本当にちょっとした日記

身の周りにあった何気ない出来事を、ただ書いていこうかと思います。

星守る犬

2012-05-10 18:20:20 | 日常
WOWOWでやっていた「星守る犬」を見ました。
ずっと見たかった映画ですがどうしようかずっと迷っていました。

私はこの原作者「村上たかし」が好きで、彼の漫画を読んでいました。
代表作は大学時代に書いた「ナマケモノが見てた」。
最初は珍しい動物やその習性などを面白く紹介するような動物漫画でしたが、
途中からコアラの高山くんと象の田村君を中心としたほとんどシモネタになってしまった漫画です。
なかなか面白く全巻揃えてましたが、子供に読ませているうちにぐちゃぐちゃになり捨ててしまいました。
いまでは2冊ぐらいしか残っていません。

その後これといったヒットはなかったですが、私は「まんがくらぶ」に連載していた「ほんまでっせお客さん!」が好きでこれも全部揃えています。
そんなにメジャーな雑誌じゃないせいか連載していても単行本化されないのが残念。
本人曰く、「売れないものは単行本にもしてもらえない」そうです。
漫画の中でも「こんなお下劣漫画家の・・・」と言ってますから、どうやらそういう路線であることは本人も自覚しているようです。

その村上たかし原作の本が映画になると聞いてびっくりしました。
あのお下劣漫画を映画にするのかと。

そしたら「星守る犬」という真面目な漫画らしい。
原作を何度も買おうと思いましたが、村上たかし=お下劣漫画をイメージしている私には、
彼のイメージが良くなってしまうのが残念で仕方がありません。

結局本は買わずに映画を見てしまったわけですが、これがあのお下劣漫画家の作品かと思うぐらいストレートな作品でした。
特に盛り上がるところも盛り下がるところもない淡々とした映画は私は好きで、初めから終わりまでダレることなく見れました。
なかなか面白かったです。

映画の中で言ってますが、「星守る犬」とは、手に届かない星をずっと見ている犬のことで、
高望みばかりしている人の例えらしいです。

私は「叶わない夢は見ない」タイプの人間で、ある意味主人公と同じような考えかもしれません。
おじいさんが無くなる前に主人公に言った「
自分の殻に閉じこもって生きるより、高望みして生きた方が幸せ」
という言葉は、少し考えさせられますね。
そうとも思えるしそうじゃないとも思えるし。

原作も読んでみようかと思います。




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