整骨院でカナダ製の姿勢分析システムを導入するみたいなので、その話を聞いてきました。
整骨院で何とか実費収入を増やそうということで導入するようです。
姿勢分析を治療院経営のビジネスモデルとして取り入れるという話で、分析結果からその後の運動指導を含めた患者管理をしようということでした。
話はすべて「姿勢の歪みが不調の原因」という事が前提になっており、それを治していくことで症状が消えた後も来院してもらおうということです。
なかなか面白い計画でしたが、ちょっと疑問もあります。
一つは、最近の手技療法の傾向として「構造よりも機能を重視している」ということ。
簡単にいえば、歪みよりも体がちゃんと機能することを目指そうということです。
このことは世間一般の人と治療家の間での認識のズレがあるようです。
患者さんからしたら「姿勢を綺麗に」というのを重要と考えているのに対して、術者側は「歪み自体はみんなあるからそんなに気にすることはない」と考えていることがあります。
これは、マスコミが面白おかしく、「骨盤ダイエット」「巻くだけダイエット」など、「構造を整えることで痩せる」という嘘を植えつけてしまっていることが挙げられると思います。
もう一つの疑問は「姿勢の歪みと症状の関連性ははっきりとはしていない」ということがあります。
「一般的な考えとして姿勢悪いから病気になる」と言われますが、このことの因果関係ははっきりしていません。このイメージも一部の業者の利益を上げるためのマスコミの情報操作だと思います。
話をしてくれた人はしきりに「バランス」という言葉を使っていましたが、左右均等でも症状がある人もいるし、バランスが崩れていても症状が無い人が山ほどいます。
100人いたら99人は左右バランスが崩れています。
でもすべての人が体が悪いわけではありません。
バランスというものは左右対称ということではなく、個人個人の代償可能なレベルのバランスが重要だと思います。
話を聞いて、結局は「人のコンプレックスにつけこんだ金儲けのシステム」という気がしました。
しきりに「患者教育」という言葉を言っていましたが、患者教育とは「姿勢のバランスが崩れていることが不調の原因」という嘘を信じ込ませて不安を煽ってお金を落としてもらうことではなく、左右のバランスを気にするよりも、食事、運動、睡眠など日常生活を気をつけることでなるべく治療がいらない体を目指すよう教える事じゃないかと思います。
整骨院で何とか実費収入を増やそうということで導入するようです。
姿勢分析を治療院経営のビジネスモデルとして取り入れるという話で、分析結果からその後の運動指導を含めた患者管理をしようということでした。
話はすべて「姿勢の歪みが不調の原因」という事が前提になっており、それを治していくことで症状が消えた後も来院してもらおうということです。
なかなか面白い計画でしたが、ちょっと疑問もあります。
一つは、最近の手技療法の傾向として「構造よりも機能を重視している」ということ。
簡単にいえば、歪みよりも体がちゃんと機能することを目指そうということです。
このことは世間一般の人と治療家の間での認識のズレがあるようです。
患者さんからしたら「姿勢を綺麗に」というのを重要と考えているのに対して、術者側は「歪み自体はみんなあるからそんなに気にすることはない」と考えていることがあります。
これは、マスコミが面白おかしく、「骨盤ダイエット」「巻くだけダイエット」など、「構造を整えることで痩せる」という嘘を植えつけてしまっていることが挙げられると思います。
もう一つの疑問は「姿勢の歪みと症状の関連性ははっきりとはしていない」ということがあります。
「一般的な考えとして姿勢悪いから病気になる」と言われますが、このことの因果関係ははっきりしていません。このイメージも一部の業者の利益を上げるためのマスコミの情報操作だと思います。
話をしてくれた人はしきりに「バランス」という言葉を使っていましたが、左右均等でも症状がある人もいるし、バランスが崩れていても症状が無い人が山ほどいます。
100人いたら99人は左右バランスが崩れています。
でもすべての人が体が悪いわけではありません。
バランスというものは左右対称ということではなく、個人個人の代償可能なレベルのバランスが重要だと思います。
話を聞いて、結局は「人のコンプレックスにつけこんだ金儲けのシステム」という気がしました。
しきりに「患者教育」という言葉を言っていましたが、患者教育とは「姿勢のバランスが崩れていることが不調の原因」という嘘を信じ込ませて不安を煽ってお金を落としてもらうことではなく、左右のバランスを気にするよりも、食事、運動、睡眠など日常生活を気をつけることでなるべく治療がいらない体を目指すよう教える事じゃないかと思います。
ある程度正しい動きを意識させることで、体の負担を減らし、悪くなりにくい体を作れるんじゃないかと思います。
特に、姿勢などに関しては少し意識を変えることで痛みから開放されることも多いです。
それと意識的に動こうとすること自体が本来の機能から逸脱する原因になっていることも多いですから、例え真実であったとしても教えることが良いことだとは限りませんしね。
(例えば歩行において足底面で床反力が踵~外側~母指球へ移動するという事実に基づいて、一生懸命最後に母指球で蹴るようにして歩いている人が居ることなど。)
患者は何も意識することなく自然に機能的な動作が出来るようになる。 そんな治療が結局一番理想的ではないかと思うんですが、どうでしょう?
アレクサンダーのように、痛みの出る動きの意識を変える方が、患者にはより必要なことだと思うんですけどね。
見て→歪んでる→縮んでる所を伸ばして伸びてる所を強化する。 こんな単純な治療って臨床一年目くらいにはやってましたけどね
残念ながら素人の思い付きレベルです。
ちゃんと“分析”すれば姿勢はかなり機能や症状と相関関係があるんですが、結局それだけでは良い治療をするのは無理です。
それでも世の中にはこんな藁にも縋りたい人達が(施術者にも患者にも)大勢居るらしいですよ