行本)感想
原題は"CAMINO ISLAND"。翻訳の村上春樹が日本人にわかりやすい題名をつけたのだろう。申し訳ないが村上春樹氏の著作を読んだことはない。ジョン・グリシャムの名前が私を引き付けたのだ。訳者あとがきで主人公はアーサー・マンだが、実質的な主人公はやりての書店主ブルース・ケーブルであると書いている。読み始めには窃盗グループが主役なのかと思って読み進め、途中からは手段を選ばずに真実に迫ろうとする保険会社の調査員グループかとも感じられた。そんな設定も含めて今までに読んだグリシャムとは異なるテイストを感じた。
読了日:11月11日 著者:ジョン・グリシャム


スタッフロールスタッフロール感想
Staff rollもEnding rollも同じ意味のようだ。rollとなっているのは映画がフィルムを巻き取っていた時代の残り香だろうか。アニメーションの仕組みがパラパラ漫画から説明される。 平面的な絵のパラパラ漫画から、人形や粘土を使った3次元のオブジェ動きをコマドリして撮るようになり、やがて全てがCG作業で行われる形になってきた。必ずしもCGが優れていないことは2020年のCatsでご覧のとおりだと思う。専門的な世界だが209ページにモデリングからレンダリングに至る画像があって理解もしやすかった。
読了日:11月08日 著者:深緑 野分


忍者に結婚は難しい忍者に結婚は難しい感想
忍者には和歌山城で写真を撮ってもらったことがある。この忍者が生き残っているばかりではなく、組織だった活動をしているのだ。組織を最大に利用している甲賀忍者だが、組織に安住している一面がある。個人技を生かしている伊賀忍者だが、サポートのやり方を見ているとしっかりしたバックボーンがあるようだ。従ってロミオとジュリエットみたいな二人の背景が仕組まれたものだということはなんとなく納得させられる。でもそこまで優れたくノ一「蛍」が知らないはずはなかろうとも思うのだ。続編で二人の子供の活躍が見たいものだ。
読了日:11月07日 著者:横関 大


爆弾爆弾感想
「スズキタゴサク」嫌な奴ですねぇ。タゴサクと刑事たちの会話による攻防の訳のわからない展開。連続爆破事件を未然に阻止できそうでできない。警察サイドの取り調べ班と裏取り班の動き。容疑者の周りに展開する路上生活者やシェアハウスの住民たち。こういうの心理戦の作品は苦手なのだが、面白く読んでしまった。しかし警察官の隠された性癖・・・そんなのありなの?
読了日:11月05日 著者:呉 勝浩



読書メーター

 

誕生日1ヶ月前、運転免許証の更新を行った。

75歳の後期高齢者という枠に入ることになるので、事前に「認知機能検査」と「高齢者講習」を市内の自動車学校で受けた。費用は7500円だった。
警察署での手続きは視力検査だけだったが、更新申込書への収入印紙代2500円、交通安全協会への協力金1500円を支払った。
高齢者による自動車の誤操作で失われた命を考えると必要なことだとは思うが、今後3年毎の運転免許証の更新には1万円以上のお金が必要になるのだ。いやなら返納すればいいのだが・・・。


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