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活動趣旨
被災地のすべての人が、2011年3月10日までは考えなかった、
考えもしなかった不自由な生活を、今なお送り続けています。
子ども達は、大声を出して笑い・はしゃぐことに遠慮をし、
我慢しなくてもいいことを我慢し、無理をしています。
大人たちは、復旧・復興に向け身を粉にし、
家族や地域社会のために働き続けています。
避難生活、仮設住宅での生活を余儀なくされている人たちは、
先の見えない不安と不満に疲弊しています。
このような生活が日常になりつつある今、
一瞬でも非日常を味わい、脱日常をして欲しい。
心から笑って欲しい。
子どもたちの元気な姿を大人たちに見せて安心させたい。
心身ともにリフレッシュをして欲しい。
1961年、子ども会活動・養護施設訪問を行う
ボランティアグループとして誕生した(財)ハーモニィセンターは、
設立以来、あらゆる人々の活動の場を広げ、
日本で初めてのポニークラブを設立するなど、
ポニーを道具立てとした青少年の健全育成活動に
取り組んできました。
そんな私達には、私達にしかできない支援があるのではないだろうか。
これまでの青少年教育活動で培ったノウハウを活かし、
被災地の方々を元気づけられないだろうか。
考えを重ねた結果、創立50周年を迎える今年、年頭に掲げた事業方針、
「これまでの多くの笑顔と励ましに感謝し、次なる半世紀に向け、
過去50年の学びと蓄積を生かし、日本中の優れた仲間との連携を図りつつ、
更なる発展を期す「新ハーモニィセンター」に生まれ変わる年と位置付ける。
ポニーとのふれあいの世界を飛躍的に広げ、子どもから大人、
高齢者、障害の有無にかかわらず、あらゆる人の幸福の増進を目的に、
人と馬とのふれあいを深める新たな文化の創造を目指す
Riding For Allを推進する。」
これを「被災者支援」という形で実施していこう、
ということになったのです。
ポニーの温もり、つぶらな瞳で癒しの効果を。
被災し、身も心も傷つき疲れ果てている方々に、少しでも気持ちが明るくなることを。
小さいながらも状況を見て我慢をいっぱい重ねている子ども達に楽しい思いを。
ポニーと一緒に出かけるボランティアの青年達とふれあい、「一人じゃないよ」という安心感を。
ポニーの持つ魅力を一番知っている私達が、
そのポニーを被災地に連れて行き、
楽しい時間を届けよう。
それが、今、財団法人ハーモニィセンターのできる被災地支援と考え、
東北支援活動事業~Riding For All~を行うこととしました。
一人でも多くの方々に、ポニーの温もりをお届けしたいと思っています。