本当にちょっとした日記

身の周りにあった何気ない出来事を、ただ書いていこうかと思います。

陽だまりの樹

2012-03-27 00:11:05 | 日常
小学校3年生の頃、ドラえもんの9巻を散髪屋さんで読んでからドラえもんにはまり、
その後、藤子不二雄の作品を読みあさりました。

私にとって漫画といえば藤子不二雄でしたが、大学の頃、その藤子不二雄に大きな影響を与えた
手塚治虫がどんなものを書いていたのか気になり、手塚治虫の本も買い出しました。

それまで手塚治虫といえば、鉄腕アトムやジャングル大帝レオ、リボンの騎士などアニメでしか
見たことがなく、有名な「火の鳥」や「ブラックジャック」を読んだことがなく、なんとなく
古臭いイメージを持っていました。

手塚治虫の作品を読んでいくにつれてその完成度の高さ、メッセージ性に感銘を受け、現代でも
通じるようなストーリー構成には本当に驚かされます。

その中でも一番好きな作品といえば、「陽だまりの樹」です。

少年漫画でありがちなすごい能力を持った主人公が活躍するような作品ではなく、どこにでもいるような
冴えない武士と冴えない医者が、幕末という時代の流れの中で、本人の意志と関係なく翻弄されていく
ストーリー。
読み進んでいくに連れて、一話目から最終話までが一切無駄なく繋がっていく完成度の高さはに本当に驚かされます。
おそらく手塚治虫の頭には最初の一コマを書きだした時から最後の一コマまでが頭の中にあったんじゃないでしょうか。

その陽だまりの樹が4月からBSの時代劇としてドラマ化されます。
主人公の伊武谷万次郎は市原隼人、もう一人の主人公の手塚良庵は成宮寛貴。
二人とも私は知りませんが、いいドラマになってくれれば嬉しいです。

本心はアニメで放送して欲しかった。









最新の画像もっと見る

コメントを投稿