Riding For All

(公財)ハーモニィセンターが行う東北支援活動事業のブログです。

活動趣旨

2020-12-31 23:59:00 | コンセプト

※   最新記事は、活動趣旨の下にあります。

 

 活動趣旨

被災地のすべての人が、2011年3月10日までは考えなかった、
考えもしなかった不自由な生活を、今なお送り続けています。
子ども達は、大声を出して笑い・はしゃぐことに遠慮をし、
我慢しなくてもいいことを我慢し、無理をしています。
大人たちは、復旧・復興に向け身を粉にし、
家族や地域社会のために働き続けています。
避難生活、仮設住宅での生活を余儀なくされている人たちは、
先の見えない不安と不満に疲弊しています。

このような生活が日常になりつつある今、
一瞬でも非日常を味わい、脱日常をして欲しい。
心から笑って欲しい。
子どもたちの元気な姿を大人たちに見せて安心させたい。
心身ともにリフレッシュをして欲しい。

1961年、子ども会活動・養護施設訪問を行う
ボランティアグループとして誕生した(財)ハーモニィセンターは、
設立以来、あらゆる人々の活動の場を広げ、
日本で初めてのポニークラブを設立するなど、
ポニーを道具立てとした青少年の健全育成活動に
取り組んできました。

そんな私達には、私達にしかできない支援があるのではないだろうか。
これまでの青少年教育活動で培ったノウハウを活かし、
被災地の方々を元気づけられないだろうか。

考えを重ねた結果、創立50周年を迎える今年、年頭に掲げた事業方針、
「これまでの多くの笑顔と励ましに感謝し、次なる半世紀に向け、
過去50年の学びと蓄積を生かし、日本中の優れた仲間との連携を図りつつ、
更なる発展を期す「新ハーモニィセンター」に生まれ変わる年と位置付ける。
ポニーとのふれあいの世界を飛躍的に広げ、子どもから大人、
高齢者、障害の有無にかかわらず、あらゆる人の幸福の増進を目的に、
人と馬とのふれあいを深める新たな文化の創造を目指す
Riding For Allを推進する。」

これを「被災者支援」という形で実施していこう、
ということになったのです。


ポニーの温もり、つぶらな瞳で癒しの効果を。
被災し、身も心も傷つき疲れ果てている方々に、少しでも気持ちが明るくなることを。
小さいながらも状況を見て我慢をいっぱい重ねている子ども達に楽しい思いを。
ポニーと一緒に出かけるボランティアの青年達とふれあい、「一人じゃないよ」という安心感を。
ポニーの持つ魅力を一番知っている私達が、
そのポニーを被災地に連れて行き、
楽しい時間を届けよう。


それが、今、財団法人ハーモニィセンターのできる被災地支援と考え、
東北支援活動事業~Riding For All~を行うこととしました。
一人でも多くの方々に、ポニーの温もりをお届けしたいと思っています。


東北支援キャンプ実施します!!

2014-07-18 12:45:34 | 予定

こんにちは、東北支援担当スタッフの山本ヤンボーです!

 

今日は東北支援キャンプ実施のお知らせです。

8月22~24日(2泊3日)で震災以降定期的に訪問している、

宮城県亘理郡亘理町のNPO法人「亘理いちごっこ」主催でポニーキャンプを実施することになりました!!

 

亘理町も津波により大きな被害を受けました。

そして震災から3年以上経過した今も、復興は思うように進んでいません。

様々な団体がなくなり、震災が風化され行く中で、

いちごっこさんと「何か楽しいことをやりましょう!」と計画されたのが今回のキャンプ。

 

キャンプはハーモニィセンターの東北支援活動としても新たな第一歩です!

今回も3日間東北にたくさんのきらっきらの笑顔を咲かせてきたいと思います。

 

定員は20名と少人数ですが、

ポニー乗馬だけでなく、夜プロ、工作、外遊び等プログラムはもりだくさん!

もちろんカウンセラーも行きますよ!

 

現在、主催の亘理いちごっこで現地の子ども達を中心に参加者を募集中。

今回のキャンプの趣旨を理解し、現地の子ども達と交流をしてみたいという方。

是非、キャンプにご参加下さい。

申し込み、問い合わせは亘理いちごっこ(0223-35-7727)まで!

 

 


5月19日 上真野幼稚園(南相馬市)

2014-06-06 16:39:05 | 報告

5月19日、相馬ポニー牧場からすぐ近くの上真野幼稚園を訪問しました。

昨年11月以来、3度目の訪問です。

教室から、ポニー達を覗き込んでいたおよそ20人の子ども達。

ポニー達の名前をすぐ覚えて呼んでくれました。

 

そして、乗馬の前のご挨拶をしたあと、乗馬開始!

緊張した顔だったのが、最後には緩んでいい笑顔を見せてくれた男の子。

 

一回目、タイタンに乗り、大好きになってしまった女の子。

 

二回目は笑顔でジジに乗ったかと思いきや、降りた後「タイタンちゃんが良かった…」とポツリつぶやいていました。

短い時間でしたが、たくさんの笑顔と笑い声に包まれました。

乗馬後は、ありがとうのブラシがけ。

 

挨拶を終え、子ども達からのプレゼント。

 

子ども達が自分の似顔絵を描いた、気持ちのこもったお手紙をいただきました。

 

5月の東北支援はこれで最後でしたが、たくさんの子ども達、地域の方々の笑顔に会うことが出来ました。

次回は11月に活動を予定しています。

その時、またお会いできるのを楽しみにしています。

今後も回数は少なくても、暖かい思いのこもった支援を継続していきたいと思います。

訪問させて頂いた幼稚園、保育園、仮設住宅の方々、ご寄付を頂いた方々、その他お世話になった方々

ありがとうございました!!


5月18日 東田仮設住宅 (山元町)

2014-06-04 11:56:07 | 報告

5月18日、山元町の東田仮設住宅におじゃましました。

“NPO未来に向かって助け合い”さんからの紹介で、今回が3回目の訪問です。

 

去年と同じ広場での乗馬体験。

地区の人によると、仮設から新居へ移る人も多く、だんだんと寂しくなってきている様子。

 

そんな中、最初から最後まで遊んでくれた子。

ライトに乗り、ジジに乗り・・・ただ乗るだけでは飽き足らず、

オリジナルの拝みながらの乗馬をあみ出しました!笑

そして、公共ゾーンに引き続き、呼び込み役のタイタンちゃん。

バケツいっぱいのニンジンを食べてくれました。

その呼び込みに引き寄せられてきてくれた、親子2組。

「パパとなら乗れる」と初挑戦だった女の子と、パパと乗った後一人で挑戦した男の子。

パパ達もいい笑顔をみせてくれました。

 

お昼には去年いただいたお言葉どおりに、手作りカレーとサラダのおもてなしを受けました!!

具沢山のカレー、とても美味しかったです。

ありがとうございました。

カレーを作ってくれたお母さんもポニーに乗りに来てくれました。

お昼を過ぎて、乗馬だけではなく子ども達と一緒に、大縄跳びも!

 

馬に乗っては、縄跳びをし、を繰り返し楽しそうに遊んでいました!

初めにも書きましたが、どんどん人が少なくなってきている東田仮設住宅。

その中で、住み続けている人たちと、笑顔が絶えない時間を過ごす事ができました。

ありがとうございました!!

また会えるときを楽しみにしています。


5月17日 公共ゾーン仮設住宅(亘理町)

2014-05-30 17:34:10 | 報告

5月17日、NPO亘理いちごっこさんの紹介で、亘理町の公共ゾーン仮設住宅で乗馬体験を行いました。

いちごっこさんは、リニューアルオープンの準備ということで、

トレーラーハウスでのカフェがオープンする予定らしいので、楽しみです

 

さて、公共ゾーン仮設住宅は昨年11月に続いての訪問です。

この日は残念なことにものすごい風

そして小学校の運動会、町長選挙の準備と重なってしまい、仮設住宅に残っている人はちらほら・・・

でも、だからこそ、この日はポニーに乗り放題

この子は午前中、後ろ向きで乗ってみたり、ポニーの首を抱っこして乗ってみたり、心ゆくまで乗馬を楽しんでいました。

 

さらに、広場にたくさん咲いていたシロツメクサをつないで、つないで・・・

ポニーへ花かんむりのプレゼント

ジジ、タイタン、ライト、それぞれにかんむりを作ってくれました。

さらに広場へ呼び込むためのニンジンやりも。

子どもたちから大人まで、タイタンの鳴き声に引かれ、集まってきてくれました。

たくさん用意していたニンジンも、どんどんなくなっていきました。

 

ずっとポニーに乗り続けていた子ども達、「初めて乗ったよ」と笑顔を見せてくれたおじいちゃん。

大勢ではありませんでしたが、その分濃い時間を過ごしてもらえたと思います。

亘理町での活動は、これからも継続、発展していきます!

また遊びに行ける時を楽しみにしています。

ありがとうございました!