WU-1bは、ワイヤレスでスマートフォンやタブレット端末などのスマートデバイスと双方向通信が可能です。という謳い文句でしたので、入手しNIKON1 V2 に装着して使ってみました。
NIKON1 V3 ではV2 に比べて、電子ビューファインダーが標準で非搭載となりましたが、Wifi が搭載となりました。
従来より、一度PCにデータを移さないとSNSにアップできないので不便だなぁと感じておりましたので、このWifi搭載はとても魅力的に見えました。
そこで、所有のV2に「ワイヤレスモバイルアダプター WU-1b(希望小売価格:税抜 ¥5,000)」を取り付けて、スマートフォンに画像転送しSNSアップロードしようと考えました。
- まずはスマートフォンにWirelessMobileUtilityをインストールします。
Google Play Wireless Mobile Utility - WU-1bをカメラのUSB端子に接続
- カメラのメニューから「ワイアレスモバイルアダプター」をオンにします。
- スマートフォンのWifi設定で Nikon_WU_******** に接続します。
- スマートフォンのWirelessMobileUtilityを起動します。
これで、撮影した画像を、スマートフォンに取り込んだり、スマートフォンの画面でライブビューの画像を確認しながら、リモート撮影することができます。
スマートフォンに画像を取り込む際に、カメラのカードに保管されたすべての情報を取り込み、画像一覧のサムネイルを表示します。そこから初めて、転送する画像を選択して取り込むことになります。
少ない画像数でしたら問題はないのですが、(とはいえ結構な時間がかかります)多くの画像を撮影した後だと途中で接続が断たれ、転送する画像の選択画面までたどり着けません。
NIKON 1 では「スマートセレクタ」という撮影メニューがあります。シャッターをきるときに動きや構図が最適な画像をカメラが自動で選び、5コマの静止画が記録されます。この方法で撮ると、一度シャッターをきるたびに5枚ずつ画像が記録されることになり、記録数はたくさん増えるということになります。
それなのに、一度情報を全部スマートフォンに送らないと選択できないというのは大きな問題だと思います。今回、桜の写真が1400枚ありましたが、途中で接続が切れて全く選択画面に移行できませんでした。
思想が異なるのでしょうが、富士フィルムのX-T1では、カメラ側でサムネイルを表示し、そこから転送する画像を選択するようになっています。ですからスマートフォンで選択するより、Wifiの接続時間がずっと少なくなります。
この辺りをNIKONの皆様には是非検討いただき、改善していただきたいものです。
ワイヤレスモバイルアダプター WU-1b は、一眼レフカメラD-600、D610でも使えるとされていますが、NIKON1よりも画像データが大きいので、より一層転送に時間がかかるでしょうから、事実上使えないものと考えたほうが良いのかも知れません。
ほんとうに残念です。
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