知っておくべき知識

介護職になったら知っておきたい情報を記載しています。

認知症介護に客観的な視点を得る方法

2019-12-16 05:54:12 | 介護
介護職として働いているとよく耳にする認知症。
介護職として働いているのであれば、それに関する知識も頭に入れておきたいものです。
認知症介護は、こちらの思いがあってもなかなかそれが届かず、介護する側も悩ましい問題として抱えることも少なくありません。
どう対処するか介護職としても知っておくことが大切です。
例えば、認知症でお困りのご家族がいた場合、主治医に相談したり、看護師さんやリハビリの専門職、薬剤師や相談員と多職種で問題解決の糸口を探るということも必要ですし、日常接している(接してきた)ご家族と定期的に話し合うことも効果があることもあります。

さらに認知症に関しては、専門的な知識を持ってアドバイスできる人たちが地域の中にもいます。
まずは、認知症認定看護師という、看護師さんが特別な勉強をして日本看護協会の認定を受けた方々。
この人たちは医療機関に所属している場合が多く、薬や病気などの医療的な面からみたアドバイスをいただくことが可能です。
物忘れ外来に勤務されている場合もあるようですので、医療機関受診の際には聞いてみるのも一つかもしれません。

次に、認知症介護指導者。こちらは日本に3箇所しかない認知症介護研究・研修センターで厚生労働省の定める研修を修了した人を指します。
基礎資格は介護福祉士や看護師、介護支援専門員など様々ですが、福祉施設に所属していることが多いので、近隣の介護施設などに在籍していることも。
住んでいる都道府県の看護協会や高齢者福祉担当課では、こうした人たちの所属を把握しているので、連絡をすることも可能です。

また、グループホームという認知症をお持ちの方に特化した施設もあります。
「認知症対応型共同生活介護」とも呼ばれており、共に共同生活を送ることで残存能力を引き出すことが目的の施設です。
入居するためには条件をクリアする必要がありますが、地域密着型の施設であるため、住み慣れた地域で過ごせる点が魅力の一つです。
また、介護職の方で認知症に特化した知識を習得したいとお考えなら、グループホームに勤務することもおすすめです。
【グループホームについて知りたい方はこちら⇒http://know-grouphome.com