知っておくべき知識

介護職になったら知っておきたい情報を記載しています。

コミュニケーションで気をつけたいこと

2021-09-27 09:36:39 | 人手不足
介護職が大切にすべきなのが、利用者とのコミュニケーションです。利用者と単に仲良くなれば良いと考える人もいるかもしれませんが、その考えはあまり望ましくありません。

実際、仲良くなりすぎてしまうと、どちらかが礼儀を欠いた行動をする可能性が高くなります。「親しき中にも礼儀あり」という言葉がありますが、これを実践できない人も存在します。トラブルを起こしたくないのであれば、ある程度の距離感は保っておくことがベターです。

よくあるのが、利用者に対し友達言葉になってしまう例です。仲良しの利用者なら良いかもしれませんが、それを見て嫌がる方もいらっしゃいます。そのため、仲良くなっても敬語を話しましょう。

チームケアの重要性

2020-09-25 14:32:35 | 専門職
介護の現場で働いているとよく耳にするチームケア。 介護施設で働いている人は、全員が利用者をサポートする上でさまざまな仕事に従事しているはずです。 例えば、医師や介護職、看護師、理学療法士などは、その代表でしょう。 これらの職種は、各持ち場でそれぞれの仕事をしながら利用者をケアしていますが、その連携を円滑にすることをチームケアといいます。

少子高齢化が進んでいる現在では、少ない人数で介護をする体制作りが介護施設においては欠かせません。 しかし、それと同時に手厚い介護も求められるので、各専門職がチームとして機能し、一体となってそれぞれの専門知識や技術を活かして介護に取り組む姿勢が重視されつつあります。

介護職だけが介護に携わっているとどうしても視野が狭くなってしまいます。また、介護職は医療行為が行えないため、緊急時に迅速な処置ができなくなってしまいます。 しかしチームケアを行っていれば多角的な視点をもって介護に臨むことができるので、利用者により安心感や安全性を提供できます。 医師や看護師などの医療系のスタッフが介護チームに加われば持病の管理がしやすくなり、病気を発症したときにもスムーズに対応することが可能です。 あるいは理学療法士がいれば、高いレベルのリハビリ訓練を実施することもできます。

このようにチームケアには様々なメリットがあり、利用者が充実したケアを受けるためには欠かせなくなっています。 近年ではこのことを受け、有料老人ホームやサービス付き高齢者住宅でも医療機関との提携をはじめるなど、積極的な動きが現れています。 「質の高い介護をしたい」という方は、ぜひ転職活動時にはこのような施設をリサーチして、職場の候補に入れてみるとよいでしょう。

認知症介護に客観的な視点を得る方法

2019-12-16 05:54:12 | 介護
介護職として働いているとよく耳にする認知症。
介護職として働いているのであれば、それに関する知識も頭に入れておきたいものです。
認知症介護は、こちらの思いがあってもなかなかそれが届かず、介護する側も悩ましい問題として抱えることも少なくありません。
どう対処するか介護職としても知っておくことが大切です。
例えば、認知症でお困りのご家族がいた場合、主治医に相談したり、看護師さんやリハビリの専門職、薬剤師や相談員と多職種で問題解決の糸口を探るということも必要ですし、日常接している(接してきた)ご家族と定期的に話し合うことも効果があることもあります。

さらに認知症に関しては、専門的な知識を持ってアドバイスできる人たちが地域の中にもいます。
まずは、認知症認定看護師という、看護師さんが特別な勉強をして日本看護協会の認定を受けた方々。
この人たちは医療機関に所属している場合が多く、薬や病気などの医療的な面からみたアドバイスをいただくことが可能です。
物忘れ外来に勤務されている場合もあるようですので、医療機関受診の際には聞いてみるのも一つかもしれません。

次に、認知症介護指導者。こちらは日本に3箇所しかない認知症介護研究・研修センターで厚生労働省の定める研修を修了した人を指します。
基礎資格は介護福祉士や看護師、介護支援専門員など様々ですが、福祉施設に所属していることが多いので、近隣の介護施設などに在籍していることも。
住んでいる都道府県の看護協会や高齢者福祉担当課では、こうした人たちの所属を把握しているので、連絡をすることも可能です。

また、グループホームという認知症をお持ちの方に特化した施設もあります。
「認知症対応型共同生活介護」とも呼ばれており、共に共同生活を送ることで残存能力を引き出すことが目的の施設です。
入居するためには条件をクリアする必要がありますが、地域密着型の施設であるため、住み慣れた地域で過ごせる点が魅力の一つです。
また、介護職の方で認知症に特化した知識を習得したいとお考えなら、グループホームに勤務することもおすすめです。
【グループホームについて知りたい方はこちら⇒http://know-grouphome.com