一眼レフカメラ

家に来ている今年芸大の写真学部に合格した学生と話をしていたら、フィルムカメラは使ったことが無いとのこと。

ほんの１０年前まではまだ普通のフィルムを使っていたけど、１８歳の学生からしたらまだ８歳。カメラなんか使わないか。

どうも授業では初めフィルムからはいるらしい。

中学の頃、先生の持っていた一眼レフカメラを使わせてもらってから、一眼レフが欲しくて、ずっと憧れていた。
そして働き出してすぐに半プロの友人から５万円で譲ってもらった。
Minolta　α－７の本体とレンズ一式とストロボのセット。
そして大阪駅の地下で、自分で望遠レンズを買った。

露出は完全オートでは無かったけど、このカメラはなかなか操作性もよく、旅行に行ったときは必ず持っていっていた。

家にある写真はほとんどこのカメラで撮ったもの。
白浜にズズメのオモチャを持っていって、白良浜に置いて撮った写真や、フィレンツェでキューピーの人形を置いて取った写真など思い出の写真ばかり。

もう１０年は使ってなく、ファインダーを覗くと何やら帯状の汚れが。
修理に出したらすぐに取れると思うけど。

これからも使うことはないと思うから、もしその子の役に立つならあげようかと思っている。
ちょっと寂しいけど。