徒然草-旅人のつぶやき

Let's live for today! tomorrow may never come。。。

「東日本大震災」へのボランティアと支援について

2011-03-18 11:51:40 | 徒然なること


ようやく、今回の震災について記事を書く気持ちに…


災害の状況はメディアでご存じの通り。全国民の皆様の気持ちは同じだと思います。なので、社交辞令的な文章は割愛し、現況の報告や私自身の考え、被災地からの情報を。

 

とにかく、今この場でお伝えしたいのは「自己満足的な支援」をしないこと!


以下文章は「CRAFT」のブログよりの転載です。


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過去にも何度か記事に書きましたが、私は「災害」に対して、微妙に…複雑な過去と経験をしてきました。阪神大震災では、災害の悲惨さを目の当たりにするもなにも出来ず…ただ、災害に対して「人の命を守る」ことの出来る家創りを心に誓いました。中越地震では、当時に活動していたNPO理事らとの意見の食い違いにより…やはりなにも出来なかった。唯一は中越沖地震に於いて、柏崎・西山VC(ボランティアセンター)にての災害復興活動。仕事をしている身、たいしたことは出来なかったけれど、ほんの少しでも地域の方々の役にはたてたかな… と言っても、現実はボランティア活動を通して「私が得たもの」の方が大きかったのですが…

 

知人より「東北へ走っているのか?」と何本か電話やメールががありました。今回の災害に対しては…まだ個人が動ける状況ではないのです。メディアでも伝えられているとおり、現地ではVCが完全に機能していません。ですから、地方のボランティアの方々や救援物資の受け入れが出来ないのです。「役に立たない」どころか、とても迷惑となるわけです。

もしこのブログをご覧になられている中で、個人的に物資の支援やボランティアでの現地入りを考えている方がおられればすぐに中止してください。被災地へのボランティア活動は、単なる自己満足では成り立たないどころか、被災者へ更なるダメージを与えることになるのです。まして、災害地でのボランティア経験が無い方であれば、自衛隊をはじめ現地で活動をされている方々に追い返されることになりかねません。

 

今、我々ができることは、現地で活動されている方々や、被災者の方々への金銭的な支援程度です。CRAFTが協賛している【Pocket Marche】は今回の地震の寸前に開催されました。その運営備蓄費より、ほんの僅かですが義援金を日本赤十字社へ送金いたしました。震災後に各地で開催されているイベントでは、義援金の募金活動を行っておられます。和歌山で開催された「chouchou!market」では、70万円を超える義援金が集まりました。ポケットの小銭でも、それらが集まれば災害復興への力になるのです。

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CRAFTでは現時点では募金活動などは致しません。ですが今後の動向を見極めて、積極的な支援を行いたいと考えています。西山VCで活動を共にした、岩手県立大学の山本教授と、当時大学生だった皆さんが活動を開始されています。個人的な意見ではありますが、現地での即効性のある方々への支援が必須と考えています。そのためのツイッターを立ち上げ、今後は彼らの要望に応えるべく支援活動を行いたいと思っています。



義援金というもの…実際にどういう使われ方をしているのか? 県や市などが募る募金は、基本的には被災者の支援に使われます。県や市が負担する費用は莫大なもので、それらを順次に補うのに義援金が活用されます。また、現地ボランティアの活動費にはほとんど使われません。VCの運営費には回りますが、最前線のボランティアの方々は全て自己負担にて活動されています。まぁ、それが「ボランティア」なのですが…

CRAFTは「個人企業」です。というか…「ボク自身」ですね…(汗笑) なので、今後も「個人的な方向性」で支援していこうと思います。賛否両論はあるとはおもいます。そのうえで、この災害に対する支援を「出来る範囲」で行いたいと考えています。

 


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4 コメント

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Unknown (tsucchan158)
2011-03-22 16:31:37
>saltさん
「中越」でのご経験から、よくご存じですよね。
あの時、脳味噌がひっくり返るほど「災害支援」というものを考えました…
「出来ること」「したいこと」「やるべきこと」の区別が大切ですね。

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Unknown (tsucchan158)
2011-03-22 16:26:10
>燐寸さん
今は金銭的支援、広告支援などが精一杯でしょう。
岩手の情報は山本教授のTwitterから得ています。
あの頃は大学生だったミンナも頑張ってるようです!
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Unknown (Salt)
2011-03-20 10:18:10
確かに自己満足や自分探しのボランティアは、現地の邪魔になります。

とにかく人手がいるというレベルではないので、何をするべきかわかっている人たちがピンポントで職能を発揮するのを見守る段階ですね。

まだまだ復興まで時間がかかるでしょう。自分の出番を感じた人たちが少しずつ動きはじめるでしょう。

今回は、日本の原発事情も国民の知るところとなりました。これまでの災害とはちょっと違います。
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NPOの後方サポート (燐寸)
2011-03-18 18:54:10
しています。
前にも書いてますが、今は素人の出番ではないようです。

特に今回は何もなくなっている。
人、建物、行政(役場)もなくなっているところが多い。
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