6月11日 日曜日 のち
今頃の時期の雨の日の記憶は、姉と2人だった頃と、歳の離れた妹が生まれてからで大きく変わる。
姉と2人だった頃はあまり遊んでもらった記憶が無く、寂しさを紛らわせるためか母方の家に入り浸りになっていた。
お祖父様の家は実家に比べて広く、池や離れもあり、敷地そのものも広大で遊び場には困らなかった。
大人しく家の中にいることもあれば、傘を差して外に出ることもあった。
確か、石垣の周りでカタツムリ🐌を捕まえてまわったことがある。
歳の離れた妹が生まれてからは、そうした“家出”をすることは少なくなり、妹が寂しい思いをしなくて良いように、と思って専ら遊び相手になっていた。
実家は母方の家に比べると広くなく、玄関先がすぐ県道なこともあり、雨の日は家の中で遊んだ。
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窓の外の雨を眺めながら、昔のことを思い出している。