知っておくべき知識

介護職になったら知っておきたい情報を記載しています。

チームケアの重要性

2020-09-25 14:32:35 | 専門職
介護の現場で働いているとよく耳にするチームケア。 介護施設で働いている人は、全員が利用者をサポートする上でさまざまな仕事に従事しているはずです。 例えば、医師や介護職、看護師、理学療法士などは、その代表でしょう。 これらの職種は、各持ち場でそれぞれの仕事をしながら利用者をケアしていますが、その連携を円滑にすることをチームケアといいます。

少子高齢化が進んでいる現在では、少ない人数で介護をする体制作りが介護施設においては欠かせません。 しかし、それと同時に手厚い介護も求められるので、各専門職がチームとして機能し、一体となってそれぞれの専門知識や技術を活かして介護に取り組む姿勢が重視されつつあります。

介護職だけが介護に携わっているとどうしても視野が狭くなってしまいます。また、介護職は医療行為が行えないため、緊急時に迅速な処置ができなくなってしまいます。 しかしチームケアを行っていれば多角的な視点をもって介護に臨むことができるので、利用者により安心感や安全性を提供できます。 医師や看護師などの医療系のスタッフが介護チームに加われば持病の管理がしやすくなり、病気を発症したときにもスムーズに対応することが可能です。 あるいは理学療法士がいれば、高いレベルのリハビリ訓練を実施することもできます。

このようにチームケアには様々なメリットがあり、利用者が充実したケアを受けるためには欠かせなくなっています。 近年ではこのことを受け、有料老人ホームやサービス付き高齢者住宅でも医療機関との提携をはじめるなど、積極的な動きが現れています。 「質の高い介護をしたい」という方は、ぜひ転職活動時にはこのような施設をリサーチして、職場の候補に入れてみるとよいでしょう。