富士山の樹海って、どんなイメージですか?
・磁石がきかない
・入ったら出られない
・自殺志願者が死ぬために入る
・・・小学校の教科書に書いてあった気がします。
(30年くらい前の話ですけど・・)
そのイメージ、今も変ってませんよね。
教科書の刷り込みって恐い・・。
あ、今日はそういう話ではありません。
おやまは富士山の麓にありますが
「樹海=恐い」イメージのせいで
実は一度も樹海に入ったことがありませんでした。
でも、私、ハワイ島のキラウエア火山のまわりのトレッキングコース、大好きなんですよね。
同じ火山なのだから、似たようなトレッキングコースがあるんじゃないかと思い、調べてみたところ、やっぱり。
民間・行政いろいろなサービスがあるんです。
トトメイとうだうだ過ごすおやまの休日も捨てがたいですが、たまにはもう少しアクティブに過ごしてみようと、富士河口湖町公認ガイドと歩く青木ケ原樹海ネイチャーガイド(定時ガイドツアー)に参加してみることにしました。
1時間に1回、スタートします。
1回一人500円。
河口湖駅から出るレトロバスの到着時間にあわせたスタートのよう。といっても、こうやってピラりと紙が貼ってあるだけですが。
最初に、ガイドのおじさんが樹海の成り立ちを説明してくれました。
富士山は1万年前にできた新しい火山。
樹海は1千年前の1合目あたりの噴火で流れでた溶岩が固まってできた森。
溶岩の上にできているので、土がなく、コケや横に這った根で支えられている森。
それでもある程度の高さになると自重に耐えられなくなり、倒木となるが、その倒木の上に種が落ち、次の世代が育つ「倒木交代」がみられる森。
樹海というのは、高い木が育てない森であるため、上からみると、高さが揃っていて、樹木の海のように見えるから命名された・・などなど。
参加したツアーは、6人組の東北からの観光客のおじいちゃん・おばあちゃんと猫夫婦。
遊歩道はチップがしきつめられ、ふかふか。
杖をついたおばあちゃんも、問題なく歩けてました。
森のところどころで、ガイドのおじさんが説明をしてくれます。
最初の説明どおり、コケと表面に這った根。こんな近くに、ナウシカの世界があるとは・・。ちょっと感動です。
コケが剥がれると生態系が壊れてしまうそうで、遊歩道から外れてはいけないんだとか。
リスの台。少し高くなった台の上は見晴らしがよいから、リスが安全を確認しながら松の実を食べる場所になるのだそうです。
倒木更新の跡。根元に穴があいてますよね。最初はここに倒れた木があり、その木の上からこの木が成長したようです。自然ってスゴイですよね。
倒木がたくさんあるから、なんとなく荒れた印象ができて、自殺のメッカになってるのかなと思っていましたが、倒木更新が新しい命の苗床かと思うと、倒木の印象もかわりますよね。
なぜかまがった木。ガイドのおじさんも理由がわからないのだとか。
おばあちゃんと一緒に相当ゆっくり歩いて1時間。
空気が静謐で、ひんやりしています。
富士山にいらっしゃる機会があれば、ぜひ。
樹海のイメージ、変りますよ。
ところで、お留守番のトトメイ。
「ボク、ひなたぼっこしてる。」
トト君は、ベランダにおいたボンボンベットの下が大好き。
メイもボンボンベットの下でご機嫌だったのですが、猫夫婦が出かけるとわかった瞬間、
甘えんぼさん。ちょっとだけ、待っててね!
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